« 「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」公式サイト本格的始動 | トップページ | 「パブリック・エネミーズ」 »

ヴィゴのインタビュー記事「カラスとコンドルより」

Elargentino20091217 先日、こちらの写真だけご紹介した、El Argentino.comに掲載された、ヴィゴのインタビュー記事全体をご紹介しましょう。

viggo-works で Zooeyさんと Ollieさんが英語に翻訳してくださったものを参照させていただきました。

ヴィゴがナレーションを務めたコンドルのドキュメンタリー”El Camino Del Cóndor”に参加したいきさつや、子供の頃の思い出などを話しています。

カラスとコンドルより

「マテ茶を持ってきたよ。」というのが、彼がレコーディング・スタジオに入ってきたときに最初に言ったことだった。彼はグアダルーペの聖母の画像がついたTシャツと、彼がサポーターと大使をしているクラブ、サンロレンソのロゴの付いたウィンドブレーカーを着ていた。そこで待っていたのは”El Camino Del Cóndor”の監督で、彼の最初のプロジェクト -パタゴニアの印象的な映像を通して、その生息地域であるアンデス山脈の前衛の山で最大の鳥の群れを追ったドキュメンタリーのナレーションのために、ヴィゴを選んだアルゼンチン人のクリスティアン・ホラーだった。ホラーはモーテンセンが自然に興味があることを知り、またバイリンガルであると認められていたことが分って、最初にロンドンでスペイン語で録音し、後でブエノスアイレスで英語で録音したこのナレーションに理想的だろうと思った。だから、このほとんどアルゼンチン人のアメリカ人俳優は、彼の重要な芸術上の日程表にもう1つの活動を付け加えた。モーテンセンは止まらない。彼はちょうどアメリカで、コーマック・マッカーシーの小説(ピュリッツアー賞受賞)に基づく終末後の世界の映画で、その中で彼はシャーリーズ・セロンやロバート・デュヴァルと共に主演している”The Road”のプレミアをしたところだった。この映画はアルゼンチンでは2月に公開され、批評家たちの見るところによれば、再び彼をデイヴィッド・クローネンバーグの「イースタン・プロミス」でノミネートされた後彼から逃げた、重要なオスカーの候補者と見なしている。

だが、映画はヴィゴの生活のすべてではない。遠くから El Cuervo の毎日のサッカーニュースに注目して生活しているのに加えて、彼は詩を書き、本を出版し、絵を描き、音楽を演奏し...2月にはアリエル・ドーフマンの新作劇、Purgatorio で演技するためにマドリッドの舞台に戻る。”The Road”の記者会見の合間に、彼は Newsweek にこれらすべての話題について話をし、初めてホラーのドキュメンタリーへの参加について言及した。彼のパタゴニアでの子供のころの休暇、彼の自然に対する関心、彼の芸術的な関心と2010年に Ana Piterbarg監督と映画を制作するために彼をアルゼンチンに連れてくるプロジェクトについて。

何が”El Camino Del Cóndor”に参加するという考えを起こさせたのですか?

クリスティアン・ホラーがこれを提案して私がこのアイディアを気に入ったんだ。問題は、スペイン語と同じように英語のナレーションを録音するのに良い時間を見つけることだった。

何があなたを参加する気にさせたのですか?

私は動物や自然地域に興味がある。アルゼンチンにいた子供の頃、私たちの両親は2人の弟たちと私を何度も南の方への旅に連れて行き、時には私たちは、この映画で見るコンドルたちが住んでいるパタゴニアでクリスマス・キャンプをして過ごしたんだ。私は世界のあの部分を、あの地域の植物相と動物相が大好きなんだ。

パタゴニアについてどんな思い出がありますか?

子供の頃の思い出があるよ。私が見つけた小さなトカゲ、私たちが捕まえたマス、そして中でも、自然の空間の広大さ、終わりのない空と突然の気候変動。クリスティアンは戻ってくるように私を誘って、彼の家族に会い、乗馬で行き、私たちが El Camino Del Cóndor で見るいくつかの並外れた場所を見るために高地まで登った。私は引き受けることを考えてみて、この世界の美しい場所を楽しむために南に行ったんだ。

監督との最初の顔合わせはいかがでしたか?

私たちはナレーションの最初の部分を録音したロンドンで会った。私たちはマテ茶と大量のチョコレートとアルファフォーレス(訳注:これもヴィゴが大好きなアルゼンチンのお菓子ですね。ドゥルセ・デ・レチェ(ミルクジャム)をはさんだビスケットです。)を食べたんだ。サンロレンソのジャージと旗がスタジオにはあったけれど、サッカーについてはあまり多くは話さなかった。

そしてブエノスアイレスでの録音セッション?

ブエノスアイレスでは私たちはナレーションを微調整して、実のところアルゼンチンでの録音の方が少しリラックスできたと感じた。あれ以来もっと多くの映像を見たのも良かったし。その時までにクリスティアンが最終編集を終えていたんだ。

この種のドキュメンタリーが特別にコンドルの保護や、絶滅の恐れがある他の種についての認識を上昇させる助けになることができると思いますか?

間違いなく。特にそれがこれほど明確に、これらの鳥の習性についての知識の欠如のせいでコンドルが危険にさらされていること、いかに不安定で彼らの生き残りには自然のサイクルが欠かせないかということを示しているのだから。クリスティアン・ホラーのレンズを通して、コンドルの美しさ、パタゴニアとアンデスの山岳地帯の風景を見ると、私たちは心を動かされてその環境や私たちとの係わりについてもっと学ぼうという動機付けをする役目を果たすのだ。

あなたの最新の映画、”The Road”は世界の週末が起こった後の物語を語っていますね。人類の自己破壊という観点ではあなたの考えはいかがですか?

そうだね、私にとって私が学んできたことによれば、人類は自然地域の未来に大いに関係しなければならないことは明らかだ。この映画ははっきりとはそれを扱っていないが、この映画の中の破壊された風景を見た後、私たちと環境との関係について考えるだろうといった風だ。

国際的な報道の中のいくつかのコメントで、あなたの演技のオスカーへの新たなノミネーションの推測を論じています。あなたにとってハリウッドのアカデミー賞に付随する重要性は何ですか?

フリオ・コルタサル(訳注:アルゼンチンの作家)はこう書いた「なぜなら昨日は今までなかった/そして明日は明日だ」それだけだ、もしもそれが起こるなら起こるだろう。そしてもしも起きないのなら、起きないだろう。北米の配給業者はこの映画のプロモーションにあまり助けにならないので、表彰は私たちにとって、”The Road”を、この感動的な物語にふさわしい劇場や観客に確かに届かせる大きな助けになるだろう。私はこの賞やノミネーションは1つの博打、運がものをいう競技で、あまり考えすぎるべきでないものの1つだと思う。もしもこの映画がノミネートされたら、感謝の気持ちを持ってそれを受け取る、そうだ。勝っても負けても品位を持ってだ。それだけだよ。

現在、最も関わっている別の活動は何ですか?

私は書いて、人々の本を編集している。そしてマドリッドでアリエル・ドーフマンの新しい芝居のリハーサルもやっている。私にとって、他のものよりも突出した芸術的な活動というものはない。これらすべてが私の興味を引くんだ。

パタゴニアはヴィゴにとっても子供の頃の思い出につながる場所だったんですね。

私は英語版ができる前にはやばやとこのドキュメンタリーのDVDを買ってしまったので、スペイン語版しかありませんでしたが、現在、公式サイトのこちらから、英語版、スペイン語版、フランス語版を選択して購入することが可能です。
スペイン語版の場合、リージョンはフリーでしたがPAL方式でした。英語版も同様ではないかと思います。

 

【おまけ】 本日、Perceval Press のトップページに、サンロレンソのマークとともにヴィゴのこんなご挨拶が...

世界中のすべてのカラスたちに、幸せな祝日と2010年の良き始まりをお祈りします!
私は次のトーナメントに向かおうとしているチームを見ることと、またスポーツシティーの中の礼拝堂が完成したのを見ることをとても切望しています。礼拝堂の建設が遅れているとされるデマにもかかわらず、作業は完全に上手くいって新年にはこの特別な建物を公開することを光栄に思うことでしょう。みなさんと同じようにいつもシクロンのさらなる快挙を激しく期待して、私は2010年を2009年の終わりと同じように始めると思います - 勝利!
力強いハグを
”グイド”モーテンセン

2009年最後のサンロレンソの試合は、2-0でめでたく勝ちだったようなのでヴィゴも意気盛んですね。そして、例のヴィゴが寄付をして1年ちょっと前に建設が始まった礼拝堂も、ようやく完成するようです。

|

« 「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」公式サイト本格的始動 | トップページ | 「パブリック・エネミーズ」 »

The Road」カテゴリの記事

Viggo Mortensen」カテゴリの記事

コメント

Punktさまv
メリークリスマスxmas
今年も素敵なViggoの紹介ありがとうございました。
わたくし、一番印象深くクラクラ致しましたのは「ELLE」の美しい夢の記事でしたがf^_^;

パタゴニアでの少年Viggoとご家族 想像すると素敵ですね。
Viggoほとんどアルゼンチン人なの?(笑)
Punktさまにいつも幸せを頂いております。感謝を込めて。

投稿: 稲荷 | 2009.12.25 09:11

 この前、おすぎさんがラジオ番組で石橋さんが出演された時のことを、こちらのコメント欄で知りましたが、おすぎさんがブログに書いてらっしゃいました。
 アドレスはURL欄に入れました。

 芝山 幹郎 著の「映画は遊んでくれる」という新刊が、EPのヴィゴが表紙でした。書店でどきどき。 以前キネマ旬報の対談で「ヴィゴを表紙にしたら、ファンが買う・・」なんて話していた人かしらと思うのですが、買うまでは・・・(^^)「図書館へリクエスト」くらいなら。


 記事の翻訳ありがとうごさいます。 この年代のこういうインタビューでお菓子の話題が出てくる男性というのもめずらしいですよねぇ。
 

投稿: mizea | 2009.12.26 22:33

稲荷さん
ヴィゴのあの夢の話には度肝を抜かれましたね。happy02
>Viggoほとんどアルゼンチン人なの?
アルゼンチンの人たちから見ればほとんどアルゼンチン人で、
デンマークの人たちから見れば当然デンマーク人で、
カナダの人たちから見れば、母方のお祖父さんがカナダ人だったからカナダ人で、
スペイン人たちから見ればアラトリステなんだからほとんどスペイン人で、
ノルウェーの人たちから見ればヴィゴのご両親がオスロで出会っているからノルウェー産といっても良くて....
と世界中の人たちがヴィゴは自分たちと関係が深いと思っているようですよ。happy01

mizeaさん
おすぎさんのブログのご紹介ありがとうございます。
そして、「映画は遊んでくれる」
Amazonで表紙を見てきましたが、確かにあの咥え煙草のニコライですね!

>この年代のこういうインタビューでお菓子の話題が出てくる男性というのもめずらしいですよねぇ。
欧米の場合は、デザートがなければちゃんとした食事とは言えないぐらいなので、日本人の感覚よりは甘いものを話題にすることも多いのだろうとは思いますが、アルファフォーレスは駄菓子ですからね。happy01

投稿: punkt | 2009.12.26 23:46

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」公式サイト本格的始動 | トップページ | 「パブリック・エネミーズ」 »