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"Far North" ショーン・ビーンインタビュー記事

Cnn_farnorth_sb_1Erikoさんにコメントで教えていただきました。Erikoさん、ありがとうございました。

CNN.com に9月21日付けで掲載された、”Far North” についてのインタビュー記事をご紹介します。
上記リンク先で、もうちょっと大きな写真もご覧いただけます。

ヴェネチア映画祭の時にインタビューされたもののようですが、前置き部分を省略して、インタビュー部分を翻訳してご紹介します。

CNN: どうしてこの映画に参加することになったのですか?

SB: ほとんど2年前に監督のアシフ・カペディアに会ったんだ。脚本を送ってもらってとても感銘を受けた。これは卓越した物語だと思った。極めてシンプルなストーリーでありながらとても素晴らしい。これには、その中でやるものすごく多くの可能性があると思った。そしてアシフに会って彼の本当のある種の情熱を知ると、とても彼の映画を作るという可能性に魅了されたんだ。

CNN: 映画を作製するのに時間がかかりましたね。何があったのですか?

SB: ちょっと駄目になっていたんだ。何かあったか資金がなくなったか。よくある類の、何かが駄目になってそれから1年ぐらい後に再び生き返って、彼が私にまた電話してきてくれてまた戻ったよと言った、というようなことだよ。その時、私はとても暑いニューメキシコの砂漠にいたんだ。だから彼が、私たちは北極圏に行って船の上で生活すると言ったとき、私は本当には何が起こるか理解していなかったんだ。「うん、いいね」と思ったんだが、私たちがそこに着いてみると、そこがどんなに荒涼としているか気がついたんだ。

CNN: 脚本にはあまり会話はありませんね。どうやってあなたのキャラクターを作り上げたのですか?

SB: あなたの言うように、とてもたくさんの会話があるわけではない。これはそれよりもどのようにお互いに影響を与え合ったかなんだ。私が言いたいのは、役柄の背景についてはあまり多くのことはそこにはないということなんだ。私の役柄のロキについて、彼がどこから来たのか、観客は知らない。彼は、ただ荒野の果てから現れて凍え死にかけている。役柄の間について述べられたものは多くないが、起こっていることは非常にたくさんある。

この映画の力は語られていないこと - 3人のキャラクターの間でお互いに「他の人は何を考えている?」と考えている瞬間を、どのようにアシフが捕えたかにある。支配権がどこに移っていくことになるのか、どのように彼らはお互いに惹かれ合うのか? これらの3人の人物がとても特異な、心をかき乱されるような三角形をなすところに、私は興味をそそられたんだ。彼らは人跡未踏の地に閉じ込められている。彼らの主たる目的は、食物を見つけることと暖かさを保つことであって、誰かの側にいて、誰かに慰められて愛されて気遣ってもらうことは3番目なのだと思う。この3人の間で移り変わり続ける関係に、私はとても脳裏を離れない究極の悲しみを感じたんだ。

CNN: それにあなたのキャラクターはとてもミステリアスですね。

SB: そうだね。ある意味、彼はまったく何の経歴もないように見える。それはとても興味深いことだと思ったんだ。普通は、その役柄の背景について何か知ることは良いことなんだが、この場合は亡霊のように、ただそこに現れることが良いと私は思った。

CNN: イギリスの映画産業についての多くの悪口について、あなたの意見はどうですか?

SB: 実際、私はイギリスで多くの映画を作っていないので本当のところはわからないけど...何かちょっと話せると思うよ。それは優遇税制が廃止になってイギリス映画の制作がより難しくなるなど、ここ数年のことのように思う。映画は作られているが、それを配給すること、広告し宣伝することが、たいていの場合、投資家が彼らのお金をイギリス映画に投入しようとしないのでとても難しくなっている。

主たる損失は、私たちには非常に多くの才能ある人々が、演技する側だけでなく技術面、芸術面や職人にいるということだ。おそらく、私たちは映画をまとめあげて、今語られるべき空想的な物語を作り出すということでは世界最高なんだと私は思う。

私は他の国の映画制作について、映画制作をできるようにするために、よくあるようにアメリカ市場に行かなければならない、というようなことを批評しようとは思わない。それはおそらく私もたくさんやることで、同じ物語が何度も何度も語られると思うので、それは残念なことだ。とてもたくさんの物語が外にはあって、とてもたくさんのイギリスの中の才能がそれに参加できないでいる。これが実情でなければと思う。たぶん、すぐにそうではなくなるだろう。

まったく経歴やバックグラウンドについては何も手がかりが無い、ある意味、寓意的な役を、ただそこに現れたものとして演じるというのは、すごく難しいように思うのですが、産まれた時から現在までの経歴や経験したことを、こと細かに考え抜いて役作りをするヴィゴだったら、こんな役はどんな風にアプローチするのでしょうね? ルシファーの時はどうしたんだろう?

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