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GQ Magazine 2007年9月号の記事

US版の GQ Magazine の最新号(2007年9月号)に、ヴィゴの写真入のインタビュー記事が5ページに渡って掲載されているそうです。

Sachieさんが、スキャン画像をご自分のサイトと、viggo-worksにアップしてくださっています。(viggo-worksでは、すぐ下の RivResさんがアップし直して下さった方をクリックすると、大きな画像をご覧いただけます。)

ブダペストで、”Good”の撮影中に取材が行われているので、写真も教授仕様でとても素敵ですね。
Sachieさん、ありがとうございます。

写真もさることながら、「アンチヒーロー」と題されたこの記事の内容が、はじめて聞くエピソードもいくつかあってとても面白かったので、ほんの一部をかいつまんでご紹介したいと思います。

(ちなみにこの雑誌は、紀伊國屋BookWeb で購入可能です。)


ヴィゴが撮影のために6週間滞在しているホテルの部屋を訪れた著者の Marshall Sellaは、部屋が清潔だけれどもたくさんの写真や資料で散らかっていると書いています。

部屋の真ん中の木の丸テーブルの上は、山のような本やノートでまったく隙間がなかった。
そこにあったのは、最近買ってきた第2次世界大戦中の強制収容所からのはがき、マーラー、シュトラウス(おそらくリヒャルト・シュトラウスの方)やヴァイル(クルト・ヴァイル)の音楽のCD、プルースト、カフカ、反ユダヤ主義やヒットラーの台頭に関する学術書など。
それらの真ん中に、アンティークの銀の万年筆と可愛らしい狐の頭が描き出されたインク壷があった。

銀の万年筆というのが、いかにも教授の持ち物ですね。

ヴィゴの顔の傷のことが話題になっているところでは、初めて聞くこんな話が...

また、彼は何度も両足を骨折している。列挙するように頼むと、彼のいつもの特異性とあいまいさの組み合わせで「足を骨折したのは、スキーをしていてと、サッカーをしていてと、工場の事故で...」
「工場の事故では一般的すぎますよ。」
「え~と、精錬所でたくさんの鉛の棒を自分の足の上に落としたんだ。」と彼は説明した。

若い頃はやたらに怪我をしているんですね、なんだか、オーリーの話を思い出します。
次も初めて聞く話なのですが、危ない目にあった話しが、さらっと...

ゴッドファーザーの映画の話が、かつて気に入っていた別の仕事を彼に思い出させた。「えーと、ニューヨーク 95番ストリートのタリア映画館で働いていたんだ。」と彼は言った。「まだあそこにあるかな? チケットとポップコーンを売っていたんだ。あれはすばらしかった。ホールド・アップに2回あったけどね。」
彼はそれについてはひどくのん気な感じだった。
「他にそういったことはありましたか?」
ヴィゴは彼の記憶を探る必要があった。「う~ん、1回刺されたな。」と言った。
「刺された?」
「こんな風にね。」彼は右手でちょっと突き刺す動作をした。
「そうではなくて、刺されるということがどいうことかは解ります。どんな風にそれは起こったんですか?」
「ニューヨークで、夜の10時ぐらいに家に歩いて帰るところだった。」と彼は思い起こした。「その男は叫び声をあげながら角を曲がってきたんだ。私は横に動いて地面に倒れた。男は私の肩を刺すと、そのまま走り続けた。大声で笑いながらね。完全に狂ってた。」
「警察を呼びましたか?」
「どうしようとしたかって? 当時、ガールフレンドに話したよ。彼女は私が話を作ったと思ったんだ。」
「わお」と私は答えた。「あなたについてなんと言ったのですか? あなたは彼女に刺されたと言ったけど、彼女は信じなかった。」
ヴィゴは、怒った恋人の感じで顔をしかめて「そうじゃないでしょう! 半時間遅刻よ! あなたはいつも半時間おそいんだから!」

どうやらヴィゴは遅刻の常習犯だったようです。遅刻の言い訳に「刺された」と言ったのだと思われたんですね。(苦笑)
映画館の切符売り場でも強盗なんてあるんですね。ヴィゴもずいぶんいろいろ経験を積んでいるわけです。

また、Eastern Promises の役作りのために、ヴィゴが一人でロシアに行ったことについて。

「個人的なアシスタントもなしだなんて。いったいあなたはどんなセレブなんですか?」
「そうだね、だれでもその人自身のやり方があるさ。」と彼は落ち着いて言う。「きっとデイヴィッド・クローネンバーグは、私がロシアに行くなんて正気ではないと思ったろうね。でも、それで私が幸福になるのなら、どうしてやらないことがあるだろうか。きっと、”Good”の監督も、私がポーランドのすべての強制収容所に行くなんて正気ではないと思っただろうね。でも興味深いんだ。
「本当にやったんですか?」と私は尋ねた。
「え~と、見つけられたものはすべてね。」と彼は言った。
「いくつかは、そこにあると思われるところにドライブしたが、そこにはなかった。そこで、ドイツに行ったよ。もちろんミュンヘンにね。ドライブの間中、どこでもマーラーを聞いたよ。」

本当に、ヴィゴがやることは徹底しているようです。

また、ヴィゴがハリウッドの大作映画を嫌っているわけではないという話がでてきます。

彼と彼の息子は、いつもハリウッドの大作を初日の夜に見てきたという歴史がある。ヴィゴ自身が前もってチケットを買うのがしきたりの1つになっている。

そして、へぇ~と思ったのが次のくだり

ウィル・フェレルの映画にはいつも行く。そしてアダム・サンドラーについてはある種の執着に近いものがある。「『俺は飛ばし屋 プロゴルファー・ギル』は最初から最後まで非の打ちどころがないよ、とすっかり真剣に話す。「これは古典だ。おばあちゃんの演技は天才だよ。本当に胸が張り裂けるような演技だよ。」

日本では、ウィル・フェレルもアダム・サンドラーもとりたてて人気があるわけではありませんが、アメリカではとっても人気があるんですよね。

ヴィゴのチョコレート好きについてのエピソードも。

「Snickersの(チョコレート・)バーは好きかな?」と付け加えた。チョコレートは、本当に彼の情熱の対象のようだ。彼が「世界で最もすばらしいチョコレートのお店の1つ」と信じる店を、だいたい3ブロック離れたところに見つけるのに十分なぐらい、ブダペストに長く滞在している。

結局、2時間半の予定が、6時間もインタビューを行って夜10時を過ぎてしまったそうです。本当は、ヴィゴは夜10時に閉店するそのチョコレートのお店にちょっと買出しに行きたかったみたいなんですけどね。

やはり予定を大幅に超過しておこなわれたインタビューの時の記事は、とても面白いものが多いですね。お薦めの記事です。

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コメント

punktさん ご紹介 いつもありがとうございます。紀伊國屋さんで注文しました。初めて聞くエピソードのてんこもりですね(>_<)!チョコレート大好きなヴィゴ(*^_^*)食べても体型維持できるなんてうらやますぅい~です。

投稿: つっちー | 2007.08.23 08:07

『俺は飛ばし屋 プロゴルファー・ギル』の話は、ほかのインタでも出ていましたよね。そのときレンタルやさんで探しましたがなかったのでそのまま・・
 翻訳ありがとうございます。 電車の中でよみまーす。

 この雑誌、たぶんファンより誰より早くヴィゴさんの記事に気づいたのは紀伊国屋の担当さんでしょう。サイトにアップされたのが私の知っているどのヴィゴファンサイトよりも一番早かったです。
 グッジョブ。

投稿: mizea | 2007.08.23 08:37

つっちーさん
ヴィゴとチョコレートにまつわる話は、まだまだいっぱいありそうですね。
チョコレートをいっぱい食べてもあのスタイルの良さ。本当にうらやましいです。(笑)

mizeaさん
>『俺は飛ばし屋 プロゴルファー・ギル』の話は、ほかのインタでも出ていましたよね。
そうなんですか? 私はちょっと気がつきませんでした。
紀伊國屋さんの担当の方、素晴らしいですよね。
ヴィゴの記事が載っていたら雑誌が売れる、ということを良くわかっていらっしゃる。(笑)
アメリカのヴィゴファンが、日本人に教えられて気がついているんですからねぇ。

投稿: punkt | 2007.08.23 23:15

翻訳ありがとうございました。 助かります。
うちにも今日、紀伊國屋さんから届きました。
お盆にちょっと留守にして戻ってみたら、ヴィゴが髪をばっさり
切ってしまっていてガッカリしましたが、この記事の写真は
教授仕様でうれしいです。
若い頃のエピソードといい記事の内容も面白いですね。

「プロゴルファー・ギル」の話は、だいぶ古いですが2003年
(「二つの塔」の時)のUS版「プレミア」に載ってました。
インタビュアーとこの映画について20分も話したとか何とか。
日本版では”ウサちゃん事件”とともにカットされてましたが・・・

投稿: Alaris | 2007.08.25 22:34

Alarisさん
同じく我が家にも、紀伊國屋さんから今日とどきました。

>「プロゴルファー・ギル」の話は、だいぶ古いですが2003年
(「二つの塔」の時)のUS版「プレミア」に載ってました。

ああ、あの記事ですか。
あの「プレミア」も持っていますが、あの時は友人が翻訳してくれた日本語を読んで済ましてしまったので、記憶に残っていませんでした。

投稿: punkt | 2007.08.25 23:49

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