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The Road : ジョン・ヒルコートの日記(3)

Telegraph の「The Road : ジョン・ヒルコートの日記」の続きです。( (1) および (2)

映画の準備が進み、他のキャストやスタッフが終結しはじめます。
また、ヴィゴに関する伝説coldsweats01 になりそうな話が紹介されていますよ。

日記は2007年の12月からです。

12月4日

私たちは少年の母親を演じるためにシャーリーズ・セロンの参加を得た。まったくの偶然で、コディはシャーリーズと身体的に良く似ている。シャーリーズとの最初の素晴らしい話し合いで、彼女は自分にとって、彼女の役が持っているセリフの量が目的ではなくて、その題材の中身と質が目的だとはっきりさせた。

 

2008年1月

私たちは残りのスタッフを再び集めて再構築した。私は撮影監督として、自然光に精通しているハビエル・アギーレサロベが欲しかった。私たちのアプローチの仕方は、すべてを「カメラに」捕らえ、最後の手段としてのみ VFX(デジタル視覚効果)に頼ろうとすることで、そのために大きな特殊効果と物理効果のチーム - スモーク、火炎と灰 - がロケ地に必要だった。

私たちはピッツバーグの川沿いのコルク工場から転用されたアパートに滞在した。ハビエルと私は何日も、どうやって太陽なしの世界を創り出すつもりかということについて話し合って過ごした。私たちのスローガンは「太陽は我々の敵」になった。私たちは雲に覆われたそらのために冬の間に撮影することができるが、もしも太陽が出たら大きなスクリーンで遮断する必要があり、すべての広角撮影は、太陽が低く距離がある一日の終わり以外はセーブする必要があった。天候をともなう長いシーンを通しての継続性はひどく難しい。もしもシーンが半分終わったところで雨がやんでしまったら、私たちはそれを終えるために降雨タワーを搬入する必要がある。

 

2月

ロバート・デュヴァルは、私のこれまでで一番のお気に入りの俳優の1人なので、彼の参加を得て興奮した。私たちは電話で、彼の映画における最初の役であった「アラバマ物語」のブー・ラドリーについて、いかに彼があのような脆弱性をとらえたかという話をした。もっと最近の彼の演技では、ロバートは極めてタフで力強い感性をもっていた。そこで私たちは、彼のより弱い側面に戻ることについて話をした。

我々の脚本家のジョーがリハーサルのために到着した。私たちは、ロケ地に出たらある意味時間がないと思われるので、コディとヴィゴとともに脚本を順に検討し、背後に隠された意味や意図を探索した。

そして私は脚本全体をコディに録音させて、それでシャーリーズは彼女のiPodで彼を聞いて、彼がどのように聞こえるか知ることができた。私はできる限りヴィゴがコディと一緒に出かけることを奨励し、ヴィゴは彼をピッツバーグの人体の展覧会に連れて行った。それは何百もの死んだ人間の標本で構成されていた。彼らはその後、地元の店で、食べることができる乾燥した虫の箱を見つけた - チリ味、塩味やビネガー味のコオロギや蛆虫。私たちはチリ味のコオロギをこの映画で使うことにした。

私たちの衣装デザイナー、マーゴット・ウィルソンはホームレスの人々のイメージを研究していて、体に合わない衣服から、さまざまな衣装一式を組み立てて古びさせ始めた。(後で、ヴィゴは自分の衣装で寝たものだった。ある日、彼が地元の店に入ろうとすると、彼がホームレスだと思って、彼を店舗から追い出すためにセキュリティーが呼ばれた。)

 

2月27日

撮影開始。ざっと50箇所のロケ地があり、ぎりぎりになって迫りくる吹雪のために全部のスケジュールを変更しなければならなかった。

EPではヴィゴの手のタトゥーのせいで、ロンドンのロシア系レストランのお客さんたちがヴィゴを本物のロシアン・マフィアだと思って震えあがりましたが、今度は本物のホームレスと間違われたんですね。

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