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ヴィゴ・モーテンセン、インタビュー ”Todos tenemos un plan” の撮影現場から

20110708clarinアルゼンチンで撮影中のヴィゴの主演映画 ”Tods tenemos un plan” に関する記事が、ここへきて急にいろいろ出てきています。

なかなか追いつけていないのですが、まずはヴィゴのインタビュー記事からご紹介したいと思います。

Clarín.com に7月8日に掲載された Viggo Mortensen: "Filmar acá es volver a mi infancia" というインタビュー記事ですが、この記事の著者の Diego Lerer さんが、自身のブログMICROPSIA にこれの長いバージョンのインタビュー記事を掲載しています。

Entrevista a Viggo Mortensen en el rodaje de “Todos tenemos un plan”: versión extendida

長いので、面白そうなところだけを英語への自動翻訳を元にご紹介いたします。

【追記】 上の写真は、同じ記事が載っているこちらに掲載されているものが解像度もよくオススメ。クリックして大きくしてください。

俳優にとって兄弟を演じることは二重に仕事することになりますね。誰かの役を演じようとする人の役を演じるのですから。

アウグスティンが彼の兄弟に置き換わろうとするのは俳優の仕事だ。他の人のすることを観察することに留意する。たとえば、もし私があなたを演じる必要があったら、私はあなたを普通よりももっと身近で観察する:どのように話すのか、どのように座るのか、どのように歩くのかといったあらゆることを。この兄弟はもう1人の身振りのいくらかや彼が着ている服を知っているけれど、彼は俳優ではない。そして例えとても優れた俳優だとしても、もう1人が観察していると気がついているとしたら、それはあなたが考える以上に難しい。そしてそれはあなたを緊張させる...

今あなたはどっちなんですか?(笑)

今やっているのはもう一方のペドロで、でも時間の70か80%は私はペドロになろうとしているアウグスティンだ。概して上手くやっているが、上手くいくことばかりではなくて、他に多くの疑いがある物事がある。誰かがこちらを見たとしたら、その人は私を知っているのか、それともただこちらを見ただけなのか? 倉庫での対応で、犬が桟橋で待っている。これは私の犬なのか? 私は知らない。

単に双子の二役をやるのではなく、片方になりすまそうとする人物の役でもあるので、そうとう込み入った感じになりそうですね。

そうではありませんが、あなたのために作られた映画のように聞こえますね。なぜならこれは、あなたがアルゼンチンを離れたように、11歳の時に彼が住んでいたところから離れた人についての話なのですから。

そうなんだ、彼は兄弟と一緒にこの地域を11の年に離れていた。もう1人は単独で戻り、彼らの間にはあまり関わりがなかった。彼は兄弟について、彼が死んでからもっと知る。彼が生きている時は彼のことは良く知らなかった。これは私についても起こったことで、アルゼンチンとの関係は時間をかけてもっと落ち着くようになった。私はここにいて仕事をしている。これは当たり前のことだ。私はこの近くに住んでいてブエノス・アイレスで少しだけ撮影をしたよ。

あなたには2人の弟さん(ウォルターとチャールズ)がいますね。彼らはここにいた時のことで何か覚えていますか?

私たちが離れた時、彼らは8歳と6歳だった。私は11歳だった。私はイメージを覚えていた。真ん中の弟も覚えていた。でも一番下の弟は一言も英語を話さなかったんだ。彼が理解できて話したのはスペイン語だけで、私の両親は心配していた。私たちが離れた時、飛行機の中で私たちの間ではスペイン語で話していたのを覚えている。そして私たちは英語を話し始めて、一番下の弟は1週間後にはそのままで完全にスペイン語を忘れてしまい、語彙を失ってしまった。私は戻ってきて、すべてを取り戻したんだ...

このプロットはそういった個人的なことをフィクションにしたみたいに聞こえますね、異なるアイデンティティ、異なる道を選んだ兄弟、11歳の時にある場所から離れて別の場所に行き、しばらくたって戻ってくるとしっくり感じる...

ある部分はそうだね。ここでの撮影は自分の子供時代に戻ったようだ。兄弟について言えば、この映画の中で見る写真は私と私の兄弟のものなんだ。なにか曖昧なものがある。大人として都市に行くと子供のころからのものを失い、忘れてしまい取り戻す事はできない。純真さを失うことと関係がある内面世界が、肉体的に、精神的に内面にある確かな何かがある。アウグスティンは物事を新たに見てそれを楽しもうとした。彼は自分がしなければならないあらゆることをやり遂げていた。レコレタ(訳注:ブエノスアイレスの山の手、高級住宅街だそうです。)にある素敵なアパートメントに妻と一緒に住み、医者だ。すべては完璧なように見えるが、彼はこれが自分自身だとは感じていなかった。そしてもう1人に、彼の兄弟になることによってもっと自分らしくなったと感じる。最初は、ボートやミツバチについて少々ぎごちないが、彼は学び、静けさに慣れていく。この役柄は、ここでは思い出す:家、泉、水路、彼の祖父母が住んでいて少年たちが11歳まで育った家。そして私もその年だった。これは、ずっと覚えていたことととても良く似ていた。

「アラトリステ」ではあなたは訛りのあるカスティリアン(スペインのスペイン語)を話していました。これはあなたが100%アルゼンチン人である最初の役ですね...

1996年にレイ・ロリガの”My brother's gun”の中の小さな役をやった。その中で、私は亡命してスペインの草原に住んでいるアルゼンチン人というシーンがあった。その中で私が話したのはほんの少しだった。ここでは、兄弟の間に違いがある。1人はより正確な方法で話し、違った口調なんだ。彼は医者で、ブエノスアイレスに住んでいてよくしゃべる。もう1人は小さな島に住んでいて私のように、普通に「なんたらかんたら」話す。これは微妙なのだけれど違いがあるんだ。

仕事の形についてですが、あなたがいつもアメリカでやっているのとはとても違うのでしょうか?

いや、独立系の映画制作とまったく一緒だよ。明らかに、ここやスペインでは文化のあり方に違いはある。でも全体的に仕事はちょうど良いようにやっているよ。あなたが言っているやり方の違いは、私が朝に全員にキスしているようなことかな...

どうやらこの映画の撮影は、ヴィゴにとっては子供時代の思い出に浸るノスタルジックな仕事でもあったようですね。
毎回、ヴィゴが撮影のたびに持ち込む私物ですが、今回は子供時代のヴィゴと弟さんとの写真が登場するようです。最終的に編集でカットされないと良いのですが...

そしてやっぱりラテンでは毎朝みんなとキスなんですね。wink

【追記】 このインタビューの後の方では、アルゼンチン映画を選んだことについて、「エージェントに殺されそうになった(笑)」なんて言っていますが、ヴィゴとしては低予算の独立系の映画だから選ぶとか、大作映画だから拒否するとかそういうことはなくて、単に自分がやりたい作品をやるだけだと言っています。また、今回ちょうどこの映画をやる時になって、急に大作のオファーが次々舞い込んできたけれど断ったこと。一度やると言ったからにはそれをやるのだ、とも言っています。「しまった、あっちの方がたくさんギャラがもらえたのに。」というようなことを言う人がいるのは知っているけれど、とも。

クローネンバーグ監督から ”A Dangerous Method” への参加を打診された時はちょうどヴィゴのご両親の具合が悪かった時期でしたが、監督からは「ご両親のところにいるのは解っているが、全てを1週間で片付けることができるし、必要があれば戻っていいから。」と言われて参加したとのこと。実際は撮影は1週間では終わっていませんでしたけどね。

リンク先の記事の中にある写真(特にモノクロのもの)は、クリックしていくと非常に高解像度の大きなものになりますので、そちらのチェックも忘れずに。

twitter/punkt_ochibo

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コメント

punktさん
久々の、ヴィゴの近況インタビュー、ありがとうございます!
アルゼンチンでサンロレンソだしで、うれしそうですね~。
こういう難しい役作りは、ヴィゴのお得意なので映画が出来上がるのが楽しみです。
それにしても、「エージェントに殺されそうになった(笑)」って!!
ハリウッドではギャラで役を選ぶ人も多いでしょうから、またヴィゴが変人扱いされることでしょう(笑)
ファンとしては、ヴィゴのやりたい映画に出てくれていいよ、ただし日本で公開されますように。これだけは切実です…

投稿: spring | 2011.07.11 09:20

springさん
エージェントだってヴィゴがどんな人だか分かっているはずなんですけど、やはり彼のギャラに応じてエージェントの取り分も決まるのでしょうから、きっと気が気ではないことでしょう(笑)

投稿: punkt | 2011.07.12 00:34

punktさん、お久しぶりです。いつも本当に有難うございます。
おフランスの映画祭に、スペイン風のお衣装で送り出せば、火消しで焦げ焦げになって帰って来るし、雨のカナダでびしょ濡れになったと思ったら、夜道を一人でぶっ飛ばして移動しちゃうし、ヴィゴのエージェントさんは胃薬が手放せないことでしょう。(手数料が歩合制なら尚更!)。
今度の映画は、以前にご紹介いただいた車の場面で、バックミラーにいつものお守りがぶら下がっていたし、どういうシチュエーションなのだろうと思っていました。本当に楽しみです。どうか日本で公開されますようにhappy02

投稿: ジャージ | 2011.07.12 00:38

ジャージさん
ヴィゴならではの事件がいろいろとありましたね。
本人は何でも自分でやらないと気が済まないみたいですから、エージェントの仕事はさほど多くないのかもしれませんが、手がかからない分、いろいろと大変なのでしょう。
ちょっとだけエージェントさんに同情します。

投稿: punkt | 2011.07.12 01:09

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