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Esquireスペイン版のヴィゴのインタビュー記事

Esquire_es_2010jan先日、viggo-works のこちらに、スペイン版の Esquire 2010年1月号のスキャン画像があるのをちょっとだけご紹介しましたが、ヴィゴのインタビュー記事の部分を、viggo-works のこちらで Ollieさん、Rioさん、Sageさん、Zooeyさんが共同で英語に訳してくださっています。

ちょっと気の利いた記事になっていますので、全文をご紹介しましょう。

また、viggo-worksのこちらには、同じ雑誌に掲載された、”The Road”の撮影監督ハビエル・アギーレサロベの日記と題した記事のスキャン画像があります。(アップの肖像写真を見ると、とても味のあるいい顔をされていますね。)

こちらもいずれ、英訳してくださるのではないかと思いますが、まずはヴィゴのインタビュー記事から...

初めて私が演技するということについて考えたのは、8歳ごろだったに違いない。それはある芝居の終わりごろだった。別の少年と私はドラゴンの衣装の中に入っていた。彼が頭の方を取ってすべての喝采を受けていた。私はドラゴンのお尻の方に制約されていた。幕が下りて私は「これが俳優になったということなのかな?」と思った。

Perceval Press(ヴィゴが設立して彼の詩や写真の本を出版している) のイベントに出席したとき、人々は私にたくさんのサインを求めた。彼らが詩人や芸術家のサインではなく、ロード・オブ・ザ・リングでアラゴルンを演じた俳優のサインを欲しがっているのは分かっていた。いいだろう、少なくともこの方法でこの本は彼らの手に渡るのだから。仕事の半分は終わった。

ここ20年私は劇場で芝居をしていない。そして、そう...怖いよ!(ヴィゴは女優のエマ・スアレスと共に、マドリッドの Teatro Español で2月に、チリ人アリエル・ドーフマンの芝居 Purgatorio を開幕する。)

ハビエル・アギーレサロベはオスカーに値する。”The Road”の撮影監督としての彼の仕事はずば抜けている。私自身が写真家なので、彼が光の質感を使うのを見ることをとても楽しんだ。彼は彼自身に注意を向けない伝統的なやり方でセットを動き回る。彼にとって魔法を創り出すのに、キャンドルかライターの他は必要ない。

”The Road”は不思議な後味を残す。これはつらい、恐ろしい映画で、感情を掻き立てるが、最後の風味は希望だ。例えば、撮影中私たちは毎日ひどい天候だった。雨、雪、私たちの周りはすべて破壊されている...だがそれにもかかわらずスタッフたちは幸福だった。なぜならこれがまさにこの映画が必要としているものだったから。

子供の頃について話すのは嫌だ、私の家族、私の私生活やごく個人的なことについて話すのは。インタビューで一言で話し、残りの人生でそれを後悔するんだ。

裸足でいるのが大好きだ。何か大地の要素のためにやってるわけじゃない。単に靴を履いているのが心地よくないんだ。ハリウッドのどの俳優よりも、私の履物のコレクションは最も粗末だよ。

私はたくさんのひどい映画を作ってきた。そうは言うものの、もしも私の人生におけるあの段階を再び生きる機会があったなら、まったく同じように生きるだろう。それからとても良い教えを引き出したんだ。

私は怠惰だ。だが効果的な治療法を知っている。怠惰を克服したいのなら、ゴールを設定しろ - それがどんなものでも - そしてそのために頑張れ。

私の宗教に対する心構えは、ウォルト・ホイットマンの最も有名な詩の1つ「あらゆるものに私は神を見る、だが私は彼をまったく理解していない。」と多く共通している。

50歳に近づいていくと、人生がどんどん短くなったと感じ始める。私たちはみな死を免れず、それについて私たちはどうすることもできないことを分かっている。人生は楽しいし誰もそこから離れたいとは思わない。だが、そうだね、こういった考えは時が癒すのだろうと思う。50年間でそれを私は乗り越えられるだろう。これは確かだよ。

ロバート・ルイス・スティーヴンソン(訳注:「宝島」「ジキル博士とハイド氏」の作者)だったと思う、彼は「到着することよりも、希望を持って旅することの方がより重要だ。」と言った。 「希望を持って旅する」素敵なフレーズだ。この部分が大好きなんだ。

ちょっと前に私は「生きている人の中で最もセクシーな男性」と名付けられた。これは可笑しいと思った、なぜならこれは死んだセクシーな男性たちもいることをほのめかしているからね。(笑) ある人たちは私を「セックスシンボル」と呼び、別の人たちは私を変わり者の年寄りと呼ぶ。確かなことは、私は彼らのどちらもがっかりさせたくないということだ。

北欧神話では、正直な人々が必ずしも天国に行くわけではない。正直な人生を送ったことに対する褒美として彼らが受け取るのは、まさにその通り、正直な人生を生きることだ。これは私には魅力的だ。

悲しく思うのは理解できる。傲慢になろうという決心は理解できる。あるいは頭にくることは。だれでもそうすることに対する上手い口実を見つけることができる。だが、私が理解できないのは退屈だ。退屈になることには何の弁解もない。

私は死を恐れない、なぜならそれは停止するということだから、私はそれを、私がすべての良い本を読むこと、すべての芸術作品を見ること、最も美しい場所を通って旅することを阻むだろうから恐れるのだ。

子供の時、あなたは何になりたかったのか? バイキング。

人々は仕事をしてお金を稼ぐのにまじめ過ぎる。ほとんど誰も、「見て、素晴らしい映画の真っ只中にいるんだ。どうして会議を離れて明日にしないんだい?」とは言うことができない。

私はコメディをやったことがない。魚が自分の尻尾を食べるようなものだと思っている。彼らはおかしな役を私にオファーしないが、それは私がそういうことをするのを見たことがないからなんだ。それで私がそういった役をやると思わないので、誰もコメディを私に提案しないんだ。

時間をきちんと守る人たちは、私の全尊敬を受けるにふさわしい。

私はあまりたくさんテレビを見ない。サッカーの試合を見守り(ヴィゴはサンロレンソ・デ・アルマグロの熱心なサポーターである)、そして多くの時間をコンピューターで過ごす。それはそれとして、私は読書と散歩が好きだ。

パチパチいう炎以上に想像をかき立てるものはない。

私は甘党だ、甘いものが大好きなんだ。チョコレートは消化にいいそうだ。でもたとえそうでなかったとしても私は気にしないだろう。言うまでもなく、後味に苦味が残るものが大好きだ。

お金は食料を買うのに役立ち、子供を育て、世界を旅するのに役立つ。残りのすべては余分なことだ。「墓に埋葬するとき、身にまとっているスーツにはどんなポケットも必要ないだろう。」

他の人々を演じられることの美徳は疑わしい。私は自分自身であることの方が重要だと思う。誰をも喜ばせようとする人を私は好きではない。

もしも誠実に何かをできないのなら、それをやらない方がましである。

あなたが私と千回のインタビューができたとしても私が誰だかわからないだろう。あなたにその必要はないし、私にも必要ない。

時間をきちんと守る人を尊敬するということは、ヴィゴはきちんと守らない方なんですね。wink
Perceval Press のトップページを見ているとだいたい想像はつきますが、最近は相当パソコンを使っている様子。
ところで、チョコレートが消化にいいなんて聞いたことありますか?

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