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The Guardian 2月22日のインタビュー記事

イギリスの新聞、ガーディアンのサイトのオスカー特集のページに、なかなか面白いヴィゴのインタビュー記事が掲載されました。

ヴィゴファンなら誰でも知っているような話の部分を省いて、全体の半分ぐらいを訳してみましたので、ご紹介します。

 

【追記】 大ポカがありましたので直しておきました。coldsweats01  ご指摘ありがとうございました。

「私の母はとても喜んでいる」

ヴィゴ・モーテンセンは主演男優賞レースにおけるチャンスについて、何の幻想も抱いていない。 - ともかく、まったく話にならない、と彼はハリエット・レーンに語った。

2008年2月22日(金)
The Guardian

 

ヴィゴ・モーテンセンは、オスカーのノミネートと総じてこのアワードシーズンに対して、複雑な心境だというのが公平なところだろう。「なぜ、自分が今回は含まれたのかわからないよ。私はまったく、外へ出てそうすることが期待されているキャンペーンをしなかったんだ。」と彼は言い、とても遠慮がちにつぶやくので、彼の言葉を聞き取るために私は体を傾けなければならなかった。 「もしも幸運だったら宝くじを当てて、なにか素敵な服を見つけて、洗い上げて行かなければならないけれど、それはとてもお世辞だよ。私の母はそれをとても喜んでいるよ。でも、ほとんどの人々のように - きわめて実際的か、その血管に暖かい血が通っていないというのでなければ - 私はちょっとレッドカーペットを心配している。授賞式の前に、人々が写真を撮って質問をするとき、いつもちょっと困惑するんだ。私は彼らが期待しているような即座の回答はあまり上手くない。だから、結局、私が文章の半分を話したところで、彼らは『OK、ありがとうございました!』と行ってしまう。そして私は『いったい私は何を言った?』と考えているんだ。」

彼が厄介だと考えていることは、ほんの少しばかばかしいだけだ。モーテンセンは、デイヴィッド・クローネンバーグの Eastern Prmises の彼の仕事でオスカーの主演男優賞のショートリストに含まれたことについて、感謝していないと思われたいわけではない。しかし、a) 彼は彼の監督があらゆるノミネーションを逃したことに憤慨しているし、b) 受賞の幻想はない。実際、ダニエル・デイ=ルイスが容赦なく標的に照準を定めた今回のように、主演男優賞にあげられるのに悪い年はないだろう。「私は現実的なんだ。」とモーテンセンは言う。「授賞式の間中、席に座ったままでいるんだとわかっている。」

モーテンセン、49歳は、昨日、ワシントン州からロンドンに到着した。彼は、時差ボケで、裸足に濡れた髪、石鹸の匂いをぷんぷんさせて彼の部屋から降りてきて、彼を待って冷めてしまったテーブルの2つのダブルのエスプレッソを片付けた。ほっそりして、思慮深い物腰で、コーマック・マッカーシの終末後の世界の小説を脚色して、シャーリーズ・セロンが共演する ”The Road” の彼の役の準備で顎鬚をはやしていた。彼はエド・ハリスの西部劇 ”Appaloosa” と、1930年代のドイツを舞台にしたC・P・テイラーの芝居による ”Good” をちょうど終えたところである。

BAFTAのレッドカーペットで、レポーターkaraokeがヴィゴの話が途中なのにさえぎるように打ち切って次にいってしまう、というのが実際にありましたね。
当意即妙の気の利いた受け答えが苦手だ、というのはよ~くわかります。
この記事では、昨日、ロンドンに着いたなどと書かれていますが、実際にインタビューをしたのは、BAFTAの授賞式直前あたりなのでしょうか?

この後、ヴィゴが政治に関心があるという話題から、大統領予備選挙でクシニッチ候補を応援していた話があり、今は、それほど熱心というわけではないが、オバマ候補を応援しているという話題になります。

「彼(オバマ)とクリントンはどちらも多くの企業と結びつきがあって、それが私は不安だ。おそらく、彼の方が少ないのだろう。そして、彼を後押ししている動きは、彼の良心をとても悩ませるかもしれないので、彼はヒラリー・クリントンより早く、私たちをイラクから外に出すだろうと考えている。だから、これが最も良いチャンスなんだ。」

ヴィゴなら、ヒラリーさんよりオバマ氏を応援しそうだと思っていましたが、やっぱりですね。

次に話題になるのは、ヴィゴの役作りのやり方についてで、その役が生まれたときから脚本までの間を埋めようとするとか、EPの役作りのためにロシアを旅した話がでてきます。そして、Good の役作りについて...

”Good” における彼の役のドイツ人教授は、音楽に避難所を見出していて、ブダペストで撮影の間、モーテンセンはそれ以前は弾いたことがないのにピアノを欲しがった。あるピアノ調律師がアップライトを1台貸してくれて、「その下に木片を敷くとかそういったことを約束すれば、それを裏口から運び込むことができないだろうかとホテルに頼んだんだ。そうしてそれを部屋に置いて、私はちょっと弾くことを始めた。それから、ますます、毎晩と言えるぐらい弾くようになって、脚本に目を通すよりも、翌日の仕事について考えながらただピアノを弾いた。そしてそれは本当に役に立ったよ。」 何も無駄にはならない。私たちが(インタビューを)終了するとき、彼は ”Time Waits for Everyone” というタイトルのCDを手渡してきた。作曲、演奏、制作、カバー写真、彼はたくさんのことをこなし、LOTRのお金をつぎ込んで設立した彼自身の会社を通してこれをリリースした。(これは、ミニマルアート風で、物悲しく、まったく聞きやすく、いくらかサティにヒントを得たものだ。)

ホテルの部屋にピアノを持ち込んで毎晩弾いたりnotes して、まわりのお客さんは迷惑じゃなかったんでしょうか?

この後は、ヴィゴがどうして俳優の道に進んだかという話があって、何度もオーディションに挑戦するがぜんぜん受からなかった話がでてきます。

では、なぜ演技することから離れなかったのですか? 「いろいろ考えると、たいていはがっかりして失望してきまりが悪いにもかかわらず、それには私が気に入った、そして今でも気に入っている何かがあるんだ。」 映画は彼の興味の広がりを満足させる。哲学、歴史、心理学、写真、音楽。確かに、これは落とし穴だらけの奇妙な仕事だが、彼はとても健全にそれを受け入れていると思っている。「でも」と彼は言う。「もしも本当に健全な志向があったら、ぜんぜんこの業界には入らなかっただろうね。だから私はいくらか汚染されているに違いないんだ。」

なんだかんだ言っても、やっぱり俳優という職業が気に入っているし、ヴィゴには向いているということですね。

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コメント

ヴィゴらしいインタビュー記事ですね、翻訳ありがとうございます。
>私はちょっとレッドカーペットを心配している
いや、もうそこにいてくれるだけでOKですから(笑)
>ピアノを毎晩弾く
それで、なんだか物憂い教授像が出来上がったのでしょうか(笑)
GOODもとても楽しみになりました。

投稿: アンバー | 2008.02.23 15:25

アンバーさん
ヴィゴ本人はレッドカーペットのことを考えるとちょっぴり憂鬱なのかもしれませんけど...そうか、レッドカーペットを楽しむためにはサンロレンソグッズがお守りとしても必要なんですね、きっと(笑)

Goodはぜひ見てみたいのですが、いったいいつ公開されるやら。まあ、気長に待ちましょう。

投稿: punkt | 2008.02.23 16:52

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