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オペラ映画「魔弾の射手」

Der_freischutz「魔弾の射手」

原題: Der Freischütz / Hunter's Bride

公式サイト

ウェーバーのオペラ「魔弾の射手」の実写映画。

東京では3月10日から3週間限定公開ですが、ルネ・パーペが森の隠者役で出ているということなので初日に観ました。

「魔弾の射手」というと序曲はとても有名ですし、「狩人の合唱」や「花冠の歌」も良く知られていますが、日本ではあまりオペラの全曲上演はないような気がします。

後のワーグナーなどに影響を与えたと言われているドイツ・ロマン主義を代表するオペラだそうですが、私もオペラ全曲は見るのも聴くのも今回が初めて。

歌手陣はドイツ、オーストリア、スイスなどのドイツ系の歌手で固めていますが、演奏はダニエル・ハーディング指揮によるロンドン交響楽団です。

ドレスデン郊外で撮影された映像は美しく、初めて聞くアリアもロマンチックで美しいものでした。狼谷のシーンはCGも使ってゴシックホラー的に。

非常に有名な序曲は定石通りオペラ全体のダイジェストになっていて、随所で序曲にも出てくるモチーフが聞こえてきて、初めて聞くオペラですが「おお、これこれ」と思えて楽しめました。

主役のマックスを歌ったミヒャエル・ケーニヒがあまり若者っぽく見えないのがちょっと残念でしたが、歌は素晴らしかったです。

ヒロイン、アガーテ役のユリアーネ・バンゼは声に品があって良いですね。
従妹のエンヒェン役のレグラ・ミューレマンはとても美人さんなので目立つように撮られているように感じましたが、声はまだちょっと未熟な感じが...でも若いので、今後が楽しみな方ですね。

さて一番のお目当てのルネ・パーペは、あの髪型はもうちょっとなんとかならんのかね(笑)とも思いましたが、声も歌も安定していて迫力も貫禄も十分で素晴らしい。
試写をご覧になったかたが、「ぜんぜん枯れてない隠者」と評されていましたが、確かにまったく枯れてないし、なんだかとっても強そう coldsweats01
ま、パーペですからね。

ちょっと面白かったのが、冒頭、村の子供たちに人形劇でアガーテに隠者が白いバラの花を授けるシーンを見せるのですが、そのパペットの隠者の顔が結構パーペに似ていて、特に鼻の形がそっくりで思わずニヤニヤしてしまいました。

本編が終わった後のエンドロールでは、森のざわめきと風の音、鳥のさえずりが聞こえる中、微かに音楽の余韻がこだましているのが洒落ていました。
ほとんど席を立つお客さんもなく、みんな静かに余韻に浸っているのも良かったです。

極めて限定公開なのが残念ですが、東京では3月30日まで。
大阪では3月24日から、名古屋も詳細は未定ですが上映があるようです。

公式サイト:劇場情報


twitter/punkt_ochibo

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