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The Road : ジョン・ヒルコートの日記(2)

昨日ご紹介した、Telegraph の「The Road : ジョン・ヒルコートの日記」の続きです。

今日ご紹介するのは、ロケ地探しの話の続きと、コディ君のオーディションについての部分です。
ややネタバレがあるので、念のためそこは文字の色を薄くしておきます。

2007年10月の部分から...

 

10月9日

私たちは8つの州を横断して最初の広域ロケ地探しをスタートした - これは私たちの「現在の終末後の世界」ツアーだった。私たちは最も魅力的な税金奨励策を持っている州を探し、幸運なことに、そのような州はたまたま最も終末的な風景を持っているようであった。それらの多くの場所は、産業によって使い果たされた後、活用されずに見捨てられた、上を飛び越えてしまう場所であった。クリスは、誰かが、1969年から閉鎖された州間高速道路で、8マイル(約13km)4車線のブリーズウッド・ターンパイクの写真をポストしていた Lost and Abandoned と呼ばれるウェブサイトを見つけた。ペンシルベニアは撮影に最高の場所のように見え始めた。

そもそも終末もののジャンルで都会の図像は過度に見せられていると感じるので、私たちは都市のロケ地は問題があると判断した。これはロード・ムービーで、本には大地が深い傷を負った状態であるという鋭い感覚があった。ワシントン州のセント・ヘレナ山(山の半分は1980年の火山噴火で爆発していた。)は、この映画のオープニング部分における山の荒地に設定されたシーンのために、重要な場所だった。私たちはニューオリンズにも行った。これだけのことがあった後で、どれほどきれいに片付いたままかを見ることは、とてもまじめにさせられる経験だった。

この後、11月にニック・ウェクスラーとヒルコートはボブ・ワインスタインとニューヨークのワインスタイン社のオフィスで面会します。そこの部分はちょっと省略して...

私たちのキャスティング・ディレクターのフランシーヌ・マイスラーは、少年役のためにアメリカとカナダを探していて、学校の演劇部、アマチュア劇団を調べていたが、たいていは評判やウワサを広めていた。私たちはすでに力量のある子供たちの最終候補者リストを持っていたが、最近11歳になったコディ・スミット=マクフィというオーストラリア人の少年について聞いた。

アメリカ人のアクセントを学ぶという苦難を加えることになるので(後で彼はコーチすら必要ないことが明らかになった。)、私はオーストラリアで探そうとは思わなかった。コディはちょうどエリック・バナと「ディア マイ ファーザー」と言う映画を撮り終えたところで、私は予告編を見た。彼は面白そうに見えたので、私は彼にオーディション・テープを求めた。私は彼がどんな風だか感じ取れるように、彼がやるための当たり障りのないなシーンを選んだ。

コディのオーディション・テープは極めて驚くべきものだった。彼の父親のアンディが、そのシーンのヴィゴの役を演じていた。アンディもまた俳優で、195cm、カイゼル髭でタトゥーに覆われていた。(後で私たちは、道端の人食いギャングの中の最も恐ろしい1人を演じるために彼を得た。)彼らは私が求めたシーンと同じように追加のシーンをやっていて、それには私が最も悩まされていた1つのシーン -父が自分の息子に、人食いたちに捕まるよりもどうやって銃で自ら命を絶つのかを教える - が含まれていた。私はこれを、彼の息子はこれに対処できるという私へのメッセージだと受け取った - あるいは、彼らは完全に正気ではないかのどちらかだ。私は彼らを、その相性がどんな感じか見るために、最終候補者リストの少年たちとヴィゴが一緒にずっとやってみる、ロサンゼルスに来てもらった。飛行機の上で、アンディが本全体をコディに読んだことに気がついたが、コディは影響を受けていないように見えた。

私はスケートボードをすることについて彼と話をしたが、彼は明らかに本当に素晴らしい子供だった。もう1つの私の懸念であった、芸能界の育て方が潜んでいる兆候もなかった。コディの母親はタトゥー・アーティストで素晴らしくしっかりした女性で、コディの姉は才能ある女優であり、彼らは結びつきの強い家族なのだ。

私たちの最終候補リストの年齢の幅は8歳から11歳だった。だが、より幼い少年がヴィゴとともに動いている力関係を見ると、突然、すべてのシーンの意味が、単に危険の中の哀れで幼い少年についてに変わった - そんなにも幼い子供がその関係の中で道徳的な指針になって、彼の父親に対して立ち上がり、父親にその人間性を戻し、最終的に彼が独りぼっちになった時に続けていくことができるということは、飛躍が大きすぎると感じられた。だがコディとでは、その力関係は興味深い方法で複雑だと感じられた。いかにこの子供が彼の父親に挑んで別の側に突き抜けることができるかを、本当に見ることができるだろう。

私がコディについて即座に気がついたもう1つのことは、彼の生れ持った才能と題材への理解は極めて深いということだった。これは驚くべきことでとても安心させられた。彼はまた、いつでもその瞬間に入り込む能力を持っている。セリフの間に、彼の考えを見たり聞いたりすることができる。他の若い俳優たちのように素晴らしく、そうした瞬間にスイッチを入れたり切ったりするのであろう。

コディのお父さんは、ヴィゴよりも二回りぐらい体格が良くて、写真を見るといかにも強面な感じで、あの華奢なコディ君とは大違いなんですよね。コディ君も今にヴィゴよりもずっと大きくなっちゃうのかな?

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