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トロント映画祭 ”The Road” 記者会見の記事より

20090913toronto_5昨日の”The Road”の記者会見の内容を報じる記事も、山のように出てきていますが、その大部分のタイトルが「ヴィゴ・モーテンセンは引退のうわさを否定」といった類だったのには苦笑しました。

これだけたくさん記事になれば、さすがにしばらくは引退のうわさは引っ込んでいるでしょう。

記者会見そのもののビデオクリップは、公式サイトのこちらから見ることができますし、viggo-worksのこちらでsidhex3さんがダウンロードできるようにしてくださっています。

記者会見の内容がとてもよくわかる記事や、写真のある記事からいくつかご紹介します。

NATIONAL POSTの記事(写真あり)

「TIFF記者会見日記: The Road(ヴィゴ・モーテンセンが俳優を辞めるといううわさを否定、を含む)」 より

ヒルコートは言った「世界の終末はただ人々がどうふるまうかを見るキャンバスの意味でしかなく、そうするための極端に厳しい環境なのだ。それは最高のものと最悪のものを引き出す。コーマックが言ったように、この本は人間の善良さについてなのだ。父と息子の関係は研ぎ澄まされ、そのハンディキャップから特別なものとなる。」

この少年を演じた少年もそんな風に見ることを学んでいた。「これは世界の終わりについて発信する教訓をもっているわけじゃないんだ。」とコディ・スミット・マクフィーは言った。「これはほとんどまさに父と息子の愛の映画なんだよ。(世界終末後のアメリカは)セットなんだ。これはもっと極端な、ある種の - えーと...」(訳注:ここでコディ君は助けを求めるようにヴィゴの方を見ました。)

「例」と男を演じたヴィゴ・モーテンセンが言った。

「そう、その例なんだ。」と少年を演じた少年が言った。

”The Road”を制作する過程で、ヒルコートとモーテンセンはスミット・マクフィーを男らしい活動に放り込んだ。たとえばピッツバーグのレストランでコオロギを食べたり、撮影カメラマンにいたずらをしたり。1/4カナダ人でモントリオール・カナディアンズ・ファンのモーテンセンは、どうやら若いオーストラリア人に jerseying (訳注:相手が着ているシャツやセーターを頭と両腕を抜かないまま頭の上までまくってしまって動けないようにすることのようです。)を教えようとしたようだ、だが失敗に終わった。「彼の下着を彼の頭に被せて頭突きしたんだ。」と13歳は言った。

それにもかかわらず、モーテンセンは言った、「ジョンがコディを見つけて彼をこの映画の少年に選んでくれたことをいつも感謝するだろうね、これが上手くいったのはそのせいなんだから。」

その親密な関係は記者会見を通してはっきりと見られた。この俳優たちは、(今までやった中で)どの役が自分の気持ちに最も近いですかという、ありきたりでうんざりするような質問を受けた。すると男役の俳優と少年役の俳優の間でちょっとした話合いが始まり、ちょっとの間、二人だけの世界ができた。

「これまでで最も難しい質問だよ。」と少年は声のボリュームを小さくするためにちょっとマイクから離れて座った。

「君はあの質問が嫌いかい?」と男が聞いた。「彼らが君にあれを聞いたらなんて言うの?」

「それら全部。」と少年は答えた。

「そうだ。それは僕が言おうとしてたことだよ。」と男は言った。

ヴィゴ・モーテンセンへの最も差し迫った質問は、彼の演技を辞める決心をしたというリポートは本当かどうかということだった。「私はしばらく前にただ正直なだけだった。ある人が予定されている映画があるかと聞いたので、ないと言ったんだ。それは『ああ、彼は辞めるんだ。』という風になった。私はまったくそんなことは言っていない。」と彼は言って、近いうちにスペインで芝居をすると言及した。「芝居をすることは、演技することを考慮していることだと思うよ。」

あなたの特派員はスミット・マクフィーに映画が基にした本の、洗練された不愉快な出来事を読んでどのように感じたかをたずねた。

「それが僕に感じさせたのは、みんながこの映画を見たときに感じるのと同じだと思います。悲しくて、愛があって、幸福な - たくさんの違ったものがある。」と彼は言った。

そして彼は、半分は自分自身に向かって結論を出した、「良い答えでしょう?」
(訳注:これがヴィゴに大受けしてました。)

やはり、ヴィゴとコディのやり取りが今回の記者会見のいちばんの見ものだったので、そのあたりを取り上げた記事が他にもあります。

 

CANADIAN PRESSの記事(写真あり)

「ヴィゴ・モーテンセンと若い共演者は辛辣な言葉をやり取りし、荒涼とした映画”The Road”について話題にした」 より

トロント - ヴィゴ・モーテンセンとコディ・スミット・マクフィはハローウィーンのサバイバル物語”The Road”で父と息子を演じたが、日曜日のトロント国際映画祭でリポーターたちに屈託のないトゲを撒き散らすことによって、どちらかというと軽口をたたくいたずら者のコンビのように見えた。

若いオーストラリア人と年季の入ったモーテンセンの間の心地よい親密さは、本物の人体を呼び物にした解剖の展覧会の訪問や、食べられるコオロギと芋虫の試食のためのピッツバーグのメキシコ料理のレンストランへの旅行を含む、プレプロダクション時の絆を築くための活動をこの二人組みが説明したことで示された。

「ぼくたちはお互いを好きにならなければならなかったんだ。そうでないと、たぶんこれは上手くいかなかったから。」とスミット・マクフィーは言った。「でも、ヴィゴがこんなに良い人だからぼくたちは本当に気が合って、撮影の最初からずっと友達になったんだ。」

いたずら好きの13歳が彼と彼の共演者の前に置かれた紙の名札を入れ替え、彼が「ヴィゴ・モーテンセン」に、モーテンセンが「コディ・スミット・マクフィ」と認識されるであろう状態になるまで長くはかからなかった。

後ほどこの二人組みは、モーテンセンの本命の役がなにかと聞かれたときに、レポーターの質問にどう対処するのが一番いいか臆面もなく共謀した。

コオロギを食べに行った話のところで、最初、コディ君はゴキブリって言いかけて、ヴィゴや監督にコオロギだよと言われていたみたいでした。日本でもイナゴを食べる地域がありますから、コオロギはまだわかりますけど、さすがにゴキブリはないでしょう。coldsweats01

もう1つ、AFP の記事(写真あり)から、コディ君の雪初体験にまつわる発言。

「オーストラリアの冬はけっこう寒くなるけど雪は降らないんだ。だから日常の生活で最初に空から雪が落ちてきたのを見たときには、自分にとってはとってもワクワクすることだった。」と彼は言い、彼の横にいた新しい友達モーテンセンは彼をとても可愛がった。

「それに寒さは実際の撮影の助けになったんだ。だって演技でするよりも寒い方が簡単だと思うから。」

20090913toronto_6 あとは似たような内容か記事の文章は一緒だったりしますが、なかなか良い写真があるのでご紹介しておきます。

TheStar.com : Viggo Mortensen clears the air
CTV.ca : Viggo Mortensen and young co-star trade barbs
PRESS TV : Actor Mortensen 'not quitting acting'

日本語の記事(写真入り)もあります。

AFPBB News : ヴィゴ・モーテンセン、「引退」報道に怒り

記者会見ではありませんが、写真があるので。この服装は12日の写真のようですね。

contactmusic.com : VIGGO MORTENSEN - MORTENSEN WAS THE PERFECT CHOICE TO PLAY MCCARTHY'S ROAD SURVIVOR

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コメント

punktさん
連日の翻訳、ありがとうございます。
おかげで、会見の内容が良くわかりました。
ヴィゴがコディ君を見る眼差しが、本当に父親みたいでいいですね。
トロントのヴィゴ、何だか艶々しているような気がしますが…
クロネン監督に会えるからかも?(もう会ったのかも)
しばらく睡眠不足が続きますが、風邪にはくれぐれも気をつけてくださいませ。

投稿: spring | 2009.09.15 01:02

springさん
ようやく今月の情報の洪水の山は越えたようです。
今回ヴィゴは、コディ君と一緒ですごく楽しそうですよね。
ヴィゴもコディ君も記者たちをおいてけぼりにしてますが、見ていて微笑ましいから記事にも温かくとりあげられている感じがします。

投稿: punkt | 2009.09.15 23:59

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