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舞台はロンドン

「スウィーニー・トッド」に「エリザベス」と、映画を movie 2本見てきましたので、その感想を...


Sweeneytodd スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

ジョニー・デップ主演のミュージカル映画。
スプラッタームービーは大の苦手なのですが、やっぱりどうしてもあの歌が聞きたくて、さんざん迷った挙句に見に行くことに。

というのも、ずぅ~っと昔に、日本で舞台で初演されたこのミュージカルを見ているんです。
さっき当時のプログラムをひっぱりだしてみたら 1981年でした。

当時のキャストは、スウィーニー・トッドが松本幸四郎(当時はまだ市川染五郎でした)に、マダム・ラベットが鳳蘭。女乞食は市原悦子で、舞台版では子供ではなかったトビーは火野正平で、演出が鈴木忠志と、今考えてもかなり豪華な舞台でした。

ほとんど救いのない暗い話なのですが、スティーブン・ソンドハイムの音楽notes が素晴らしく印象的で、当時こっそり録音したテープを何度も聞いては、歌をちょっと練習してみたものです。

ミュージカルにしては異色のストーリーと、音楽的に高度なテクニックを要求される歌のせいか、案の定、日本ではその後再演されることもなく月日がたちました。さっき調べてみたら、昨年、宮本亜門演出、市村正親、大竹しのぶ主演で、久しぶりにステージに載ったようですね。

さて、肝心の映画ですが、舞台とは一味違う、いかにもティム・バートンらしい独特の雰囲気がなかなか良かったです。
彩度がほとんどない灰色がかった世界に、血の赤さだけが強調された画面は、現実離れした悪夢の世界のようで、グロテスクだけれども不思議な美しさがありました。回想シーンとマダム・ラベットが夢想する世界は、霞がかかっているけれど淡い色彩がある世界なんですね。

ホラー系や残酷なのは苦手なのですが、この映画は舞台を観て(しかも後で繰り返し録音を聞いたので)ストーリーを知っているし、あの悲惨な結末も知っているので、次に何が起こるのか予測がついて不意打ちを食らうこともなく、何とか乗り切れました。coldsweats01

ジョニー・デップの歌も、ヘレナ・ボナム・カーターの歌も、いわゆる歌手が歌っているようではなくて、俳優の歌だったところがとても良かったと思います。

舞台版より歌が少なくなっているところはちょっと残念でした。
でも、映画ではトビーが少年という設定になっていたのは効果的だったと思います。

ターピン判事のアラン・リックマンがチャーミングに見えちゃったのは、きっと私の目がゆがんでいるせいですね。(笑)

 

Goldenage エリザベス:ゴールデン・エイジ

トロント映画祭のガラ・プレミアを見てきたのですが、セリフで政治的な陰謀など多くの状況が語られるこの映画は、私の語学力では大雑把にしか把握できていませんでした。

でも、歴史物はとても好きなので、ちゃんと理解したくて初日に勇んで行って参りました。

日本語字幕があると、不思議と英語もすんなり耳に入ってきますね。
字幕が某ナッチだったので、ちょっと心配したのですが、大ポカはなかったように思います。
おかげさまで、トロントで疑問だったシーンもすっきりと理解できて、ようやくあちこちが腑に落ちました。(笑)

ケイト・ブランシェットの女王としての風格crown が素晴らしい。さすがガラさまです。
映画の中で、チラッと9年前の「エリザベス」から、若き日の初々しいエリザベスのシーンが映るのですが、こうやって比べてみると貫禄の違いが歴然とします。

また、エリザベス女王の衣装やカツラの豪華絢爛さは目を見張るほどなので、これはぜひ大きなスクリーンで堪能することをお薦めします。

初日の午後ということもあって、映画館はほぼ満席でした。
エリザベス1世や、スペインの無敵艦隊撃破の話、スコットランドのメアリーとの確執は、世界史の中では比較的なじみがあるお話なので、歴史好きの日本人は興味を持たれる方も多いのでしょう。

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