« "Inside Game of Thrones" プレビュー | トップページ | Game of Thrones の新しいビデオクリップ »

ヴィゴ・モーテンセン:「私たちはみな混血だ」

先日、12月2日にヴィゴがアルゼンチンのコルドバで Perceval Press の本のプレゼンテーションをおこなう予定とのニュースをお伝えしましたが、それに関連したヴィゴのインタビュー記事が、VOSというサイトのこちらに掲載されましたので、内容を抜粋してご紹介します。

スペイン語の記事を英語への自動翻訳をかけて読んだものなので、解釈がおかしいところもあるかと思いますがご容赦ください。

なお、上記の記事には先日、バルセロナでおこなったプレゼンテーションのときの写真とビデオクリップが一緒に掲載されています。

記事の前置きの部分によれば、このインタビューは土曜日に電話でおこなわれたもののようです。

インタビュー記事はヴィゴの生まれ、育ちについての説明の後、ヴィゴと詩や言葉とのかかわりが話題になります。

「私はアルゼンチンで子供の時に小さなお話を書き始めた。スペイン語で、あるものは英語で書いた。それから私たちはアメリカに引っ越した。私は11歳だった。その当時、そこはスペイン語を話す人はだれもいない地域で、コンピューターはなく、ケーブルTVもなかった。たった2つか3つのチャンネルはカナダのものだった。そこはとてもラテン世界からは分離された場所だった。でも私は、他のもの、サッカー、Patoruzú(訳注:アルゼンチンの漫画のキャラクター。主人公は先住民の子孫。)、習慣の記憶と同じように、言葉の記憶を持ち続けた。」と彼は回想した。

- 国は子供の時の場所だと言いますよ。

「私もそうだと思う。折に触れてスペイン語の本を読んでいる。何年かたって私は旅行をし始め、ニューヨークでプエルトリコ人、メキシコ人、スペイン人、アルゼンチン人、ウルグアイ人に会い、自分の時代遅れのスラングであの世界に戻った。」

- でも、詩は風合いのある言語、入り混じった、多文化によって豊かになります。誰も言語の純粋性を気にしませんから。

「だれの詩でも、たとえ一度もコルドバを離れたことがない人や、寝室に住んでいて決して外に出ない人であったとしても、常にいつもなにか交流がある。詩は交じり合ったものだ。人間はだれしも純粋ということはない。純血であるとはいったい何か? 私たちはみんな混血(訳注:ヴィゴはアメリカ大陸の先住民とスペイン人の混血を指す、メスティーゾという言葉を使っています。)なのだ。私の場合は明らかに、子供の時にこの国を離れていた間自分のスペイン語は冷凍されていて、私は再びそれを学び、あるいは、そう、アルゼンチンとほかの場所で新しい言葉や新しい隠語を学んできた。」

- あなたの物語や詩には、どのくらいあなたの人生が入っているのですか?

「すべての物書きと同じように、私は多くの違ったものを書いたが、いつも自分自身の人生を使って創作している、たとえそれがすべてページの上のイメージだとしても。完全に違う世界を創作するのと同じぐらい、たとえ自分では気づかなくてもそこには常に何か自分自身がある。私はいたる所を旅して、言語に対していくらか独自の結びつきがある個人として私の経験を持ちこんでいる。たとえば、CANCIONES DE INVIERNO / WINTER SONGS にはとてもリアルでとても個人的なように見えるものとそうでないものがある。おそらく私が隠して、あるいは自分自身を創作して書いたものの方が、直接の自伝的なものより、より自分自身なのだろう。」

ちなみに、このヴィゴの Winter Songs に収録されている詩ですが、かなり官能的なイメージを喚起するような詩があるので、結構意味深かもしれません。

この後、映画の撮影で出会った監督やカメラマンに影響を受けているかというような話題になり、いつものごとくクローネンバーグ監督のことを絶賛しています。

そして影響を与えるという話題の筋を取り上げて、良い映画を観たり、良い詩を読んだり、美術館で良い絵を見た時、何か良いことをしたように感じると言った。しかし、この熱中には限界があると、モーテンセンは彼自身よく分かっているあきらめをもって言った。「私は時々少し怠惰なのだ。私は多くのことをやるけれど徹底的にやるので、もっと何かが必要になって、時々自分は時期を逃したと感じるのだ。遅れて知ることができない...」

- その意味では、有名であることは大きな邪魔ですか?

「それは後で私を襲ったことの1つだね。私は長いこと働いてきた。それがきたのは驚きだった。時々それは奇妙だし少し圧倒的だ。でもそれは過ぎていくし、私はこの手の映画はやらない。今は私はインディペンデント映画かロード・オブ・ザ・リングのようには興行成績に影響を与えることのないもので仕事をしている。私は他の誰かのように、その仕事に誇りを感じたいと思ってそれを選択していることに気が付いた。私の映画のうちのいくつかは良いもので、10年、20年経っても見る価値があると思っている。ロード・オブ・ザ・リングがそういった映画ではないと言っているわけではない、別の種類の現象なんだ。

- 演技をすることと書くことの類似点と相違点はなんでしょうか?

「もしも良い監督がいて、ネットワークとともに仕事をするなら、低い水準から守られるだろう。クローネンバーグと一緒なら、一般に、物事に挑戦することができる。自分に留意してくれるであろうことを知っている。だが、悪い監督だったら、その仕事を台無しにしてしまうだろう。しかし、詩を書いてそれを朗読することになったら何が起こるかわからない。私の口と、そこで私の言葉や小さな物語を読んだり聞いたりする人々の目と耳の間で何かが変化する。書いたものと言葉を発音する間で何かが変化する。私には読者がどう受け取るかわからない。ネットワークはない。だから私は自分が書いたものとどう朗読するかに責任がある。」

今回、コルドバにヴィゴが行く一番の理由は、Perceval Press から LAS PEQUEÑAS GRANDES COSAS を出している Talo Kejner に会うためとのこと。
Talo Kejner氏はコルドバの無名の詩人で、彼は元々実業家だったのが、人民革命軍(ERP)に資金提供したことが罪とされて、先の軍事独裁政権に追われて国を離れていたのだそうです。今はコルドバに戻っているそうですが、彼の波乱の人生を詩として書きためたものが、本10冊~15冊分もあったものから選択してできたのが、今回の本というわけです。

 

【オマケ】 先日はウナクス君のヴィゴへの賛辞をご紹介しましたが、今度はアラトリステの戦友でイニゴの父親のロペを演じた、Álex O'Doghertyさんのヴィゴについてのコメントもご紹介しましょう。
ミラ・ソルヴィーノと共演したことがあるという話から、

「誘惑のアフロディー」のソルヴィーノですか?

彼女は魅力的な人だ。これらの人たちはほとんどみんな、とても礼儀正しい。とはいえ、彼らみんなを上回っているのはヴィゴ・モーテンセンだ。アラトリステで彼と一緒に仕事をした私たちは、最後には彼に恋してしまったよ。

ヴィゴには何があるのですか?

彼は最高だ: 気どりがない、親切だ ・・・私は取るに足らないのに、彼に次の日、自分のバンドと通りで演奏するつもりだと話したら、彼がそこに姿を見せたんだ。そして彼は私たち20人を闘牛に招待したんだ。

ほんとうにヴィゴは一緒に仕事をした人たちに愛されていますね。

twitter/punkt_ochibo

|

« "Inside Game of Thrones" プレビュー | トップページ | Game of Thrones の新しいビデオクリップ »

Viggo Mortensen」カテゴリの記事

コメント

punktさん
久々のヴィゴのインタビュー、ありがとうございます!

ヴィゴの詩が、官能的なイメージを喚起?
それは、やはりアリアドナさんとの事が関係しているのかしら(汗;)
本人は“すっきりしない”なんて言ってますが、とっても充実していると思いますよ。
映画も、充実してほしいですね~、『EP2』はその後どうなったのか、またニュースが途切れましたね。

投稿: spring | 2010.11.30 09:12

翻訳ありがとうございます。
最近のヴィゴの記事、みんなスペイン語なので
なかなか読めなくて困っちゃいます。
当分、この状況が続くんでしょうかsad

Winter Songs の詩、これまでの作品より
愛とか恋人?について書いたものが多いように
感じるのは気のせいじゃないですよねheart01

そして、日本全国で一斉公開されるような
ブロックバスター映画にはもう出る気がなさそうですね。
ジャクソン監督、何とか「ホビット」の第2部にヴィゴを
ひっぱりだしてくれないかな~。
    

投稿: Aralis | 2010.11.30 21:55

springさん
Winter Songs は、2009年の2月の時点で詩の朗読を録音していると viggo-worksのメールインタビューで話しているので、詩を書いたのは結構前なんですよね。
果たしてヴィゴの私小説的な詩なのか、それとも想像上、妄想上coldsweats01の産物なのか...
みんなを煙に巻いて、ニンマリしているヴィゴの顔が見えるような気もします。

Aralisさん
今までの作品に比べると、ちょっとあれ?っていうところはありますよね。
ヴィゴの次の仕事は、確かアルゼンチンで映画制作だったと思うので、完全にニュースはスペイン語のみになりそうですね。
自動翻訳とviggo-wokrsのスペイン語翻訳チームの皆さまのお力に縋って頑張ります。

投稿: punkt | 2010.12.01 00:17

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« "Inside Game of Thrones" プレビュー | トップページ | Game of Thrones の新しいビデオクリップ »