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NY旅行記:第2日目 「失礼、これはパーペのサイン会の列ですか?」

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第2日目:12月9日(金)

今日は決まった予定が入っているのは午後からなので、午前中はMoMA(ニューヨーク近代美術館)へ。

左はMoMAの中の吹き抜けで、右下はMoMAの庭の写真です。

(写真はすべてクリックで大きくなります。)

MoMAの名品として日本でも有名なのは、ゴッホの星月夜セザンヌルソーあたりでしょうか。
さらにここはカンディンスキーのコレクションでも有名ですが、今回見ることができてうれしかったのは、ジャクソン・ポロックの Number 31

20111209_1 いわゆるアクションペインティングで描かれた大きな画面は、図録やインターネットの小さな画面では到底その魅力は伝わりようがありませんが、このただ絵の具をたらしただけのような絵が、実物を見ると何か強く引き付けられる不思議な魅力があるのです。

10年近く前に上野で見たMoMA展は大行列、大混雑で大変でしたが、こちらではゆったりと好きなだけ好きな絵の前にいられる幸せをたっぷり享受できるのが素晴らしいです。

この日、午後3時からはメトロポリタン歌劇場の売店、Met Opera Shop でルネ・パーペのCDのサイン会がありました。

そもそも私がニューヨークに行こうと思い立ったのは、このパーペのメフィストフェレスを観たかったというのが一番の理由でしたから、旅行にでかける2週間前にちょうど良いタイミングでパーペのサイン会もあると知った時は大変うれしかったです。
なにしろパーペが「ファウスト」に出演している期間は丸々1ヶ月あるのですから、必ずしもこちらがニューヨークに滞在している時とは限らないわけで、とてもラッキーでした。

少し早めに Met Opera Shop に行き、すでに日本版のCDは持っていましたが礼儀として Wagner のCDを購入すると、レジの店員さんも「これからパーペさんのサイン会がありますがご存知ですか?」と声をかけてくれました。「ええ、もちろんです。」と答えて、入り口近くにパーペのCDを手に持って並んでいる数名の人たちのところへ。
念のため「ルネ・パーペのサイン会の列ですか?」と確認して列に並びました。

少しずつ、「サイン会の列ですか?」と聞いては並ぶ人が増えはじめ、店員さんに「間もなくお見えになりますよ。」と言われたりして待っていると、「失礼、これはパーペのサイン会の列ですか?」と言いながら私の横をすり抜けようとする男性が。
えっ?と振り返るとサングラス姿のルネさんご本人でした。happy02

列に並んでいたみなさんが思わずちょっとキャーッheart04となった横を、ルネさんは少しニヤッとして「来てくれてどうもありがとう。」と言いながら通って用意されたサイン用のテーブルへ。

先にサインをしてもらっているお客さんが付き添っている店員さんにカメラを渡して写真を撮ってもらっているので、私も順番がきたところで店員さんにカメラを渡して写真をお願いしました。
サインをしていただきながら、ルネさんには「明日の『ファウスト』をとても楽しみにしています。観に来ますから。」と言うと、日本語で「アリガトウ」と言っていただきました。

サインをしていただいた後、一緒に並んだところも撮ってもらいましたが、検閲により写真は一部カットです。

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そしてサインしていただいたのは、こちらのCDのライナーノーツの表紙です。
CDはすでに持っているものでしたが、ホテルの部屋にBOSEのCDラジオが備え付けられていたので、部屋で聞くのにはちょうどよかったです。

 ~ * ~ * ~ * ~ 

前日の12月8日はジョン・レノンの命日でした。
彼がその玄関先で撃たれたダコタハウスはオペラハウスのあるリンカーンセンターから歩いて15分ほどのところにあり、昨日、その向かいのセントラルパークにあるストロベリー・フィールドには多くのファンが集ってジョンを偲んでいたという場所に行ってみました。

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写真は、ストロベリー・フィールドにある、ジョン・レノンを記念した Imagine の碑です。
この日も多くの人たちが来ていましたし、ギターを掻き鳴らしてビートルズの歌を次々歌っているお兄さんがいたりしました。

またオペラハウスのところまで戻ってくると、次第に暮れてゆく中でオペラハウスに明かりがともり、ひときわ輝きshineを増して魅惑的に。

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すっかり日が暮れたオペラハウスの噴水の前に特別なデートらしい正装したとても若いカップルがいたのですが、男性の方が彼女のイブニングドレス姿をしきりに記念撮影していたのが微笑ましく(でも冬の夜にコートを脱いだ薄いドレス姿は寒そう!)、二人一緒のところを撮ってあげましょうと声をかけている人もいたようでした。

 

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この日の夜は、映画「リトルダンサー」(原題: Billy Elliot)を原作にしたミュージカル BILLY ELLIOT を見ました。
粗筋は映画からきていますが、表現の仕方が全然違っていて新鮮、凄く良かったです。

映画では一番最後にアダム・クーパー演じる大人になったビリーが(マシュー・ボーン版)白鳥の湖の主役として舞台に立つシーンがありますが、舞台ではビリー少年が一人ラジオから流れる白鳥の湖の曲に合わせて夢中になって踊るうちに、いつしか大人のバレエダンサーになったビリーと白鳥の湖のグラン・パ・ド・ドゥの曲に合わせて踊る幻想的なシーンとなっていて、それが美しく感動的でした。

主役のビリーは4人の子が交代で演じていますが、私が観たのはジョセフ・ハリントン君、ブロンドの可愛い少年で、歌も踊りもとても良かったです。
ビリーの親友、ゲイの少年マイケル役のジャック・ブロデリック君とのコンビも秀逸。

映画同様、けっこうきつい北部イングランド訛りで演じられるのでセリフは聞き取れないところも多かったですが、歌とダンス中心ですし、あらすじは映画で知っているの十分に楽しむことができました。

このミュージカルは2009年のトニー賞で作品賞をはじめ10部門を受賞した作品ですし、先日ロンドンでこれを見た友人がとても良かったと言っていたのでぜひ見たいと思っていたミュージカルでしたが、ブロードウェイ公演はこの1月8日で終演とのことなので、間に合って良かったです。

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BILLY ELIOTが上演されている Imperial Theater は90年近い歴史を誇る老舗の劇場で、2階席真ん中の2列目で見ました。古い劇場なので狭いですがその分客席と舞台が近くてとても見やすかったです。

客席の椅子の横も鋳鉄製で、こんなクラシカルな装飾が施されているのもステキです。

舞台がはねて外に出てきたのは10時半ごろですが、ちょうどブロードウェイのあちこちの劇場がいっせいに終演時間を迎えるころらしく、週末の夜ということもあってタイムズスクウェア近辺はすごい人出。騎馬警官も出動していました。

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twitter/punkt_ochibo

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