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新国立劇場「ドン・ジョヴァンニ」

Dongiovanni_1新国立劇場の「ドン・ジョヴァンニ」4月22日(日)の公演を観ました。

今シーズン、METライブビューイングになったメトロポリタンオペラの「ドン・ジョヴァンニ」を歌ったマリウシュ・クヴィエチェンがタイトルロールを歌うということで、昨年12月にチケットを取って以来、楽しみにしていた公演です。

「ドン・ジョヴァンニ」 全3幕

指揮:エンリケ・マッツォーラ
演出: グリシャ・アサガロフ

ドン・ジョヴァンニ: マリウシュ・クヴィエチェン
レポレッロ: 平野 和
ドンナ・アンナ: アガ・ミコライ
ドンナ・エルヴィーラ: ニコル・キャンベル
ドン・オッターヴィオ: ダニール・シュトーダ
騎士長: 妻屋 秀和
ツェルリーナ: 九嶋 香奈枝
マゼット: 久保 和範

まず何と言っても予想していた以上に素晴らしかったのがクヴィエチェンでした。

どちらかというと小柄なのに、深々としていながら張りのある、朗々としたその声にうっとりです。
きびきびとした立ち居振る舞いも颯爽としていて素敵だし、なるほどドン・ジョヴァンニは嵌まり役ですね。
全速力の「シャンパンの歌」でも余裕だし。

今シーズンのMETライブビューイングの時は直前のドレスリハーサルで背中を痛めて初日とその次の回を降板、ライブビューイング収録日の1回前から復帰はしていましたが、まだあの時は本調子ではなかったように思いました。

あの時と比べると、今回生で聴いた方がずっとずっとステキheart04

レポレッロの平野さんも、クヴィエチェンとなかなかバランスの良い主従で良かったです。
ただ、大好きな「カタログの歌」は、私の感覚からするとちょっと緩急をつけ過ぎな感じがしたのですが(モーツァルトの曲ってもっと in tempo なものだと思うのだけど....)、指揮のマッツォーラのやり方なのでしょうか?

ドンナ・アンナのアガ・ミコライさんも、澄んだ声のピアニシモが美しくて気に入りました。
ドンナ・エルヴィーラのニコル・キャンベルさんの声が大人っぽく成熟した感じの声なのに比べて、若くて真っ直ぐな感じなのも役にあってると思いました。

ドン・オッターヴィオが、いちおうきちんと正確には歌っているものの、ちょっと存在感の薄い声だったのが残念。まぁ、もともと影の薄い役ではあるのですが...

前回の「オテロ」も舞台をシチリアではなくヴェネツィアに移していましたが、今回の「ドン・ジョヴァンニ」の演出もスペインではなくてヴェネツィアという設定になっていて、2つ連続したのもちょっと面白いですね。

今回は母を連れて行ったので、奮発して2階正面の2列目だったのですが、良い席を取った価値がある公演でした。

クヴィエチェンのリハーサルがたいへん好調という情報を目にしてから、天井桟敷ですけれど今度の日曜日のチケットも追加で入手してあるので楽しみです。

 

【おまけ】 YouTubeにアップされていたクヴィエチェンのインタビュー動画をお借りしてきました。
ドン・ジョヴァンニの役の解釈の変遷について語っているのが興味深いです。



twitter/punkt_ochibo

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