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アイスランドレポート(その5)

<ゴールデンサークル・ツアー:6月1日(日)>

今日は一日、アイスランド観光の目玉である、ゴールデンサークルをめぐるバスツアーに参加しました。
(ほとんどの写真はクリックで少し大きくなります。)

 

朝8時、ホテルに迎えの車が来ます。
この迎えの車でツアー会社の事務所まで送られて、そこで予約番号を確認してツアーのチケットを発券。今度は大型バスに乗り込みます。

レイキャビックから日帰りでぐるっと見所を一周できるゴールデン・サークルのツアーは、もっともポピュラーなツアーなので、バスはほとんど満席。
8時半過ぎに、ツアーは出発。

レイキャビックの町をちょっと離れると、たちまちあたりは荒涼とした景色に。
ひび割れた溶岩の大地を、半ば枯れたような苔が覆った景色が延々と続きます。
バスのガイドの男性の英語はとても聞き取りやすく、地震や火山の話、地熱の利用の話など、ユーモアたっぷりに説明してくれます。

Goldencircle_1 最初にバスを止めたのは、ネスヤヴェトリル(Nesjavellir)地熱発電所の近く。

ここの地中から高温高圧の水蒸気を発電に使い、またここから約87℃の温水を、二十数キロ先のレイキャビック市内まで保温したパイプラインで送っているのだそうです。
バスでここまで来る途中、ずっとこのパイプラインが見えています。

Goldencircle_2 このあたり、山の上なので大変に風が強くてtyphoonすごく寒い!
フードつき、裏つきのパーカーなど、暖かい格好がお奨めです。

右の写真は、あたりを覆っている苔のアップ。
アイスランドはラムaries がおいしくて有名なのですが、なんでも草ではなくて、主にこの苔を食べているから臭くなくておいしいとか。

次に向かうのは、アイスランドで唯一ユネスコの世界遺産に登録されている、シングヴェトリル(Þingvellir)。
ここは、地質学的に非常に面白いところで、大西洋の真ん中を走る中央海嶺が地上に出ている場所。東側のユーラシアプレートと西側の北アメリカプレートが、今でも年に約2cmずつ離れ続け、大地が文字通り引き裂かれている場所です。
この裂け目に地下からマグマが上がってきては埋めているのだとか。

Goldencircle_3 このユーラシアプレートと北アメリカプレートの行き着く先が実は日本で、日本列島のあたりでこれらのプレートはぶつかり合っているのだそうです。

Goldencircle_4 このあたり、いたるところにいくつもの大地の裂け目があって、すごい地形。

あたりの地面は、右の写真のようにいかにも溶岩が流れて固まりました、という感じ。

私がアイスランドで最も見たかったところがここなんです。

でも面白いのは、このシングヴェトリルが世界遺産に登録されている理由は、実は歴史遺産としてで、ここの大きな裂け目の間の平原で、10世紀に世界最初の民主議会アルシング(Alþing)が開かれたからなのだそうです。

このアルシングという言葉は、今でもアイスランドの国会のことを指していて、私たちが泊まっていたホテルのすぐそばにその国会議事堂があったのですが、これがいちおう立派な石作りとはいえ、まったく威圧感のない、ほとんど図書館か博物館のような建物だったのが印象的でした。

Goldencircle_5 さらにバスはグトルフォス(Gullfoss)へ。

「黄金の滝」という意味の名前の、大きな滝です。
氷河から流れ出た水が、大地の裂け目に轟音を立てて流れ込む、たいへん壮大な景色。

左の写真をクリックで大きくしてよ~くみていただくと写真の左上の方に、大勢の人が立っているのが見えると思いますが、これは滝に近いほうのビューポイントです。

この滝の上の方で、お昼の休憩。
バスのガイドさんお奨めの、ラムと野菜のスープがとてもおいしかったです。
レストランやお土産物屋の外からは、こんな素敵な景色も。

Goldencircle_6

お昼の後は、ゲイシール(Geysir)に向かいます。
英語で間欠泉をあらわす、gayser の語源になったのがこの Geysir なのだそうですが、残念ながら本来のゲイシールはいまやほとんど涸れかかっているとか。
Goldencircle_7
かわりにすぐ横の別の間欠泉が、だいたい数分おきに熱湯を吹き上げています。

日本にも間欠泉はありますから、日本人にとってはさほどめずらしいものではありませんが、湯が吹き上がる前から、時々水面がふわーっ、ふわーっと息をするように盛り上がるのがドキドキさせるし、吹き上がる間隔も結構気まぐれなので、見ていて飽きません。

Goldencircle_8 レイキャビックへの帰り道、こんどは火口にできたカルデラ湖、ケリズ(Kerið)でバスを止めます。

私たちが見ていたとき、火口の方からものすごい風が吹いて、おもわずたたらを踏みましたが、この火口の周りには柵もロープも何もないので、風の向きが反対だったら火口の中に転げ落ちそうでした。

さらにレイキャビックに戻る途中、29日の地震でおきた地すべりの跡や、農家の古い納屋の壁が一部はがれ落ちているところなどを横目で見つつ、最後の休憩場所、Hveragerðiへ。

ここは、地熱を利用した温室の町として知られているのだそうです。
ここの観光用温室&レストハウスでバスのガイドさんに奨められるのがアイスクリーム。
せっかくなので、素直にお奨めに従ってソフトクリームを食べてみましたが、確かになかなかおいしかったです。

ぐるっと見所を周って、だいたい午後5時にレイキャビックの中心部に戻ってきました。
乗客の希望にしたがって、町の中心部でも、それぞれのホテルまででも送ってくれます。

ホテルで一休みしたあと、夕食は港の近く、写真美術館の前の道を西の方に歩いたところにあるフィッシュ&チップスのお店で。
衣がカリカリの魚のフライ(いろいろな魚の種類から選択)と、サイドオーダーとしてチップスやサラダなどを選べば、なかなかリーズナブルなお値段でお食事ができますよ。

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コメント

ゴールデンサークルのレポートありがとうございます。
おぉ~!さすが暖かい季節!って感じです。
私が言った冬には、珍しく私が到着した朝まで4日間ストームが来ていて、一面真っ白な雪!雪!状態でした。
ましてやコケも見る事が出来ませんでした。
大地の裂け目も、真っ白な雪で、いったいどこがどうなっているのやら?
氷河を見た時も、「あの山の1/3が氷河です。」って説明されたけれど、全てが真っ白で、その境がよくわかりませんでした。(泣。
やっぱり、混んで人気なだけあって、暖かい季節に行くのが良いのかもしれませんね。

投稿: Ushi | 2008.06.09 16:30

Ushiさん
雪で真っ白の山で1/3が氷河だと言われても困りますよね(笑)
そうか、コケを見ていないんですね。
アイスランドは6月から観光シーズン真っ盛りです。
ぜひ、もう一度行って下さい。

投稿: punkt | 2008.06.10 00:41

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