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ようやく”Good”を見ました

B002BC9Y48イギリスでは8月31日にDVDが発売された ”Good” ですが、ほぼ1週間で家には到着していたものの、映画祭のヴィゴ情報を追いかけるのが忙しくて、この連休中にやっと見ることができました。

アメリカでは、優柔不断でぜんぜんヒロイックではない主人公がまるで共感できないと不評だったようですが、常に周りに合わせることを気にしがちな日本人なら共感できるというか、わかるわかる、という心情になると思いました。

それにしてもヴィゴの化けっぷりは素晴らしい。

あの、イースタン・プロミスのすぐ後に撮影だったというのに、ニコライとはぜんぜん違う、いかにも気の弱そうな象牙の塔の住人が...女子学生に文字通り押し倒されてるし...wobbly

ヴィゴのこのハルダー教授ならば、ちょっと弱そうではありますが、なかなか知的でハンサムな先生なので、女子大生がクラっlovely となるのも納得です。

 

面倒な家族を抱えていて、権力に睨まれたらそのまま路頭に迷う可能性がある状況で、気が進まないまま何となくナチスに協力してしまう主人公の姿は、歯がゆいというよりも日本人なら身につまされるような気がします。

あの状況で、家族や自分自身の安全を犠牲にしてまで抵抗することなんて、本当にできるのか?

旧共産政権下にあった東欧の国々では、アメリカなどとは違って主人公の気持ちが良く分かるという反応だったそうですが、うっかりものが言えない状況とはどんなことなのか、アメリカ人の多くがそこに想像力がついていかないとすると、ほんとうに太平楽というか...

 

一方で、映画のできという点では、確かにちょっと問題があるように思います。

ハルダー教授の頭の中でだけ聞こえる音楽のシーンがものすごく少ないので、彼があれに悩まされているという感じがまったくしません。もうちょっと頻繁に出てこないと、何だか良く分からないで終わってしまいそうです。

元になっている舞台劇は相当ブラックとはいえコメディの要素がかなり強いようですが、映画ではコメディ的な部分はあまりなく、ずっとシリアスな感じです。
確かに、非常に恐ろしいコメディなのですが、映画だとそのコメディとシリアスのバランスがちょっと悪いような感じがするのが惜しい。

でも、なかなかいい映画なので、日本でもどこかで上映してくれませんかね。

ヴィゴの演技は素晴らしいのでなんだかあともうちょっと、少し惜しいような気がしました。

【追記】 DVDの特典について書くのを忘れていましたが、主要キャストと監督のインタビュー映像が唯一の特典です。映画本編には英語字幕がありますが、特典には字幕はありませんでした。

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コメント

PUNKTさん
「Good」ご覧になったんですね。
私も3度見直したのですが、何せ英語字幕が完全に読みきれないので
不完全燃焼でくすぶっています(苦笑)
ヴィゴの教授は、もうこれ以上は無いくらい麗しかったです。
本当にあなたは、ニコライだったの~!

確かにアメリカ人よりも、日本人の方が教授の心境は分かると思います。
教授は、外交官特権も、財力と工場も持っていないですし...ヒーローを求めるのは酷ですよね。
映画としては、編集がいまいちかも...もう少し長くしてアンの内面も描いてほしかったです。

punktさん、是非特典インタビューの訳をよろしくお願いします!

投稿: spring | 2009.09.26 10:15

springさん
欧米の方は、逞しくて力強くいわゆる男らしいキャラクターでないと満足できない方が多いようですね。
ヴィゴファンの中でも海外の方では、この映画はヴィゴの映画の中では一番嫌いだとおっしゃる方が一人ではありませんでした。
「えぇ~?? 人間の弱さを繊細に表現していて、なかなか良いのに! 確かに傑作とは言い難いけど。」と思うんですけどね。
特典のインタビューの訳、そのうち頑張って見ます。

投稿: punkt | 2009.09.26 23:40

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