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”The Road” の公開は2009年に延期か?

今のところ、表紙だけある公式サイトでは、11月14日限定公開、11月26日全米公開とアナウンスされている ”The Road” ですが、The Hollywood Reporter によると、その公開時期は2009年の2月か3月にずれ込む可能性が高いとのことです。

最初にこのウワサがでてきたのが10月15日の記事
'Road' may not be done in time for '08

公開を担当する Weinstein Company が公開予定日を密かに後ろにずらして、少なくとも12月か、2009年になりそうだ、というものでした。
この記事の書き方だと、ポストプロダクションが遅れていてまだ完成していないとのこと。
また、Weinstein Companyとしては出資しているケイト・ウィンスレット主演の ”The Reader” の方をオスカーシーズンに出したいという意向があるように書かれています。

この  The Hollywood Reporter の記事が、あっという間にインターネット上を駆け巡っていました。

そして今日、また出てきた The Hollywood Reporter の2本の記事

'The Road' runs off 2008 Oscar racetrack
2008 Oscar race turned 'upside-down'

上の方の記事によると、Weinstein Company は公開日の延期についてのコメントは拒否しているとのことですが、やはり2009年の第1四半期に公開は延期されるのではないかと書いています。
その理由として、ポストプロダクションに十分な時間がかけられることと、この11月~12月の時期に公開される映画が多すぎる状態になっているのを避けることによって、より多くの興行成績を期待できるということがあげられています。

どうやら各スタジオがオスカーシーズンを狙うあまり、実にたくさんの映画の公開日がこの11月以降に極端に集中してしまっているようです。

本来、オスカーを取ることになぜ夢中になるかといえば、それは良い興行成績やDVDの売り上げが期待できるからのはず。
ところが、オスカーに有利な時期を狙ってこの時期にに公開日が集中してしまうと、上映館の確保も難しくなってくるし、観客も一度に何本もの映画を見ることができるわけもなく、かえって興行成績としては悪くなってしまうということのようです。

公開作品の少ない時期に持ってくれば、それだけ話題として取り上げられやすいし、ランキングで1位も取りやすくなりますものね。

ということで、今日出てきた2本目の記事では、2008年度のオスカー主演男優賞候補と言われていた、ヴィゴ・モーテンセン(”The Road”)、ダニエル・クレイグ(“Defiance”)、ロバート・ダウニーJr.とジェイミー・フォックス(“The Soloist”)がオスカー戦線からははずれるようだ、と書かれています。

“Defiance”と“The Soloist”の公開延期については、バラエティ・ジャパンの記事に詳しく書かれています。
パラマウント・ピクチャーも、16日に公開延期を発表したばかりなんですね。

 

いまのところ、”The Road”の公開延期の可能性が高いと報じているニュースソースは The Hollywood Reporter のみで、他は引用しているだけのようです。

”The Road” の公開が2009年の2月や3月になってしまうと、賞レースにはほとんど絡まなくなってしまいそうですが、映画の完成度がより上がって、しかもより多くの人に見てもらえるチャンスが増えるのだとしたら、ヴィゴがそっちの方を喜ぶのは確実でしょう。

それに、ヴィゴのプロモーション活動もそのほうが楽になるでしょうしね。

少々気がもめますがbearing、正式発表まで待ちましょう。

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コメント

正式発表はまだですが、 来年の2月か3月という「賞レースは関係ありません」みたいな時期に公開されるのはつらいなり~。
 まあ、賞に絡む可能性はゼロではないですし、たしかに異様に11月12月に賞ねらいの映画が公開されるようですね。 アメリカのいろんなオスカーウオッチャーのサイトで名前が出ている映画のほとんどが、現在はまだ公開されていないというのは、ちょっと遅すぎに感じてました。


>映画の完成度がより上がって、しかもより多くの人に見てもらえるチャンスが増えるのだとしたら、ヴィゴがそっちの方を喜ぶのは確実でしょう。

 たしかにたしかに、そうですね。 

投稿: mizea | 2008.10.18 22:09

mizeaさん
最近のアメリカの映画の公開パターンが露骨にオスカー狙いになってきていて、物理的にそんなに一度に公開できない状態にまでなってしまったようですね。

投稿: punkt | 2008.10.18 23:16

「イースタン・プロミス」のときのように、公開したら評価が高くてその結果候補になる、ということなら本人も嬉しいでしょうけど、露骨にオスカー狙いの公開は、びごさん自身が納得できないような気がしていましたから、これはこれでいいんじゃないかと思ってます。

12月の予定がぽかっと空いてくれれば、ほら、「アラトリステ」のプロモに日本に行ってきてもいいかな、なーんて思ってくださるかもしれませんし♪

投稿: mate_tea | 2008.10.18 23:57

mate_teaさん
>「アラトリステ」のプロモに日本に行ってきてもいいかな
ああ、ぜひそう思っていただきたいですね。
それならば、”The Road”の公開は2009年でも、我々としてはかまわないと....wink

投稿: punkt | 2008.10.19 00:34

このニュースはとても残念なのでangry、いろいろと海外のサイトをサーフィンしてきました。
11月に公開だとしたらヴィゴのスケジュールはもう押さえていなければならないですよね? だからヴィゴには少し前からわかっていたのだろうなぁと思ったりします。ヴィゴ自身はオスカーを狙うという人柄でもないですし。
アメリカの方は、公開が遅れてがっくりしているでしょうけど、どうせ日本で見られる時期はずっと遅いと考えるとまあ数カ月遅れても同じかなあとcoldsweats01


ただ、海外で評判にならないと、日本で買い付けがしにくいのではないかと気がかりです…
海外の映画ファン、The Roadファンの一部が言っているみたいに、せめてカンヌに出品するぐらいのことはやってくれてもいいんじゃないかと思います。>ワインスタインさん江punch
試写を見た人の反応は、大半が好意的なように見えましたから、映画祭でも評判になりますよねshine

投稿: marie | 2008.10.19 15:45

marieさん
ロスキレの写真展のレポートのご紹介でも書きましたが、ヴィゴに直接聞いた方がいて、ヴィゴは公開延期の話は何も聞いていないそうです。
ですから少なくとも今の時点では正式な決定ではありません。
今のところ、公開延期と報じているのも Hollywood Reporter だけなので、信憑性が高いニュースなのか、単なるウワサなのかも不明です。
ただ一応、業界紙なので、まったく根拠がないウワサではないとは思うのですが。

投稿: punkt | 2008.10.19 21:58

punktさん
いつも和訳して下さり有難うございます。
心からの感謝を。

先程Awards Daily で「ザ・ロード」最新のスチールを見ました。
ヴィゴの目の表情・・・圧倒されました。
ダニエル・デイ=ルイスと同様
作品の品質を上げると評されてるヴィゴなので
演技力の素晴らしさは知ってましたが再認識しました!。
瞳に宿るものがマンとして全てを物語ってます。
もおぉ~パーフェクト!!って感じです。
こんなに観たいと思った映画は初めてかも。

何とか年内公開をお願いしたいです。
下馬評どうりヴィゴとコディ君
かなりオスカーノミネートの確率高いと思うんですが。
ヴィゴは兎も角(笑)終末世界が舞台のこの作品
まだ10歳のコディ君には
きっと辛いシーンもあったと思います。報いて上げたいです。と言ってもどうしょうもないですけど(笑)。

投稿: mika | 2008.10.20 19:05

mikaさん
いらっしゃいませ。
Awards Dailyの写真、胸に迫るものがありますよね。
年内に公開して欲しいし、ヴィゴやコーディー君に賞もとって欲しいとは思うのですが、何が起こるかわからない世界ですから、結果として見れば何が幸いするのかわかりませんよ。
正式決定やアナウンスはまだ何もされていないようなので、もう少し待つ必要がありそうですね。

投稿: punkt | 2008.10.20 23:30

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