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Grazia 2009年11月28日号のインタビュー記事より

viggo-worksのこちらで、フランスの雑誌 Grazia  2009.11.28号に載った、ヴィゴのインタビュー記事のスキャン画像をアップしてくださっています。
あの Kurt Iswarienko 撮影のヴィゴの写真も素敵ですね。

またスキャンの下には、Chrissiejaneさんがフランス語から英語に翻訳してくださった記事の内容も掲載されています。

インタビューはトロント映画祭の時のもので、ヴィゴの答えにしては短く簡潔なので、だいぶ編集の手が入っているものと思われます。
今までの繰り返しも多いので、面白そうなところだけつまみ食い的にご紹介します。

 

ヴィゴ・モーテンセン - 美しき理想主義者

51歳にして、彼はバックパックを持って無言で出発するティーンエージャーの外見と態度を持っている。彼がトロントでプロモーション中に Grazia は英雄ヴィゴの魅力の虜になった。

インタビューに答えるために靴を脱いで...強制された場合(オスカー、カンヌ、スタイリッシュな雑誌のためのフォトセッション...)にのみ、彼のジーンズとウェスタンシャツをディナージャケットと交換することに同意するであろう、この50がらみの俳優のお得意だ。だから、トロントのホテルのスウィートで私たちを迎えたロード・オブ・ザ・リングのこの有名なアラゴルンは靴下姿だった。個々の仕事が終わった時にそうしたように、絵を描くこと、彫刻、書くことそして写真に完全に身を捧げるために映画を断念すると彼は言っただろうか? いや、そして彼が最後にはそうしたとしても、誰も彼を信じないだろう。ヴィゴは苦悩する芸術家を上手に演じることができるだろうが、彼はいつも私たちがそこに彼を見出すことを愛する場所、カメラの前に帰ってくるのだ。実物のこの俳優は彼がスクリーン上で命を吹き込むヒーローよりも華奢で小さいように見える。だが彼の唇の上の小さな傷跡はいつも好奇心をそそるし、彼の青い目の凝視には欠く事のできない用心深さがあって、彼の髪は故意にくしゃくしゃだ。実際のところ、彼のアンチ・スターの行動は、彼を超大物スターにしている...

ヴィゴが彫刻作品を作った、という話は今のところ聞いたことがないので、記事中の彫刻は記者の方の思い違いではないかと思います。

詩、写真、音楽、彫刻:あなたの作品が称賛されるのはあなたが映画スターだからだ、と人々が言うかもしれないと心配はしないのですか?

その恐れはあるね、でも人々が私の作品を称賛するかどうかは気にならない。私はそれを自分の楽しみのためにやっているんだ。芸術は私にとって解放装置なんだ。私は絵を描き、書き、詩を作る必要がある。自分の詩や写真のコレクションを出版するために出版社(Perceval Press)を設立した。いつか帳尻が合ったらさらに素晴らしいのだけれど。ロード・オブ・ザ・リング三部作の成功が待遇を少し変えた。それ以前は、私が詩の朗読会をやると私の周りの友人たちの仲間だけがそこにいたんだ。今は何百人もの詮索好きな見知らぬ人たちがいる。もしも有名なことが、正当に評価されていない芸術をよりよく知られるようにするのなら、言うことはない!

芸術的な分野で、あなたが得意でないと感じる物はあるのでしょうか?

確かにあると思うよ...私は完璧さを求めてはいない。私の信条は、人生を通して自分の経験を増やしていくことなんだ。確かに、本能的に自分に合わないというものがあるけれど、判定を下す前に自分でそれを試してみようとしている。

あなたは自分自身を知識人だと思いますか?

知識人、違うね。世界人、そうだ! 映画は私にとっての恩恵として、たくさん旅行する機会をもたらした。でも、私は責任ある父親でもある。私は多くの時間をベニスにある自宅で過ごしたし、まれに出かける時は息子と一緒だ。

たとえきっかけは何であれ、それによって芸術に触れる人や、新たに何かを発見する人がいたならそれはそれで嬉しい、というようなことは前にも言っていましたね。

あなたが友達とばか騒ぎをすることを想像するのは難しいのですが、そういったことは起きるのですか?

ああ、たまにはね! ほとんどはアイスホッケーの試合でだよ。あのスポーツが大好きなんだ。そして、2010年はサッカーのワールドカップがあるから偉大な年になるよね。試合に行けない時は、仲間たちとバーで会って、彼らと一緒にリプレイを見るのが良いね。

本当にリラックスする必要がある時には何をするのですか? 「暖炉のそばで良い本を読む」なんて言わないでくださいよ!

たそがれ時にハリウッド・ヒルズに乗馬をしに行くのが好きだね。ロード・オブ・ザ・リングとオーシャン・オブ・ファイヤーの撮影中に何ヶ月も馬たちと一緒に過ごしたんだ。素晴らしいよ!

幸せでいるために他の誰も必要としていない貧しく孤独なカウボーイの伝説は、本当は女性を惹きつけるための策略ですか?

正反対だよ! 私の詩的なカウボーイの面でうっとりさせようとするたびに、完全に失敗に終わったんだ。女性を誘惑するには詩よりも食事の方がずっと効果的だね。私は手間のかかる料理を作るのが大好きなんだ。これはいつも上手くいくよ!

おっと! ヴィゴはとっておきの手料理restaurantwineで女性を口説くのか!
ぜひ、一度でいいから、ヴィゴの手料理をご馳走になりたいものです。lovely

俳優としてこれほど何年も過ごした後で、ハリウッドについてあなたがまったく耐えられないと思うことは何でしょうか?

嘘つきと自惚れ。私はハリウッドのキャリアを追い求めてはこなかった。ここ何年か、私は The Road のような何か崇高な映画で働く機会があった。だがいつもそうだったわけではない。実際、完璧な脚本が私の机の上に落ちてくるずっと前に、私の銀行口座は赤字に近づく可能性がある。時には請求書を払うために映画を撮ることを余儀なくされることもある。私は詩人で芸術家だが、現実主義者でもあるんだ!

あなたには個人的なアシスタントがいないようですね。 どうやって全てのことを管理しているのですか?

私は何も管理していないよ。それは私の秘密なんだ!(笑) もしも私に仕事をオファーしたい人がいたら、どうやって私を捕まえるかを知るだろう。その他の時間は、私は消えている方が好きなんだ。ハリウッドは私の現実じゃないよ。

オスカーを取ったらあなたは嬉しいですか?

個人的にはオスカーを取ることはそれ自体が目的ではない。でも映画にとってはこれは莫大な助けになる。

全てのアメリカ人は - そしてその中でもとりわけ俳優たちは - 大きな子供だと言われています。あなたの子供っぽい性質は何ですか?

好奇心。異なる文化に接触するのが好きなんだ。

あなたは、ある男らしさのステレオタイプを象徴しています - 広く開放的な空間における野生の男、これをどう思いますか?

それは私の映画を売るための、単なるハリウッドの宣伝だよ。(笑)

ナルシシズムの尺度を1から10とすると、あなたの点数は何点でしょう?

それは日によるね。 私が自分の映画がいかに素晴らしいかと話しているこのトロントのような映画祭では10/10だね。でも私が自宅で1人でいる時は、ナルシシズムの点数はゼロに近いよ。

好奇心は子供っぽいとも言えますが、いつまでも精神が若々しくあるためには欠かせないものですよね。

ヴィゴ、舞台も良いですけど、銀行口座が空っぽになる前に、どうか世界中のみんなが見られるような映画に出演してくださいね。お願いします。

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コメント

>ヴィゴの答えにしては短く簡潔なので、だいぶ編集の手が入っているものと思われます

 するっと納得して、そして納得したことに爆笑してしまいました。そのせいか、いや、それだけでなく(^^) 聞いている方が、いろんな予備知識を持って、広い範囲のことを聞いている感じで、でもまとまっていて(簡潔で!)(◎´∀`)ノ

投稿: mizea | 2009.12.26 22:43

mizeaさん
最近、インタビュアーの方がヴィゴのことを良く勉強してからインタビューしているものが多くなってきたような気がします。
だから、ヴィゴの答えが長いことも良く承知しているし、ヴィゴの興味の範囲がとても広いこともわかっていてインタビューしているんでしょうね。

投稿: punkt | 2009.12.26 23:54

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