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「フィクサー」と「つぐない」

Michaelclayton見たのは先週なのですが、忘れないうちに...

フィクサー
原題: Michael Clayton

ティルダ・スウィントン姐さん見たさに行ってきました。
サスペンスとしてなかなか良い映画でした。

主人公のマイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニー)は個人的にいろいろ問題を抱えていて、決して、正義の味方的な良心だけで行動しているわけではないところがなかなかリアル。

敵役であるはずの製薬会社の法務部長カレン(ティルダ・スウィントン)も、表向きはバリバリのキャリア・ウーマンですが、陰で必死にスピーチの練習をしたり、プレッシャーに押しつぶされそうになりながら賢明に努力している真面目な女性。

そんな彼女が、自分の会社を守るため、ひいては自分の地位を守るために、ついに人として超えてはいけない一線を超えてしまう姿は、痛々しいリアリティーがあります。

良心の呵責から精神状態がおかしくなってしまう弁護士役のトム・ウィルキンソンも迫力があります。

エンド・クレジットにかぶせた、長回しのカットがなかなか洒落ています。

 

もう一本は、「イースタン・プロミス」の前売を買うついでに見た映画。

Atonementつぐない
原題: Atonement

パチパチというタイプライターの音とともに映画がスタートし、次第にタイプライター刻む音が音楽になっていく、という印象的な始まり方。

映画の中で、タイプライターの音が、繰り返し、繰り返し出てくるのですが、後になって、これが重要なモチーフであることが次第にわかってきます。

13歳のブライオニーを演じたシアーシャ・ローナンがとても素晴らしい。

憧れの姉のセシーリア(キーラ・ナイトレイ)と、ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)の見てはいけないシーンを見てしまった少女のとまどい、嫉妬、嫌悪感の入り混じった表情と、無垢な残酷さを見事に表現しています。

老年のブライオニーを演じたヴァネッサ・レッドグレイブの存在感も素晴らしいのですが、この二人に比べると、成長したブライオニーを演じたロモーラ・ガライが別人に見えてしまうのが残念。

ダンケルクの海岸の長回しのカットが、戦場でありながらどこか幻想的で現実離れした雰囲気があるのは、ブライオニーの作品の中の世界だからなのでしょうか?

最後になって、いったいこの話のどこまでが真実で、どこからがブライオニーの創作なのかわからなくなるという、ちょっと不思議な雰囲気の作品でした、

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コメント

こんにちは。
実は昨日まさにこの2つの映画を見たんです。
だからちょっとこの並びにビックリしました。
フィクサー、良かったですね。大人な映画だな~と
思いました。音楽などで変に盛り上げようとしたりしないで、でも緊張感をずっと持続させ少しずつ高めていくところは
引き込まれました。俳優さん皆いい演技で、こういう映画を
見るとうれしくなります。

つぐないは、やっぱり少女役の子が要でしたね。
そして私も間の役の方がイマイチに感じました。

投稿: tomoe | 2008.04.22 12:15

tomoeさん
>実は昨日まさにこの2つの映画を見たんです。
この2作品を続けてご覧になったんですね。
私もよく自分で2本立てにしますが、今回はこの2本は別の日に観たんです。
さすがになかなか良い映画でしたね。

投稿: punkt | 2008.04.22 23:01

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