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The Huffington Post へのヴィゴの投稿

リベラルな視点のニュースや、数多くのブロガーの投稿でできている The Huffington Post にヴィゴ本人が投稿した記事が、12月11日付で掲載されています。

The Huffington Post
"Great Man" Theory? History Is Driven by the Little Guy

アメリカで13日に放送される、The People Speak に関連したコメントになっています。
ヴィゴにしては比較的平易な文章ですがcoldsweats01 、全文をご紹介いたします。

 

「偉大な人物」理論? 歴史は小さな人によって動かされる

                          ヴィゴ・モーテンセン

俳優には、他人の想像上の人生の観点から世界を見るために、架空の人物を探索するという特権がある。時には、通常はそれほど頻繁ではないが、私たちは彼ら自身が話した言葉を言うために、歴史上の人物の言葉を話す機会がある。あるパフォーマンス・プロジェクト - 今や The People Speak と呼ばれるドキュメンタリー映画として12月13日(日)午後8時(中央標準時 午後7時)に History Channel で放送される - に深くかかわるようになって以来、これは違った種類の挑戦を、いろいろな意味で、自分自身で考える何かを提起している。(この映画のサウンドトラックは Verveレーベルで12月9日より入手可能)

このプロジェクトはハワード・ジンの本 A People's History of the United States と、Anthony Arnove と一緒の Voices of a People's History of the United States に発想を得ていて、この2冊の本は、この国の歴史を私がどのように理解するかに深い影響を及ぼした。ハワードの本は、下からの、私たちの教科書や私たちの教養の中ではしばしば見過ごされてきた普通の人々の立場からのアメリカの歴史を与える。

2005年に、ロサンゼルスで、サンドラ・オーやジョシュ・ブローリンを含む、注目に値する顔ぶれの俳優たちとともに、私たちが Voices of a People's History of the United States と呼んだ朗読の一部をやる機会を得た。ずばりと言い、不正と闘い、そして変化を起こした、私たちの国の歴史の中の人々の言葉を聞いた観客の熱心な反応は、それが人々にとってこの歴史を取り戻し、彼ら自身のものにすることができるように、どんなに力を与えるかを実証した。そしてそれがいかに、現在の問題点や関心事に歴史の光を輝かせるように啓発的であるか。

全国にわたってのこれらのパフォーマンスの成功 - あるものは高校で、あるものは劇場で、あるものはプロの俳優とミュージシャンたちとともに、あるものは高校の生徒たちとともに - は、私たちの中の何人かに、これらの物語を際立たせ保存することができるように、私たちは映画を作るべきだと考えさせた。「我々は人々の苦痛を取り除くのだ。」と強く主張した、シェイズの反乱(訳注:Wikipedia参照にいた農夫 Plough Jogger のような人々の物語。

あるいは、「この戦争は実業家たちの戦争であって、私たちが今現在楽しく過ごしている美しい状況を守るために、なぜ私たちが外へ出て行って銃で撃たれなければならないのか理解できない。」と言って第1次世界大戦を非難したために逮捕された、世界産業労働組合の無名のメンバーの1人。

あるいは、9/11で彼らの息子を失って、数日後にこの心からの声明を出した、オーランドとフィリス・ロドリゲス:「私たちの息子は非人間的なイデオロギーの犠牲者として死にました。私たちの行動は同じ目的で用いられるべきではありません。深く悲しみましょう。熟考し祈りましょう。本当の平和と正義を私たちの世界にもたらす分別ある反応について考えましょう。でも、私たちは我々の時代の残酷な行為を増大させる国にはなりません。」

過去2年間に渡ったこの映画の制作の中で私たちが発見したのは、人々はこれらの声に、深く個人的に感情的な面で反応したということだった。彼らの声が聞かれるようにするため、そして歴史不正行為を正すために、しばしば今日私たちが直面するのよりはるかに勝ち目がない中で、これまでにどのように人々が苦闘したかを理解することから彼らは刺激を受けた。これらの過去の表出から、彼らは現在の状況の中でどのように感じ生きるかという洞察を見つけた。そして彼らは異なる未来の希望も見つけた。

ハワード・ジンがしばしば指摘してきたように、歴史は上から語られた - 将軍たちや王たちや大統領たちの立場から - 受身なこと、無力感が奨励される。このバージョンの歴史は、「偉大な人々」が歴史を作るのであって普通の人々ではない。だが、下から見ると歴史には別の教えがある。変化が起こる時はいつでも、それは反対、異議、闘争、社会運動、一般の人々のピケ、ストライキ、ボイコット、座り込みをくぐりぬけてきた。このすべての人たち、私たちが歴史を作り、歴史は私たちの日々の判断によってもたらされるのだ。そして私たちは不正行為を見たらはっきりと言う責務がある。私たちは他人が私たちを「導く」ことや、私たちのために私たちの問題を解決するのを待ってはいられない。私たちはただ4年毎に1回だけでなく毎日、参加し、関与しなければならない。

ハワード・ジンの本はまた、私たちに私たちがいつも質問をする必要があることを気づかせてくれる:私が聞いていない話は何か? 私が聞いていないのは誰の声か? そして、もしも誰も私たちの物語を語らないのなら、私たちは方法を見つける必要がある - 創造的に、力強く - 彼らに私たち自身を語る方法を。

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Viggo Mortensen」カテゴリの記事

コメント

翻訳ありがとうございます。
 うう、「ヴィゴにしては比較的平易な文章」というのはたしかでしょうが、それでも難しい(^^)

 ハワード・ジンの著作の評とか広告は、数週前にちらほら見かけましたが、見かけただけで、終わっています。借りるとか買うという方に行かない・・・

投稿: mizea | 2009.12.13 21:58

mizeaさん
ヴィゴの文章はまず長いので、こんがらがるんですよね。
もうちょっと簡潔な文章を書いてくれると嬉しいんですが...(笑)

投稿: punkt | 2009.12.14 01:10

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