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私の休暇:ショーン・ビーン

Times_online_20100404

Times Online のこちらに、The Sunday Times のショーン・ビーンのインタビュー記事が掲載されています。

休暇にまつわるインタビューを元にした聞き書きなのですが、子供の頃の思い出や、休むということについての彼の考えが垣間見える、とても興味深い記事なので、全文をご紹介します。

私の休暇:ショーン・ビーン

世界を旅しているにもかかわらず、このシェフィールド生まれの俳優がボーンマスに行く興奮を再体験するのは難しい

Interview by Garth Pearce

今は、休暇について私が子供だったときと全く同じような興奮を感じることはない。いったいなぜなのか? 私は演技をすることを通して世界を旅してきたし、素晴らしい場所に行ってきたが、子供時代のボーンマスに行くことに対しての興奮に完全に匹敵するものはない。私たちは毎年、ヨークシャーからハンプシャーへ1960年代の古い幹線道路で行き、それは永遠にかかるかと思われた。いずれは素晴らしい砂浜のその海に面した場所に着くと知りながら、車で何時間もかかることはワクワクすることの一部だった。

私たち、私のママとダッドと妹のロレインは、朝の2時に起きて一晩中移動したものだった。ダッドは、私たちの最初の土曜日の朝、浜辺近くのトロカデロと呼ばれていたレストランで遅い朝食を取るのが好きだった。私たちは、ゲイのカップルが経営していた同じB&B(ベッド&ブレックファースト)に滞在した。彼らは時代に先駆けていたに違いない、その当時はホモセクシュアルは広く受け入れられてはいなかったからね。そこは清潔で、いつも上手に運営されていた。

私たちは何週間もそれを楽しみに待ったし、後も何週間もそれについて話をした。だがある年、ダッドは旅が十分長くないと考えた - そこで私たちはスペインへ行った、私たち最初の海外の休暇に長距離バスでね。私たちはシェフィールドの Cornell という会社で行った。ダッドは飛行機を怖がっていた、今でもそうだよ。そして私たちは自宅からリョレト・デ・マルに行ったんだ。バスはドーバーからカレーまでフェリーに乗り、そしてフランスを通り抜けて走り、スペインに行った。永遠かと思うほど長くかかったけれど、とてもワクワクしたよ。

今はどこでも自分が好きなところに休暇で行くことができて、私はほとんどそれが何のためだか忘れてしまっていた。それはくつろぐことになっているが、私は最近になってやっとそれを再発見したよ。ここ20年間、私は仕事の旅に関連した休みでさまざまな休暇を過ごしてきた。シャープを撮影していたときにはインドのようにあらゆるところに行って、私は単に撮影が終了した後に滞在したものだった。

たぶん、私がくつろぐのは難しいのだろう。ロード・オブ・ザ・リングの撮影でニュージーランドにいたとき、プロジェクトは1年半におよんだ。美しい国なのだが、自分が撮影しているとき私が考えたのはカメラの前で自分がどうするべきかということだけだった。私はまた子供たちに会うためと、ここでの生活に接触を保つためにイギリスとの間を行ったり来たりしたが、一度も休暇というふうには感じなかった。海外にいて、他にすることがないので仕事に集中していることは気にならない。家は恋しいけれど、これがこの仕事の一部だから。

上の2人の娘、ローナとモリー(2番目の妻、女優のメラニー・ヒルとの娘)が小さかったとき、よく休暇でポルトガルに行ったものだ。アルブフェイラがお気に入りだった。思い返してみると、私はこれまでにのんびりしたことがあるとは言えない。3番目の妻(女優のアビゲイル・クラッテンデン)と娘のエヴィとはデボンの友達のコテージに行ったが、やはりまた、もっときちんとした休暇をとるべきだったと思ったよ。

それで、ジョージーナとはまたきちんとした休暇をとろうと努力している。昨年、私たちはシチリア島に行ったが、とても美しく、とても親しみやすくて暑かった。私たちはタオルミナの小さな家族経営のホテルにいたが、私たち2人だけだった。夜には赤熱したエトナ山の溶岩を見ることができたし、巨大なロブスターの食事を出してくれた。喜んでまた行きたいね。

ローマや、一般的に北イタリアも好きだ。あそこには人生の楽しみを優先するという感じがあるし、休みをとることについて罪の意識がない。正直なところ、子供の頃からこれが私にとってはいつも問題だった。たとえそれがガーデニングやガレージで作業することだとしても、私はいつも何かをしていたいんだ。

いつも休暇から、演技から得られるのと同じ興奮を得ようと努力している。私のお気に入りの瞬間の1つは「ドリームゴール」(1996年公開)でサッカー選手を演じたことだ。私たちは、私のチーム、シェフィールド・ユナイテッドとマンチェスター・ユナイテッドの試合の間のハーフタイムに、ピッチで試合のシーンを再現する時間を持った。ダッドと祖父がいて、観衆がとても私を応援してくれたので、その後で私は現実の世界に戻れなかった。16パイント(訳注:約9リットル)のラガービールを飲んで、完全にしらふで、それでもまだ興奮でザワザワしていた。休暇は私に、これとまったく同じようなスリルを決して与えることはできない。

やっぱりショーンはワーカーホリックだというのがよく解りますね。
ショーンが何もしないでボーっと休暇を過ごすのが苦手だったとは...ちょっと日本人みたい。wink

 

最後にご参考までに、上の記事の中に出てきた場所や距離感などをGoogleの地図へのリンクとともにメモしておきます。

シェフィールドからボーンマス (約400km、東京から名古屋ぐらい)

シェフィールドからスペインのリョレト・デ・マル(約1700km、青森から下関ぐらい)

ポルトガルのアルブフェイラ

シチリア島のタオルミナ

twitter/punkt_ochibo

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