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スペインの雑誌 Cuore のヴィゴのインタビュー記事

Cuore2010

”The Road”のスペイン公開に合わせて、スペインの雑誌 Cuore に掲載されているヴィゴのインタビュー記事のスキャン画像が、数日前に viggo-works のこちらで紹介されました。

この中のヴィゴのインタビュー記事を、Ollieさん、Rioさん、Sageさんが英訳してくださったものが、viggo-worksのこちらにあります。

記事のタイトルは
「この映画は私に父をより近いものに感じさせた」

これまでのインタビューとダブっている部分も多いですが、ちょっと面白い返事もあるので、いつものように前置の部分を省略して、ヴィゴのインタビューの部分を全部ご紹介します。

この映画は私たちの惑星のとても暗い未来を見せています。これについてはあなたはどう思われますか?

私は生まれつき楽観主義者なんだ。毎日の生活のあわただしさに没頭してしまって時々忘れてしまうけれど、この映画の最後で私の役が言うこと、「もしも私が神だったら、この世界をまさにこの通りに作っただろう。」を信じている。言い換えるなら、たとえ可能だとしても、この世界を、あるいはこの人生を別のものと換えようとは思わないということだ。どんな物語も可能な限り簡潔に、私たちがこの惑星の上で分かち合っている生命に対して考え、受入れ、感謝させる。これは前向きなんだ。私は人々が愚かで邪悪で、同じ過ちを繰り返すだろうとは思わない。私は精神の進化を信じるよ。

この映画の中でずっと飢えている役柄を演じるためにどのぐらい体重を落としたのですか?

だいたい15kg。観客がこの役を信じるのに十分なように。私がやった唯一のことは食べる量を減らしたことだった。これも肉体的な条件も一番大変な部分ではなく、むしろ私たちの役の感情的な旅の方が困難だった。

どうやってこの挑戦に直面する準備をしたのか教えていただけますか?

私はいつも、世界の終わりや人生の終わりはいつでも起こりえると考えている、ただ毎日太陽が昇っては沈むようにね。これは何か自然なこと、生命の過程の一部なのだから恐れる必要はないけれど、承知しておく必要があって、最善の方法でそれが起きるように、可能ならばいつでも、またふさわしく闘う必要がある。私はこれまでに深く感情的な瞬間がある役を演じてきたが、今回はとても難しかったことを認めるよ。私の息子を演じた俳優のコディ(・スミット=マクフィ)と同じように、私は自分の役を私たちの周りの風景と同じぐらいリアルにしなければならなかった。彼らが持ち運んでいる罪の意識や悲しみはとても重く、私たちは観客たちをうんざりさせるのではないかと恐れたが、コーマック・マッカーシーは父と息子の間のたぐいまれな関係を創り上げ、これが最後までこのストーリーへの人々の興味を保ち続けたのだ。

あなたが父親であるという事実がこの物語を理解するようになるのに役に立ちましたか?

解らないな。私が父親だということは既定の事実だけれど、もしも私が子供を持っていなかったらどうしたかは解らない。でも、コーマック・マッカーシーとの会話の中で私たちが話したのはこのことについて、父親と息子の関係についてだった。撮影の間、息子についてや自分の父について考えたのと同じぐらい、コディの年頃だったときの自分について考えたよ。すべてが語られ、なされたとき、これは父と息子の間のラブストーリーであり、どのように彼らの関係が展開したかについてなんだ:息子が父親の先生になるんだ。これがなぜ、どんな男性でも、子供を持っていようといなかろうとこれを理解し、自分と重ねあわせることができるかということなのだ。

この映画は、あなたのお父様との関係の何か特別な思い出を呼び起こしましたか?

特定のものはないけれど、一般的に言って、私が父に対してより批判的で理解が足りなかった時のことを思い出したよ。父はまだ生きているし、この映画は父を身近に感じさせて、私はできる限りの時間を作るべきだし、父から学んで通信を開いておくべきだと感じさせた。

そしてあなたの息子さんと?

息子とはいつもとても仲が良いけど、必然的に私が息子と過ごす時間をもっと高く評価することにこの映画は寄与したよ。

彼のお母さんとは良い関係が続いていますか?

ええ、以前からずっと。彼女が私の息子の母親だからというだけでなく、芸術家として彼女に対して大きな敬意も感じているのでね。彼女は才能あふれる女性で、その上、特に物事が困難な時に偉大な高潔さと強さをそなえた人物なんだ。

あなたの最も大きな恐れはなんでしょう?

自分自身に対して正直でないことと、人生を最大限に生かさないこと。これが、私がとても活動的であり続けて、いつも芸術の分野、本の編集、書くこと、素描すること、絵を描くこと、写真...で私の興味をひくことを何かやっていることの理由の1つなんだ。この映画をやることの私の最大の恐れは、この役と、自分自身とコディについて感情的に正直になるために、できる限り自分自身をオープンにする十分な勇気を持っていないのではないか、ということだった。

先ほど、あなたは生まれつき楽観主義者だとおっしゃいました。環境を守るために、またこの惑星が映画の中のようになることを防ぐために、あなたは何をやっていますか?

手近なことを何でも。私はハイブリッド車を持っている。最初のプリウスが市場に出てきた時のね。まだとても素晴らしく機能しているよ。息子と私で共有しているんだ。できるものはすべてリサイクルする。自然の資源を無駄にしないように、また汚染しないようにしている。小さなことでも毎日やれば、よりよい世界を作る役にたつんだ。

撮影中にあなたが衣装を着替えなかったとかお風呂に入らなかったというウワサは本当ですか?

いいや、もちろん違うよ(笑)。そう、真実はある日誰かが私に尋ねて、私の返事はこうだった「そうだね、私がその間ずっと風呂に入っていないように見えるのは嬉しいね、なぜならそれが私の役が生活している状態なのだから。」私はその放置されたような外見が想定されていたのだが、それはメイクアップと衣装のトリックだった。ああ、リハーサルの間、私が丸々一週間衣装を着て、それで眠りさえしたのは本当だけれど、それは私はそれらを使い古す必要があったからで、それでますます使い古されたように見えたよ。

実際の生活で、あなたが着る服について何を重要だとしますか?

実に少ないよ。安心しているのが好きなので、服を着るときはいつも同じ手順のしきたりに沿っているんだ。靴下を履くのなら私はまず左足を最初に履くし、靴を履くのならこれも同じだ。私は左の足から始める、変わった習慣だよね。息子が子供の時も私のようだった。もしも服を特定の手順に従わないで身に着けると、彼は学校に行こうとしなかった。彼はすでにこの強迫観念を克服したけれど、私はまだなんだ。なぜだかわからないよ。

ヴィゴがお風呂に入らないだの、着たきり雀だのというウワサは根強くて、ほとんど伝説と化していますからね。coldsweats01
靴下をはくのに決まった足からというのは、利き足の関係でよく考えたらいつも同じ足から、というのはありますが、これまで気にしたことはありませんでした。
ヴィゴは意外に験を担いだり、決まった手順の儀式が必要だったりするんですね。

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コメント

うわ~、何だか、ヴィゴの知らない一面を見た気がしました。
(いや、知ってると思うのがおこがましいのですが…)
う~ん、温かく繊細!
ヴィゴは本当に素敵な人ですねvv

投稿: まめたろう | 2010.02.25 09:30

まめたろうさん
>うわ~、何だか、ヴィゴの知らない一面を見た気がしました。
ヴィゴは奥が深いですよ~(笑)

投稿: punkt | 2010.02.25 23:13

VIGGOは、日本の事情に、何か動きはないのでしょうか

彼なら、非常に深刻に受け止めてるとおもうのですが

投稿: 天宮奈津子 | 2011.03.21 02:10

落穂さん、頻繁にVIGGOの情報を拝見しています

いつもありがとうございます  感謝!!!

投稿: 天宮奈津子 | 2011.03.21 02:16

天宮奈津子さん
ヴィゴがとりたてて何かアクションを起こしたとか、特別なメッセージを発表した、ということは今のところないようです。
ただ、Perceval Press のトップページに引用されているたくさんの記事の中に、今回の日本の災害についての心ないジョークについて批判的に書かれた記事が引用されていて、さらに Shame(恥)というタイトルの詩が引用されています。
ヴィゴも気にかけてくれているのだと思いますよ。

投稿: punkt | 2011.03.21 23:26

落穂さん、そうですよね、何も感じない、人事であるという感覚をもっていないのがVIGGO その一人だと思っています

私の周りでは世界の方達が応援してくれているという情報に感動させられているのですが、一部の人達はけしからんのですね

情報ありがとうございます 

投稿: 天宮奈津子 | 2011.03.23 02:56

天宮さん
日本国内ですら、あきれ返るような発言をする政治家がいるぐらいですからね。
海外の一部の人がしょうもない発言をすることもあるでしょう。
でも、少なくともヴィゴはそれを苦々しく思っているようです。

投稿: punkt | 2011.03.24 22:21

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