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Appaloosa ヴィゴに関するレビュー

Appaloosa_02Appaloosaについてのレビュー記事の洪水も、だいぶ収まってきたようですね。

viggo-worksには、ヴィゴに関連するいろいろな記事からの引用をまとめたコーナーがあるのですが、特に毎週、Iolantheさんが ”Quotable Viggo” というタイトルで特集してくれるのがとても素晴らしくて、いつも楽しみにしています。

今週は、Appaloosa のレビュー記事から、ヴィゴの演技に関する部分を編纂したものがアップされています。

アメリカのレビュー記事で、ヴィゴがどんなふうに評価されているのか、とてもわかりやすいと思いますので、Iolantheさんにお願いして翻訳してご紹介する許可をいただきました。

どれも最新のレビューですので、すべて元の記事へのリンクを追加しました。
どんな文脈で言われているのか気になる方は、元記事をご覧になってください。

--- viggo-works & Iolanthe, Thank you so much! --- 

9月20日の ”Quotable Viggo” より

映画界を完全に熱狂させるたわけではないものの、Appaloosa は卓越したヴィゴとエド・ハリスの演技によって、楽しめる必見のウェスタンとしてなかなか評判が良いようです。実際、ヴィゴはエヴァレット・ヒッチへの極めて多くの称賛を静かに集めています。ちょっとしたまとめとして、ヴィゴを認めるこれらのレビューを集めてみました。その役の準備の時間が短かったとはいえ(どんなに彼が準備に長~い時間をかけるのが好きかは皆さまご存知の通り)、いつものようにその調子は完全でした。エドは彼がセットに「準備ができて」到着したと言い、古い西部の保安官を完璧に具現化し、会話と同じぐらい沈黙を演技し、それ自身にレビューが集まった、時代に忠実なヒゲを誇らしげに見せています。おめでとう、ヴィゴ。私たちはいつもあなたがやるであろうことはわかっていましたが、またやりましたね!

ヴィゴはこの映画をさらってしまった。彼の、表面のすぐ下で踊っている暗い言外の意味を持った、いつも新鮮であくせくしない表現は、いつも私をびっくり仰天させる。彼とハリス氏との関係の結びつきはまた、彼らを離れさそうとねじ曲げる。一人はその教養のなさを隠そうとし、もう一人はI.Q.を秘密にしようとし、二人の男は彼らのひそかな愛情を否定して無骨に振舞う。

Rex Reed
The New York Observer
17 September 2008

 

またもや彼が何と魅力的で、過小評価されているスターであるかを際立って見せる、痩せて、斜視のモーテンセン...

People Magazine
19 September 2008

 

その体を映画カメラの前で静止させながらも身振りで気持ちを伝えることは、ほとんど習得している人のいない特別な技術だ。ポール・ニューマンを思い浮かべるが、ロバート・デュボールのように、とりわけ彼の最近の経歴では、永続する映画のカウボーイはきっと Appaloosa にその道を期待するだろう。そして現在、戸口やバーカウンターに寄りかかる以上のことは何もしないで、この映画をさらってしまうモーテンセンがいるようだ。

Chuck Wilson
Village Voice
17 Septmeber 2008

 

だが、ストーリーに説得力があって、シーンが豊かで、モーテンセンによる演技には比べるものがない。彼はただ単にヒッチだ。一瞬たりとも演技をしているようにも、彼の役以外の何にも見えない。モーテンセンの演技には非の打ち所がなくあまりにもリアルなので、この映画はエンターテインメントの架空の一部というより、過去を覗き込んでいるかのようだ。彼の力、強さと知性を、辺り一面の埃っぽい風を見ることが出来るのと同じぐらいたやすく理解できるだろう。

Monika Bartyzel
collider.com
8 September 2008
Early Films

 

モーテンセンは特に、フロンティア時代の西部の中でまさにホームグラウンドにいるように見える。ビリヤードの名人が彼のキューで狙いをつける確かさで、彼のどこにでも持ってくる8ゲージを扱う。

Chris Knight
National Post
19 September 2008

 

エド・ハリスとヴィゴ・モーテンセンという現在私が好きな二人の俳優が、スクリーン上でケミストリーを持つことは、すべての映画制作者の憧れだ。無骨で、強面でタフな保安官が、まさに映画全般を通して完全に打ち負かす。ヴィゴは信頼できる副官で相棒で、時にはエド・ハリスによって演じられる悪名高い保安官ヴァージル・コールに必要とされる語彙のチェック係までするエヴァレット・ヒッチを演じる。彼らは素晴らしかった。Appaloosa の中でどんなに彼らが素晴らしいかを伝えるために、ただもうこれ以上言うことができない。

Troy
Moviewiseguys.com
6 September 2008

 

・・・この映画はまた、私がほとんど気が付かなかったぐらい深く役に入り込んでいる二人のスターを目玉にしている。ヴィゴ・モーテンセンは保安官副官で、そしてジェレミー・アイアンズは邪悪な牧場主である。これらのすべての俳優たちは彼らが演じた役のタイプを作り直した...アイアンズはまったく申し分なくひどく悪く、モーテンセンは珍しくも彼のボスよりも賢明で洞察に満ちた相棒として見事だ。

Roger Ebert
September 4, 2008
rogerebert.com

 

現代の映画で、エド・ハリスとヴィゴ・モーテンセンよりも強くて静かなタイプの二人がいるだろうか? この二人の俳優たちは、カウボーイのスターが重要であること以外は何も言わないという意味で男らしかった時代に戻す。

Richard Crouse
CTV.ca
6 September 2008

 

エヴァレットはすべてを見る(ハリスの最もすばらしい映画製作に関わる描写は、エヴァレットが他の人々、特にアリソンを観察していること)。だが彼は最後には、示されたまま残る最高のものを説明する。このことの良い点は、モーテンセンが説明することが、モーテンセンがチャップス(訳注:革のオーバーズボン)姿の優雅な戦士が埃っぽい道を横切るかのように振舞うのを見るのとほとんど同じぐらい素晴らしいということだ。

Lorey Sebastian
Christian Science Monitor
19 September 2008

 

セオドア・ルーズベルトは「棍棒を持ちながら穏やかに話す」というフレーズを作り出した。ありふれたウェスタンである Appaloosa では、ヴィゴ・モーテンセンはありふれた俳優ではない。モーテンセンのオスカー級のエヴァレット・ヒッチの演技は、詩的でありながら勇猛な保安官として巧妙だった。彼は「穏やかに話す」が彼の棍棒は8ゲージのショットガンだ。・・・・ヒッチを演じているモーテンセンは、知的であるだけでなく、銃について素早く、いつ闘いを仕掛けるかを判っている、いやに冷静なやつとして恐ろしく説得力がある。

Parimal M. Rohit
Buzzine.com
19 September 2008

 

それには銀板写真から抜け出てきたように、まさに正しく見える足の長いモーテンセンがいる。

Stephen Whitty
The Star-Ledger
18 September 2008

 

エヴァレットはほとんど何も言わず、多くの時間をただよりおしゃべりな他の人々を観察して過ごすので、モーテンセン氏の演技は、驚き、疑惑や楽しみの紛れもない小さなニュアンスを印象付ける彼の目の中にほとんどすべてある。

A O Scott
The New York Times
18 September 2008

 

ハリスがコールとしてとても素晴らしい上に - もしも冷たく鋭い目つきの口数の少ない男が必要なら彼だ - モーテンセンはヒッチとして卓越している。例えば厚いヤギひげと鋭い顔で、彼は魅力的に見える。彼の表情と反応の使い方は彼を理解するのに不可欠なのでそれは重要だ。

Bill Goodykoontz
Gannett News Service
September 18, 2008

 

ハリスのように確固としているにもかかわらず、彼は騎士的にもこの映画がモーテンセンのものになることを許した。ヒッチは簡潔、忠実で教養のある男で、ガンマンとしての腕前は彼の教育の受け方に矛盾する。彼は、コールのワイアット・アープに対する、ある種のドク・ホリデイ(結核とギャンブルをマイナスした)だ。彫りの深い、風にさらされ、口ひげの生えた顔によって、モーテンセンの外見は実際のフロンティアの写真の男たちと同じだ。ヒッチは典型的な口数の少ない男なので、モーテンセンは驚くほど微妙な差異や、繊細な演技を見せる。悲しげな一瞥がどんなセリフよりも、ヒッチのコールに対する献身的愛情について多くを語る。

Jim Vejvoda
IGN
18 September 2008

 

モーテンセンは私たちが記憶していがちなのより面白く、ヴァージルとアリーの関係についてのエヴァレットの嫉妬を、同性愛や茶番劇にすることなく首尾よく物にした。

Katey Rich
Cinema Blend
18 September 2008

 

...おそらく驚くことではないが、モーテンセン氏の役もより完全にスポットライトの中に入ってきた。彼は、体重をかける位置をかえるような何か簡単なことで、あるシーンをより興味深いものにすることができる類の俳優だ。そして、作品のディテールが立派な映画の中で、彼は絶妙なヒゲを選んだという感じがする。彼の口ひげとヤギひげは「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のダニエル・プレインヴューが相手でさえ健闘するだろう。

Nicolas Rapold
New York Sun
19 September 2008

 

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」でハリスと忘れがたい共演をしたモーテンセンによって演じられるということで、ヒッチはまさに風雨にさらされた役柄で、おまけに目立つ風変わりなヒゲをはやしている。二人の男の協力した働きは非常に良いので、実際、"Appaloosa" の本当の恋愛結婚は、他の誰でもなくこの二人の間にある。

Kenneth Turan,
LA Times
19 September 2008

 

2005年のヒストリー・オブ・バイオレンスで共演したハリスとモーテンセンは、彼らそれぞれの経歴の中で最もピリッとする演技の一部をすることによって、素晴らしいチームを作った。巨大な二連式の8ゲージのショットガンを持ち歩くエヴァレットは、ヴァージルとの会話の中で寡黙な博学を見せる。

Peter Travers
Rolling Stone
18 September 2008

 

・・・モニュメント・バレーのビュート(訳注:切り立った岩山)のどれかのように、風雨にさらされ彫りの深いハンサム。

Richard Corliss on Mortensen, Harris and Irons
Time
19 September 2008

こうやってみると、あの微妙なヤギひげも、当時の写真の中から抜け出したようだ、などという高い評価をもらっているようです。ただそこに立っているだけでその人物に成りきっていて素晴らしい、というところはEPのときの評価と同じですね。

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コメント

Iolantheさんのこのシーリーズ(?)はうれしい企画ですよね。
ヴィゴのエッセンスをすくいとってくださっていて、たくさんの記事に目を通せないのでありがたいです。
とくに今回のはスペシャルですね。おまけにpunktさんが翻訳してくださったので、とってもよくわかります。ありがとうございました。
早く観たい気持ちが膨らむばかりです!

投稿: Eriko | 2008.09.22 21:20

いくつもの映画を慌ただしく渡り歩かなければならない映画祭ではなく、落ち着いた試写会で観ると、この映画の良さがわかる、ってことなんでしょうか。
ずいぶん好意的な評がたくさん出ているんですね〜。

びごさんの寡黙でストイックな演技が評価されていて、ホントに嬉しく思います!
Iolantheさん、素敵な記事のご紹介をありがとうございました♪ そして、punktさんも翻訳ありがとうございました♪

投稿: mate_tea | 2008.09.22 21:48

私もこのコーナー、気になってました。
こうしてまとめて訳してくださっているのを読むと、褒め言葉がいっぱいで嬉しくなります。
とにかく絶対、日本でも公開して欲しいです。

投稿: amibito | 2008.09.22 22:05

Erikoさん
Quotable Viggo はとっても気が利いていて、エッセンスがギュッと詰まっているところがいいんですよね。

mate_teaさん
ヴィゴのことを無視したり、演技を悪く言っている評はほとんどないのが素晴らしいんです。

amibitoさん
Iolantheさんからは、Quotable Viggo をこれからもずっと翻訳して紹介してもいいですよ、という許可をいただいているので、これから折をみてまたご紹介したいと思います。
最初の3日間の興行成績も、限定公開としてはなかなか健闘しているようなので、日本公開決定もぜひお願いしたいです。

投稿: punkt | 2008.09.23 00:03

こんな素敵な企画があったのですね。
ワークスは最近自分で行かずにpunktさんにに頼りきりになってしまいました。
いつも翻訳やら動画のダウンロードやら、お世話になっております。
本当にありがとうございます。

こんな好意的な記事ばかり読むと、ますます期待がふくらむばかりですが
日本で公開はあるんでしょうか?
大画面でヴィゴ&エド様&ジェレミーの素敵オヤジ組を早く観たいですね!

それにしても、ヒッチのヴィゴってなんだかドキドキするほど素敵なようで、とても楽しみですheart04

投稿: さくら豆 | 2008.09.23 00:31

さくら豆さん
viggo-worksの "Quotable Viggo" は秀逸なんです。
編集している方のセンスが素晴らしいんですよね。

Appaloosa はおじ様俳優好きにはこたえられない映画なのではないかと...
ヒッチは原作の小説でもカッコイイ、良い男ですし、この映画、大変に原作に忠実なそうですから...期待度アップです。

投稿: punkt | 2008.09.23 01:36

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