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DOSE.CA のヴィゴとコディのインタビュー記事より

20090913toronto_2DOSE.CA に掲載された、ヴィゴとコディ君のインタビューをもとにまとめられた記事が、とても面白かったので全文ご紹介します。

 Viggo Mortensen Walks (and Talks) The Road

この2人のやり取りは、クローネンバーグ監督とヴィゴのやり取りにも匹敵するぐらい楽しいですね。

ヴィゴ・モーテンセンはその道(The Road)を歩く(そして話す)

                      by Kat Angus

ヴィゴ・モーテンセンは親切で魅力的な物柔らかに話す人だが、本当におしゃべりだ。このオスカーノミネート俳優は、最も簡単な質問を受けて、人間の本質について数分間話す - それがその質問の一部であろうとなかろうと。

もちろん、実際はそれは悪いことではない。特に人間の本質が、このようにコーマック・マッカーシーによるピュリッツァー賞受賞小説に基づく、モーテンセンの新しい世界崩壊後のドラマ、The Road の中心テーマであるので。モーテンセンは彼の息子を海岸まで到達させようとするある男を演じ、その途中でその少年に文明や思いやりの両方が不毛となってしまったように見える世界の中で、サバイバルと倫理性について教える。

「すべてを取り上げられてしまったら生活はどうなるだろう。」モーテンセンは彼のたくさんの脱線のうちの1つの中で熟考する。「ただ生き延びるためだけに生きて、必要があれば殺して自分だけを大事にする、それだけか?あるいは他にもっと何かがあるのか - 良い人でいること? 火を運ぶこと?もしもあなたが、何が人間であらしめているのかという考えを吟味しないのなら、この映画の最後で確信を持って『それがどういう意味か知っている。』とは言えないだろう。」

だが、モーテンセンはすべてユーモアが少なく修辞的なわけではない。この50歳は、この映画で彼の息子を演じた13歳のオーストラリア人、コディ・スミット・マクフィとやり取りをすると陽気になる。この二人はひっきりなしにお互いをからかい合い、冗談でお互いに失礼なことをする。

「今朝、ある人が彼に聞いたんだ、『コディ、ヴィゴと一緒に仕事をするのはどんな風でしたか?』」とモーテンセンは、スミット・マクフィをにらみながら思い起こした。「そうしたら彼はこう言ったんだ『まず最初に理解してもらわなければならないのは、彼はひどいということです。』」

スミット・マクフィーはただニヤッと笑い返して、モーテンセンを笑わせた。

この若い俳優は実生活では常に明るくていたずら好きだ。これが The Road の胸が張り裂けるような思いをさせるあの少年と同じとは信じるのが難しい。まるで、このように明るい子が、この映画のためにこのように暗い場所に行くことはとても難しいに違いないというように見える。The Road は確実に、スミット・マクフィーがやるであろう映画の中で最も困難なものにならざるを得ないだろう。

「ぼくには分らないよ、だってたくさん(の映画を)やってないから。」と彼は落ち着いて薄っすら笑みを浮かべて答えた。「20年経ったら話すよ。」

彼とモーテンセンの間の父と息子の力関係は、この映画の撮影から2年経った今でも肌で感じられる。モーテンセンはしきりに記者の質問を彼のスクリーン上の子供に向け直そうとし、彼の The Road についての考えを述べるように励ました。モーテンセンがスミット・マクフィーのことをとても気にかけているだけでなく、心から感銘を受けているのは明らかだ。

「撮影で彼は私にあらゆることを教えてくれたし、少なくともプロフェッショナルであることと全力を傾ける確かな方法を私に思い出させてくれた。彼は私の責務を固めてくれたようなものだと思うんだ。」とモーテンセンは思い出していた。「私は(監督の)ジョン・ヒルコートに言ったんだ、『もしも私たちがこの少年を演じる才能を見つけなければ、その少年が君の心を張り裂けさせたこの本から得たものを得ることはできないだろう。』『才能を見つける必要がある。』と言ったよ。」

「で、ダメだった。」と突っ込むスミット・マクフィー。

モーテンセンはくすくす笑った。

「そうだ、君はひどかった。特殊効果、メイクアップと吹き替えの素晴らしさに感謝だ。」と彼はあきれた顔をしながら言った。「とはいえ、コディには何かがある。彼にはある種の賢明さがある。彼は経験を変換し、とにかくそれは正しいんだ。彼らが(彼を)選んでくれて私は本当に嬉しかったよ。」

冗談はさておき、でもモーテンセンはとても - そして私たちは本気でとてもと言っているのだが - おしゃべりだ。ただし話題が The Road におよんだ時のみ。個人的な問題はためらいと居心地悪さに会うことになる。彼が何気なく、かつて森の中で道に迷ったことについて発言したとき、その経験についての矢継ぎばやの質問を引き起こしたので、モーテンセンはすぐにそれを後悔した。

「私はついていたんだ。」と結局は答えた。「いわば突然に冬がやってきて、私はそうすべきなほど暖かいものを着ていなかったし、たぶんそんな年の終わりのころにそんな地域をハイキングするべきではなかたんだ。私がついていたと言うのは、おそらく私はあんなふうにたやすくそれを通り抜けるにふさわしくなかったからなんだ。でも、あれは私たちの物語に関してだった。」

そしてちょうどこんな風に、モーテンセンは彼が話したいと思うもの、The Road の基礎をなすテーマに戻るのだ。

「私は楽観主義者だ。人々には能力があると思う。本当にそれに直面したときに、たとえそれが容易なものではなかったとしても正しい選択をするという取り組み方を自分はするだろうと考えたい。」と彼は言った。人生で最も重要なことは人生そのもので、それがこの映画が真剣に取り組んでいることなんだ。」

The Road は11月25日劇場公開

ヴィゴがニュージーランドで道に迷った話は知っていますが、それとは別にハイキングしていて道に迷ったことがあったのでしょうか?

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