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NY旅行記:第5日目 ハイC

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第5日目:12月12日(月)

今日はお天気も良さそうなので、現在修復中で中には入れないことは分かっていましたが、自由の女神を見に行くことに。

自由の女神を見に行く一般的なルートは、マンハッタン南端のバッテリーパークにあるフェリー乗り場からの船になりますが、出がけに友人がメールで教えてくれた、ハドソン川の向こうのニュージャージー側からのルートを試してみることにしました。

(写真はすべてクリックで大きくなります)

ガイドブックなどを見ても、ニュージャージー・ルートはあまり詳しく出ていないので、メールの説明を頼りに、スマホを使って前日のうちに路線やフェリーの時刻を確認しておいて出発です。

まず Times Sq-42st駅から地下鉄で 34th St.駅へ、ここで PATH Train の 33rd St.駅に乗り換え。ここの乗り換えでちょっと迷って時間をロス。
PATH は地下鉄のメトロカードはそのままでは使えないので別に切符を購入。
行先が複数あるので、間違えないように Hoboken 行きに乗車。
15分ほどで終点の Hoboken に到着します。

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ここで路面電車の Light Rail に乗り換え。

こちらも行先が複数あるので、自動券売機のところで Liberty State Park を通る路線の行先を確認して切符を購入します。この時、トランスファーチケット付きにしておくとよいでしょう。

Light Rail は真新しいビジネス街や住宅街を抜けて、15分ちょっとで Liberty State Park駅に到着しますので、ここで下車。

駅前からフェリー乗り場までのシャトルバスもあるので、トランスファーチケットがあればそれで乗車できるはずですが、フェリーが出てしまったばかりの時間に着いたので公園の中を歩いていくことにしました。

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バッテリーパークからのルートに比べると空いているとは聞いていましたが、Liberty State Park駅で降りた人は私のほかに1人だけ。その人もフェリー乗り場に行くような様子ではなく、駅前の地図をよく見て歩く方向を確認してから公園の中へ。

この公園が見事にだぁれもいませんでした。
ようやく最後の方で街路樹の手入れをする作業車をみかけましたが、フェリー乗り場までのひたすらまっすぐな道はご覧のとおりです。

フェリー乗り場には昔のターミナル駅の跡があって、エリス島で入国検査を受けた移民たちは、ここから全米各地へと旅立っていったのだそうです。

フェリーの乗船時間にはだいぶ時間があったので、対岸のマンハッタンや、古い桟橋の跡などの写真を撮って時間をつぶしていました。

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ニュージャージー側からのフェリーが最初に着くのは、かつて入国検査の施設があったエリス島です。ここは移民の歴史についての博物館になっています。

自由の女神像があるリバティー島行きのフェリーの時間をチェックして、ここは1時間ぐらいで済ませるつもりだったのですが、この移民や入国審査の歴史についての展示物が予想以上に興味深くて、さらにもう1時間かけて展示物を見てから次の船に乗ることにしました。

もちろん先住民たちもいますが、現在のアメリカを構成している人々の多くが移民だったわけで、移民国家アメリカの原点がここにあったのですね。
左下の写真はアメリカへの移住を希望する人々が期待と不安を胸に時間を過ごしたこの建物の大ホール。

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その昔は、先行している家族などの受け入れ先のない独身女性の一人旅の場合は入国することができなかったそうで、そういう人のために入国審査の時だけの一時的な結婚相手を斡旋するボランティアの団体などもあったそうです。

日本からの移民の多くはサンフランシスコなどの西海岸からの入国だったと思われますが、このエリス島の展示物にも多数の日本人の足跡があって、明治や大正時代の日本人のパスポートや写真などもかなりありました。

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エリス島を十分堪能したので、次は自由の女神像があるリバティー島へ。

この日は風がまったくなかったこともあって、船の上でもそれほど寒くなく、ずっと外のデッキから景色を楽しむことができました。

フェリーは女神像をぐるっと回るように島に近づいていくので、いろいろな角度からの女神像を楽しめますが、右の写真はリバティー島の中で、女神像の真後ろから撮ったものです。

帰りはエリス島経由でマンハッタン先端のバッテリーパークへ。

ここからウォール街は歩いてすぐなので、ショーン・ビーン・ファンにはおなじみ、「ナショナル・トレジャー」の舞台の1つのトリニティ教会へ。

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映画ではこの地下にフリーメイソンの膨大なお宝が眠っていたことになってましたね。

「ウォール街を占拠せよOccupy Wall Street」デモ発祥地の公園の横も通りましたが、すでに警察によってデモ参加者たちが排除された後だったので、公園には警察官の姿しかありませんでした。

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この後、インターネットで調べてみつけてあった、ベーコンチョコを出している別のチョコレート屋さんに行ってみることにしました。
こちらは、エセックス・ストリート・マーケットにある Roni-Sue というお店です。

このエセックス・ストリート・マーケットは右の写真のような、地元の人が日常の食料などを買いに来るようなマーケットで、Roni-Sue も手作り感いっぱいの小さなお店でした。

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ベーコンチョコは Pig Candy と Bacon Buttercrunch というナッツが入っているものと2種類買ってみましたが、パッケージもこんな風に素朴なものです。

お味の方は、前日に買ったものより塩味がはっきりした感じでした。

このベーコンチョコを買った帰り道、地下鉄の中で「この地下鉄は○○駅に止まりますか?」と聞いてきた人がいました。地元のお店の紙袋を持ってたせいでしょうか? 不思議と海外に行くとよく道を聞かれたりするんですよね。どう見ても地元民じゃないのに...

  ~ * ~ * ~ * ~ * ~

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さて、この日の夜は2本目のオペラ、ドニゼッティの楽しい喜劇「連隊の娘」を観に行きました。

写真は左から主役のマリー役のニーノ・マチャイゼ、彼女に恋するトニオ役のローレンス・ブラウンリー、マリーを娘のように育てたシュルピス役のマウリィオ・ムラーノです。

「連隊の娘」はまったく初めてだったので、旅行前に予習をしておこうと思って探してみると最近人気のフローレスがトニオを歌っているものが目に付くのですが、私はどうもフローレスの声は苦手。

結局、ジョーン・サザーランドがマリー、パヴァロッティがトニオを歌っている1967年録音のCD を手に入れたのですがこれは大正解でしたね。パヴァロッティはこの数年後にMETでこのトニオを歌ったのが大評判になって、King of High C(キング・オブ・ハイ・ツェー) という異名をとるきっかけになった役です。
YouTube のこちらのクリップで最高音のCを楽々と出しているパヴァロッティの輝くような美声を聞くことができます。

そんなわけで、このオペラを聞きに来るお客さんはみんなこのハイCを楽しみにしているわけで、トニオ役の歌手にとってはプレッシャーだと思いますが、ブラウンリーはなかなか良かったと思います。このアリアの後、しばらく拍手もなりやみませんでした。
ハイCもなかなか良いのですが、私は二幕目のマリーを思う心情を切々と訴える抒情的なアリアの方がさらに良かったと思います。

ブラウンリーの声はフローレスよりも私が好きなタイプだったのも良かったです。彼がこのハイCで有名な「連隊の娘」のアリアをコンサートで歌っているビデオクリップも YouTube にありました。

マリー役のニーノ・マチャイゼはまだ20代の現在売出し中の若手ソプラノですが、美人だし(今回は男の子みたいな役でしたけど)これから楽しみな人ですね。

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今回の「連隊の娘」でちょっと楽しみだったのが、クラッケントロップ公爵夫人の役で、キリ・テ・カナワさんが出演していたこと。

さすがに美人で有名だった名ソプラノだけあって、お歳を召しても舞台に登場しただけで華があります。客席は大喜び。

テ・カナワさんは公式にはオペラはもう引退したことになっています。でも、本来は歌わない役のこのクラッケントロップ公爵夫人で登場したテ・カナワさん、短いものですがちょっと1曲歌ってくれました。
METのデーターベースによると、挿入された歌はプッチーニの「エドガール」の中の曲だそうです。

今回の私の席は、ドレスサークルと呼ばれる4階席の正面、下手寄りの最前列。1列目だと4階でも見やすいですし、音も良い感じ。

夜のロビーの写真とともに、私の席からの眺めの写真をアップしておきます。

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twitter/punkt_ochibo

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