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Viggo-Works Talks With Viggo

Viggo_talks_to_viggoworksviggo-works のこちらに、viggo-works独占の、ヴィゴへのメールインタビューが掲載されています。

viggo-wokrsでは、2007年の4月にも同様のメールインタビューをおこなっていて、こちらでもご紹介させていただきました

今回も、RivResさんに直接お願いして、このインタビュー全文を日本語に訳して掲載する許可をいただきましたので、みなさまにご紹介したいと思います。このインタビュー記事の版権は viggo-works に帰属します。

なお、viggo-worksに掲載されているインタビュー原文については、ヴィゴファンのサイト、ヴィゴファンの掲示板に限って、きちんと viggo-worksの版権を記載すれば、転載しても構わないとのことですが、それ以外の場合は、事前にRivResさんに許可をとらずに転載等は禁止とのことです。

インタビュー本文の前に、このメールインタビュー実現にいたるいきさつが書かれていますが、それによると、そろそろまたヴィゴにメールでインタビューをすることが可能ではないかと思った viggo-works 管理者の皆さんが、今週の月曜日にしかるべき筋に問い合わせたところ、すぐにOKという連絡をもらったそうです。

そこで鉄は熱いうちに打てと火曜日に質問内容をまとめてメールを送ったところ、5時間もかからずに直ぐに返事が返ってきたのだそうです。

前回のときは返事をもらうまでだいぶ時間がかかったので(前回の記事によれば2ヶ月ぐらいかかっていますね。)今度もそうだろうと思っていたので、それはそれはびっくりしたそうです。

それでは、この素晴らしいインタビューを企画して、すべてのヴィゴファンに喜びを分かち合ってくださった viggo-worksのみなさまと、貴重な時間を割いて返事を書いてくれたヴィゴに感謝して、インタビューを掲載させていただきます。

 

Viggo-Works: 2007年、2008年とものすごく忙しい2年でしたね。リラックスしてくつろいだ2009年は何をされるのですか(サンロレンソ、Habs、そしてニューヨークのすべてのチームを応援するほかに)?

ヴィゴ: Perceval Press に関わることで遅れを取り戻すためのたくさんの仕事があるし、今年は何冊かの本の出版準備をしてかなりの時間を過ごさなければならないだろう。それに、ここ2年以上にずっと会わなかったり連絡をとることができなかった、たくさんの友人たちや家族のメンバーとの交際も再開できるだろうね。少なくともしばらくの間、大部分の締め切りから逃れるのが最も良いことだろうと思う。つまりどれも大急ぎで通過することなく、本を読んだりちょっと書いたり展覧会を見たりといったようなことだ。映画の仕事は、ある一定量の時間と骨折りをプロモーションの義務という形で要求し続け、"Good" は他の場所の間にオーストラリア、ニュージーランドとイギリスでこれから公開されるし、"The Road" もまた今年公開される予定なんだ。映画の仕事から一歩離れているように見えるとはいえ、やはりそれは私の前にあって、この先しばらくの間の私の参加を期待している。

 

Viggo-Works: 2009年に成し遂げたいと思っている3つのことは何ですか?

ヴィゴ: 3つよりはるかにたくさんあるが、おそらく最も重要なことは、成し遂げようとすることを止めること - ただそこに存在していようと努力する、むしろ、多すぎる計画や目的なしに毎日動くこと。私がもっと健康的な方法で仕事と生活に必要な安らぎと静けさを見つけることができるのは、唯一この方法なのだと私は思う。

 

Viggo-Works: みなさんの話では、どうやら今年、あなたはスペインで芝居をするようですね。何があなたにこのプロジェクトをもたらしたのでしょう? これはツアーをするのですか? ショートリストに載るとするとどの都市かというお考えはありますか?

ヴィゴ: 私たちはアリエル・ドーフマンの芝居 "Purgatorio" を上演することになっている。これまでにスペイン語で上演されたことのなかったもので、秋にマドリッドだ。私はアリエルにスペイン語版があるか尋ねたところ、彼はあると言って、それが上演されるのを見たいと言ったんだ。アリエルが女性の役をオファーした女優のアリアドナ・ヒルが、以前に彼女が劇場で一緒に仕事をしたディレクターにコンタクトをとって、私たちがこの芝居を上演しようとしてもよい、スペインのとても素晴らしい会場も提案された。もしもこれが実現したら、そしてそれが上手くいくようだったら、まだどこになるかは定かではないものの、私たちはどこへでもそれを持っていけるだろう。スペインの別の場所や南北アメリカでさえあり得る。時間が経てば分かる。アリエルは以前に、英語版のこの芝居に私の参加の実現性を提案していて、将来その可能性もあるだろう。もう一度、時間が経てば分かる。

 

Viggo-Works: 過去2、3年の映画で、あなたはとてもいろいろな役をやりましたね。今この時点で、あなたが別の映画のプロジェクトに 'Yes' と言うには、脚本家/プロデューサー/監督は何を持ってあなたにアプローチすれば良いのですか?

ヴィゴ: 分からないな。何か「希望リスト」といった形でプロジェクトや監督について先入観を持たないようにしている。私はただ単に知るかもしれないことを何でも持ってこようとしている。特に、オファーされて引き受けるのがふさわしいと感じるかもしれないどんな仕事でも学ぶことができるように。

 

Viggo-Works: あなたの過去の映画の役であなたにとって最も大切にしているものは何で、その理由は?

ヴィゴ: 本当にはっきりと最もお気に入りというのはないね。いかに最終的に示されたその話が良かろうがまずかろうが、新しいことを学んだことや、個々の経験で友人を作ったことの素晴らしい記憶があるからね。

 

Viggo-Works: 今年は Perceval Press では何が起きますか? 2009年にはご自身の作品の新しい本を出版する予定がありますか? 2009年にはCDについてはどうでしょうか? 私たちが今年見ることができそうな Perceval の進行中の他のプロジェクトは何でしょう?

ヴィゴ: たくさんのプロジェクトが完成までのさまざまな状態にある。出版準備がほとんどできているものとしては Scott Wannberg の "Strange Movie Full Of Death" という名前の詩集が1冊、新しいアルゼンチンの詩のアンソロジーが1冊、Michael Blake の "Twelve" という名前の注目すべきムスタング(野生馬)の雄馬の群れについての記録本が1冊、Dan Mills の "U.S. Future States Atlas" と呼ばれる概念上の地政学的な芸術的記述の1冊、アルゼンチンの詩人 Talo Kejner の詩集が1冊、そして私自身のスペイン語の詩集で "Canciones De Invierno"(訳注:「冬の歌」) と題する1冊。私はすでに "Canciones De Invierno" の多くの詩を録音していて、今はこの結果のCDをこの本の中のスリーブに入れるべきか、この本の短縮版の先駆けとして事前に発行するか決めようとしているところだ。

 

Viggo-Works: あなたは上手に Perceval Press で出版したほかの芸術家たちの本と同じように、あなた自身の本の編集者の役割を引き受けていますね。あなた自身の本の編集をするのに対して、他の芸術家たちの作品の編集にはどのように取り組むのですか? どちらがよりあなたにとって意欲をかき立てられるのでしょうか? 一般的に言って、編集における落とし穴はなんでしょうか?

ヴィゴ: 私は必要ないものはどんなものでも捨てて、彼らが持っている特有のふさわしい流れとデザインに寄与しようと、自分自身の物も含めてすべてのプロジェクトに同じように取り組もうとしている。個々の出版に対して正しいバランスを得るため、他の人々と刈り込もうとしながら、容赦なく自分自身の言葉とイメージでだんだんできるようになると信じている。私たちのところに来ている何冊かの本はほとんど完成した状態で、他の人たちからと同様、私が多くを付け加える必要はまったくない。編集者として私が気づいた落とし穴は、情緒的になりすぎたり、既知のプロジェクトや著者に主観的に忠実になりすぎる可能性だ。

 

Viggo-Works: 現在、文章を書いていますか? それは何でしょうか?

ヴィゴ: 今も新しい詩を書いていて、"Canciones De Invierno" のためにすでに書いたものを書き直しているよ。

 

Viggo-Works: あなたの今の創作の多くはスペイン語で書いていると言っていました。詩の共同体内における翻訳の何百年間もの伝統があって、あなたはいくつかのあなたの本や展覧会のために、ご自身で他の詩人の作品を翻訳していますね。より広い読者のために、あなた自身のスペイン語の作品を翻訳するつもりはありますか? 他の人々があなたの作品を翻訳することについてはどのように思われますか?

ヴィゴ: バイリンガル本を出すために "Canciones De Invierno" の詩を英語に翻訳するかもしれない。これは少し出版は遅れるだろう。私はすでに他の人々による立派な翻訳をいくつか送られているが、いくつかは明らかにニュアンスや二重の意味が失われている。私が調べた英語、スペイン語かフランス語以外の言語の翻訳は、たとえそうだとしても私は本当には確実に判断できない。これはとても主観的な技術で、翻訳は実際、書き直しや作り直し以上の仕事のように思われる。

 

Viggo-Works: 2008年に読んだ中で最も良かった本は何でしょう? その理由は? 今はどのような本を読んでいますか?

ヴィゴ: たくさんのフランス語やスペイン語の詩集を含む、何冊か興味深い本を読んだよ。Scheerの "The Pornography of Power" は目を見張るべきもので参考になった。Gellmanの "Angler"、サミュエル・ベケットを編集した "I Can't Go On, I'll Go on"、そして Tom Buk-Swienty の Jacob Riis の伝記 "Den ideelle Amerikaner"(訳注:これはデンマーク語の本。英語版のこれが相当するのではないかと思います。)もね。たった今は、Tzvetan Todorov の "Les Abus de la Mémoire"(訳注:フランス語の本)と Gonzalo Suárez の "El Secreto Del Cristal" に加えて、アリエル・ドーフマンの "Purgatorio" の基盤の一部分になるスペイン語のエウリピデスの「メディア」を再読している。

 

Viggo-Works: 2009年に作品の展覧会を開催する可能性はありますか?

ヴィゴ: いや。現時点ではそういう重荷は望んでいない。昨年開催したレイキャビックとロスキレの展覧会のやり方と、何とか見ようとしてくれた人の数と多様性にはとても満足している。とても励みになったよ。

 

Viggo-Works: あなたは「疑う」ということをあなたの主要な動機付けとして挙げていますね。どの程度まであなたの疑念を進めることを許しているのですか? ただあちこち小言を言うのでしょうか、それともあなたがするすべてのことに鋭い審判をするのでしょうか? 疑うことはあなたの人生にとって歓迎される客なのでしょうか、それとも常に叱る伴侶なのでしょうか?

ヴィゴ: それは絶え間ないものだね。でも、疑いを最大限に利用してそれに圧倒されないようにしようと戦うのは価値があることだ。

 

Viggo-Works: 最後に・・・ちょっとしたお遊びとして。 この闘い、誰が勝つでしょうか? アラゴルン、それともディエゴ? 理由は?

ヴィゴ: 分からないね。最終的には、彼らは闘わないで友達になるんじゃないかと思うのだけれど。しかしまた、もしもディエゴが酔っ払っていたら...

© viggo-works

このインタビューから察するに、Purgatorioはヴィゴ自身が英語版の戯曲を読んで、やってみたいと思ったようですね。「メディア」の研究にも余念がないようです。

翻訳についてのヴィゴの意見はまさにその通りだと思うのですが、趣味でこんなことをやっている私としては、いささか冷や汗ものではありますcoldsweats01

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コメント

モーテンセン氏ファンの皆様には、本当に感謝しています。
「共有」出来るって素敵です。

Punkt様には、それ以上に感謝しています!!
モーテンセン氏の難解(私には難しい)な回答の和訳、大変なのではないでしょうか;

「落穂ひらい」に出会い、大好きなモーテンセン氏を身近に感じるコトが出来ました。
これからも、お世話になりますが、宜しくお願いします!

投稿: ふみ | 2009.02.07 22:32

ふみさん
>モーテンセン氏の難解(私には難しい)な回答の和訳、大変なのではないでしょうか
そうなんですよ、ヴィゴの文章はかなり難易度が高くて苦労するんです。
日本語としておかしかったりするのは、私の理解が怪しいせいだったりするんですが...coldsweats01
本当は、ヴィゴ自身が書いた文章をそのまま味わっていただくのが一番なんですよ!

投稿: punkt | 2009.02.08 00:22

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