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”The Road” インタビュー記事より(8)

インタビュー記事の紹介の前に、興行成績と観客の評判についてちょっと分析してみましょう。

”The Road”のアメリカにおける感謝祭の週末5日間の興行成績を Box Office Mojo で見ると、公開館数が111館と少ないにもかかわらず、5日間合計の売上げで11位、1館当たりの売上げはほとんどトップの非常にハイレベルで、なかなか良い滑り出しのようです。

IMDb のユーザーの投票による評価は、1700を超える投票があって全体の平均で8.3/10、若い人たちの方が高い評価をつけているようですね。
満点をつけている人数もかなり多いのが素晴らしい。

Rotten Tomatoes もユーザーの投票結果は81%でなかなかいい。

The Hollywood Reporter のこちらの記事によれば、ボブ・ワインスタインもこの予想以上に良い結果に大いに気を良くしている様子です。

さて、インタビュー記事のつまみ食い的ご紹介、第8弾です。

 

Suicide Girls
Viggo Mortensen: The Road

SG: あなたは実生活でいつもいい人ですか? あなたをその方向に導くある種の精神性があるのでしょうか?

VM: うーん、ほかの人たちと同じように調子の悪い日がある、疲れ果てているとか自分自身や他の人たちに対して怒りっぽくなるとか。概して、自分が他の誰よりも良いというのではないが、長い目で見ればその方が良いと、まさに学んできたので、意識的な努力をしようとしているよ。人々を公平にあつかって人々にチャンスを与えれば後悔は少なくなり、もしそうしなければ後になって後悔することになるのだから、これはいつもより良いことだ。本当に後戻りすることはできない。謝ることはできる、それは真実だ、でもあることを元に戻すことはできない。だから、行動したり早まって話す前に2回考えることはずっと良い。時々、それをしないというわけではないが、それについては気をつけようとしている。

SG: 前向きな思考や、ただ存在することについて書かれたものはたくさんあります、「ザ・シークレット」とかエックハルト・トールのように。それはあなたに情報を与えましたか?

VM: ええと、エックハルト・トールはなかなか興味深いことを書いているし、興味深い人生を送っているね。彼が実際に何らかの方法で人々を助けることができるところに到達するまでの彼の旅路は困難な行程だった。

エックハルト・トールという人がわからなかったのでちょっと調べてみましたが、自殺寸前の苦悩から一種の悟りを開いた人で、ありのままを受け入れて肯定するというような物の見方を説いている方のようです。

SG: ほとんどの俳優たちは注目が好きなのでこの職業についています。通常あなたが内にこもっているのは俳優にしては異例ですか?

VM: そうだね、私が喜んでいると言わなかったら私は不正直だろうし、あなたや他のだれかがこの映画によってに何らかの方法で感動して、私の演技が信じられて印象的だったと感じたと聞くことに満足だと認めなかったら私は嘘をついているだろう。結局は、単に俳優として、プロとしてあるいは芸術家として、私の仕事は物語を語るチームに貢献することだ。これはチームスポーツで私は自分の役割を果たさなければならない。もしも自分がこれをやったというように感じたり、ある人数の人々が私がこれをやったと感じたと私に話したら、私は明らかに喜んで嬉しく思うだろう。その意味でこれが注目であるなら、私はそれに惹かれることや嬉しく思うことを免れてはいないと思う。

人に認められるということは、誰でも嬉しいものですものね。
そして、やはりオスカー絡みの質問もでてきています。

SG: The Weinstein Companyはあなたとこの映画をオスカーのノミネーションのために強力に推し進めると期待しますか?

VM: 分からないよ。時間がたてば分かるだろう。私たちは公開が近付いている。私たちは確かにあなたや他の映画について書く人たちに話しているが、あなたは人々がこの映画を好きにさせることはできない。彼らに好きになってもらう必要があるし、私も働きかけているて、私が参加した上映会の反応からするとおそらくそう(好き)だと思う。私にとってこれはホッとするよ、なぜならこれは良い映画だと思って、一生懸命に働いて、インタビューをこなし私の責務の打ち合わせをしてきたからね。そうしても少しもかまわない何かがあるんだ。

”The Road”の滑り出しがまずまず好調で、ヴィゴの評価もとても良いようなので、ワインスタインにはせいぜい頑張ってもらいたいものです。

次はニューヨークでのインタビューです。

 

SILive.com
Staten Island Entertainment

一見したところ、俳優のヴィゴ・モーテンセンは他の有名人とただ同じように見える。目を見張るようにハンサムな、「ロード・オブ・ザ・リング」映画のスターはマンハッタンのパーク・アヴェニューにあるリージェンシー・ホテルの外の歩道で、靴下でタバコ休憩をとっていた。カラフルなサッカー・ジャージに身を飾った彼を見逃すことはない。

その鮮やかな青と赤のストライプのシャツの色は、モーテンセンが若いころに過ごしたブエノスアイレスのサッカーチーム、サンロレンソのものだ。

「彼らは私の子供時代と大人時代のアイドルで、彼らが悪いことをするはずがない。この手の無制限の支持を、私が誰に対しても持っているわけではない。」とこの俳優は、ホテルの中のレストランで長くとりとめのない会話のために座りながら言った。

感受性と知性をもって話す寡黙な男を騒々しいスポーツのファンとして思い描くのは難しいが、この51歳のニューヨーク市、ベネズエラ、アルゼンチン、デンマーク、そして最後にニューヨーク州のウォータータウン出身者は矛盾の集まりなのだ。数多くの映画の宣伝をするのは苦手だが、ここで彼は彼の最新の映画”The Road”について相当な熱心さではっきりと話していた。

「3ヶ月間続けざまで、これは小さな映画なら(制作するのに)十分だ。だがこれはこのように感情的な影響力があって、人生について真に深い方法であなたを考えさせ、ほとんどの映画がやらない何かがあると思っている。」とモーテンセンは言った。

ここのところ、サンロレンソのジャージを見ないと思ってましたが、取材を受ける時には着ていたりしたんですね。
靴下姿で外、というのも久しぶりかな?coldsweats01

モーテンセンは、観客が最近の「2012」のような他のジャンルの映画と比較しようとするであることは認めているとはいえ、この彼の映画はスペクタクルの映画ではないと強調した。

「ただ、『わぁ、あの特殊効果を見てよ。』という状態ではない。これはそうではないんだ。これはどのような特別な図像についてでもない。私たちはニューオリンズで撮影し、セント・ヘレンズ山で撮影したが、それはどこにでもある。」と彼は言う。「どこでも主要都市を見まわしてみれば、外で、住まいもなく、あのような方法で生活している人たちがたくさんいる。彼らは食料のためにゴミをあさらなければならないし、他人によって盗まれることから自分たちを守るための財産を何であれ持っているんだ。」

結局、”The Road”は人間のつながりの重要性についてで、彼が信じているメッセージはかつてないほど、より今日にふさわしいのだとモーテンセンは言った。

「2012」の評価もチラチラと見ていますが、”The Road”に比べると全然低いですからね。
そもそも比べるのが間違っていますが。

【おまけ】 以前にちょっとご紹介した、Flickrのこちらの写真(The Road に出演した子役の子がアップした撮影現場での写真)の子が、IMDbの掲示板でこの写真を紹介して、さらに撮影現場での様子を聞かれてちょっと説明したりしています。
その中で、ヴィゴにベーコンが中に入ったチョコレートをもらって、それがすごくおいしかった、と言ってます。
ベーコン入りチョコレートはやっぱりヴィゴのお気に入りみたいですね。

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コメント

Box Office Mojo で、週末3日間の成績確定版が出て、10位にはいってました!
日本でアメリカの映画興行成績を紹介する番組では、週末3日間の成績をもとにしていたと思うので、これできっと取り上げてくれるでしょうね。
 111館で11位というのもすばらしい成績と思いますが、いろんな報道では10位までで切っちゃうので、よかった~。 

 映画見た方の反応もいいようなので、口コミも期待できますね。


 そして、ベーコン入りチョコレート 出てきましたね! チョコとベーコンで作れちゃうものでしょうか。 ベーコンはちょっと加工した上で使っているのかしら。 
 電車の中でこれ書いていたら、ふらぁ。  うれしいのもあありますが、このへんで~

投稿: | 2009.12.01 17:40

すいません。 上のコメント、mizeaでした。

投稿: mizea | 2009.12.01 17:45

mizeaさん
おお、ほんとうだ。
週末3日間で10位に滑り込みましたね。
素晴らしい!
これでまた一層注目度が上がるといいですね。
こうなると、ベーコン入りチョコレート、どんなものだか食べてみたいですよね。

投稿: punkt | 2009.12.02 00:58

punktさんのお陰で撮影中の数々のエピソード知り得て幸せ~。

>ボブ・ワインスタインもこの予想以上に良い結果に大いに気を良くしている様子です。

殆ど宣伝費かけて貰ってないのに好成績でしたよね。
box office見てると金曜日にAV$5000以上だと
週末売上AV$12000以上にはなるみたいです。

ようは先見の目がないって事では。経営者としてのセンスも手腕も・・・。
この成果に誤った自信持ちそうで恐い・・・(((゜∇゜;)))ブルブル。
拡大公開かも♪と見たらリストに有りませんでした(爆)。
http://www.boxofficemojo.com/counts/chart/?yr=2009&wk=49&p=.htm

だから「何処の劇場で公開してるの?」なんてコメントが多いんですよね(汗)。
マンネリUKのポスター・・・訴求力が欠落してるポスターばかり(爆)。

腐トマは映画ファン注目格付けサイトなので上昇すると嬉しいですね。
十人十色ですが他の作品と違って観る人の素養次第で評価が分かれやすいような(笑)。
ただ否定派(殆ど中身薄いで~す)の数少ない高レベルのレビュー読んで
ヒルコート監督は優れた監督ですがこの作品の欠点が判った気が。
早く自分の目で確かめたいですね。

>The Road”の滑り出しがまずまず好調で、ヴィゴの評価もとても良いようなので、
>ワインスタインにはせいぜい頑張ってもらいたいものです。
 
ヴィゴ(コディ君も)の演技観るだけでも価値ありとの評価ホント!多いです。
今やDDLとヴィゴは作品のクオリティを上げる俳優として認知されてますよね。
オスカー、ヴィゴのノミネートは勝手に確実視してるんですが(爆)。
マン役以上の難役はないですから。でも現時点では見事に無冠(汗)。
SAG賞にノミネートされなかったら暗雲が(涙)。
万が一予想反する結果なら有権者「見る目ないなぁ・・・心眼磨けよ」って感じ。
オスカーの形骸化の噂は本当で、存在意義ないかも。
とは言えどの賞も選考基準の正当性が(・o・?)エッエェー・・・の年がありますけど(笑)。

投稿: mika | 2009.12.04 14:33

mikaさん
UKのポスターは、う~んですが、UKの配給はワインスタインではありませんよ。(ICONです。)

ノミネートは、たとえヴィゴが素晴らしくても、たまたま同じ年に他に素晴らしい俳優が目白押しだった場合はどうなるかまったくわかりません。
賞なんてそういうものなんです。
今年、他の俳優たちがどれほど素晴らしいのか、映画を見ていない私たちには何の判断のしようがありません。

ノミネートされたから素晴らしいとか、ノミネートされないから素晴らしくないというものではないし、ヴィゴと同じぐらい素晴らしい俳優が5人以上いるのかもしれないので、あまり入れ込まない方がいいですよ。
ヴィゴも、賞なんてそういうものだということがよ~くわかってますからね。

ただ、ノミネートされることによって、この映画を見てみたいと思う人が増えるという意味では価値がある、というのがヴィゴの考えのようです。

投稿: punkt | 2009.12.04 23:28

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