「イースタン・プロミス」こぼれ話
viggo-worksで教えてもらいました。
「イースタン・プロミス」でダイアレクト・コーチ(訛りやアクセントの指導)を担当した、アンドルー・ジャックさんの公式サイトに、「イースタン・プロミス」撮影に関する面白いエピソードと写真が掲載されていますので、ご紹介します。
上記サイトの Eastern Promises のページには左のヴィゴと一緒の写真があります。(リンク先の写真をクリックすると大きな画像をご覧いただけます。)
「アンドルー、ロンドンの撮影のために11月は空いているかしら?」と電話の声が言った。2006年の夏に電話をかけてきたのは、プロデューサーのトレイシー・シーワードだった。「私たちはロシア語と、ロシア語訛りの両方が必要になるの。脚本を送るわね。ああ、これはデイヴィッド・クローネンバーグが監督するのよ。」返事をした。ワオ、内心思った、デイヴィッド・クローネンバーグだって!
というわけで、アンドルー・ジャックさんは、このプロジェクトにかかわることになり、さらにロシア語のコーチを助けてくれる人を探して、Olegar Fedoroさんも加わることに。この Olegar さんは、ニコライに星のタトゥーを入れる、刺青師として映画にも登場しています。
一方、アンドルーさんの方は、役作りのためロシアにでかける直前のヴィゴと会って、何度かレッスンをしたそうです。
ヴィゴがロシアから戻ってきて、私の彼との「正式の」仕事が始まった。ヴィゴの準備はいつものとおり、きめ細かく申し分なかった。彼のロシア語のアクセントはすでに確立していて、彼のロシア訪問はとても有益だった。今や私の仕事で必要なのは、限られた量のヴィゴの準備と、セットでのモニタリングだった。
さすがヴィゴ、ほとんど一人でロシア訛りの準備もできちゃったんですね。
他の俳優たちの事前準備に飛び回って、いよいよ撮影開始。そして、こんなことが...
ある日の午後、私が、モニターの前に座ってあるシーンを見直しているデイヴィッドの後ろに立っていると、彼は私の方を振り返って穏やかに言った、「アンドルー、俳優として裸で演技したことがあるかな?」 いやぁ、私はちょっと戸惑ったが、やったことがないと言ってなぜそう尋ねたかを聞いた。「トルコ風のバスシーンの格闘の最中に、ヴィゴと彼の襲撃者からカットを離す必要があるのだけれど、私のために君がそのシーンに出てくれないかなぁ、と思ってね。」 こんなオファーを、いったい拒むことなんてできるだろうか? 「小さなタオルを使えるかな?」と自分が言っているのを私は聞いた。「それなら手配できると思うよ。」と彼が言って決まりだった。
結局、このときアンドルーさんの横に、プロダクションのスチール写真を撮影する写真家のピーター・マウンテンさんがいたのですが、このピーターさんもバスハウスのシーンに出演することに。
上記の Eastern Promises のページには、「ハンサムな入浴客、ピーター・マウンテンとアンドルー・ジャック」というタイトルがついた写真が載っていますが、確かにこのお二人、あのバスハウスのシーンであわてて逃げだす他のお客さんです。
裏方のスタッフのお二人がカメオ出演していたんですね。
アンドルーさんは、これまで50本にもおよび映画でダイアレクト・コーチを務めてきていて、そのリストの中には、「ロード・オブ・ザ・リング」、「ゴールデンアイ」、「トロイ」が入っていますから、ヴィゴともショーンとも知り合いなんですね。
アンドルーさんはもともと俳優としてスタートしていて、俳優業をするかたわら、英国航空の前身のBOACの客室乗務員として海外を飛び回って外国語訛りを習得。俳優養成学校などで訛りやアクセントを教えるようになって、専門のダイアレクト・コーチになったのだそうです。
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コメント
punktさん
まさか、あのバスハウスにいたおじさん達がスタッフだったなんて(笑)
そういえば、俳優にしてはユルンダ身体つきだったな~と思い出しています。
今頃、こんな裏話が出てくるなんて…続編でもお声がかかるんでしょうね。
投稿: spring | 2009.04.15 22:20
springさん
あのバスハウスで逃げ出すお客さんたちは、自然な感じでなかなか良かったですよね。
映画史に残る名シーンに出演できて光栄だ、とアンドルーさんもおっしゃってます。
投稿: punkt | 2009.04.15 23:35