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KINO.DE ヴィゴのインタビュー記事

Kino_de_alatristeドイツの映画サイト KINO.DE に、ヴィゴのインタビュー記事が掲載されたものを、viggo-works の Doreenさんが英語に翻訳してくださっています。

なかなか興味深い内容だったので、Doreenさんの翻訳を元に、全文をご紹介します。
アラトリステ関連の記事の紹介で、ドイツ語の辞書を引っ張り出す羽目になるとは、思ってませんでした(笑)。
Doreenさん、ありがとうございました。


「それはひどく野蛮な混乱だ」
          By Leif Kramp

彼の成功は、彼をハリウッドの1部リーグに打ち上げたとはいえ、ヴィゴ・モーテンセンは自然で落ち着いたままだ。彼自身は英雄的ではないが、スペインの記念碑的な大作、アラトリステで再び英雄を演じる。

 

あなたにとって、スペインで仕事をするのは難しかったですか?

子供の頃、両親と弟たちと、よく引越しをしていた。南アメリカに何年か住んでいたんだ。ベネズエラとアルゼンチンにね。私は、学校でだけでなく農場で、英語を学ぶようにスペイン語を学んだ。その文化は私の一部になった。だから、私にとって言葉の障害は無かったんだが、完璧にやりたいと思ったので、本当に神経質になったよ。

壮大なテーマである、カピタン・アラトリステに興味を持ったのはなぜですか?

陳腐な言い方に聞こえるだろうけど、最初のページから脚本に魅了された。読んだときに、興味をそそられる内面の世界ができたんだ。アルトゥーロ・ペレス・レベルテのこの小説は読んだことがなかったが、彼の他の本は読んだことがあった。途方もなく情熱的な監督、アグスティン・ディアス・ヤネス監督に会ったとき、これは本当の冒険だと完全に確信した。

今また、あなたは英雄ですね...

それ以上だよ。最初、一瞥するとストーリーは単純なように見えるが、より近づいて見ると、一人一人のキャラクターがいかに複雑で、ストーリー全体がいかに違ったやり方で発展するかに気がつくだろう。一元的なものはまったくなく、すべてがお互いに結びついている。

この映画はスペインの記録を塗り替えました。それについてはどうお考えですか?

この映画は、世界史について通常と違う観点で語っている。スペインの歴史は、いつもイギリスの見方かハリウッドの見方で語られてきた。だが、スペインは大きな帝国だったし、我々はみんな、スペインが、英国、デンマークとオランダに攻撃されたことを忘れている。たいてい、ハリウッドの映画はスペインの人々を惨めなものとして描写しているが、私たちの映画は、彼らが世界で最も大きな勢力だったことを見せている。

どちらかというと暴力的な映画ですよね。それは問題ではありませんでしたか?

この時代、それが真実だったからね。この時代に忠実な暴力は、この映画の強さなんだ。特に、大画面一杯の圧倒される戦闘シーンはね。美しい戦闘なんて重視されなかったので、少なくとも、私はこのやり方だと思うね。ただリアルであるべきなんだ。

それはひどく野蛮な混乱なんだ。スローモーションも、剣の献呈も、賛美もなしだ。10分後には、観客としてホールを離れることを真剣に考える。残った人々は、途方もない世界に引き込まれるだろう。

この役の契約をしたときに、あなたはすでに国際的なスターでした。適切な報酬というのはどのぐらい重要ですか?

お金については気にしない。自分にとって非常に大きな挑戦を与えてくれるものを求めている。私が役を選ぶとき、自分の感覚や気持ちに耳を傾けているので、たぶんあまり賢くふるまっていないんだろうね。

時には、決めたすぐ後にむしろこっちの方が良かったと思うものをオファーされて、ある映画に決めたことを後悔することがある。キャリアプランなんてまったくないよ。たぶんそうするべきなんだろうけど。でも、自分はなんとかうまくやっているよ。たまに、最初から最期まで完璧で、多くの成功を収める映画もあるんだ。

有名であることとは、どう折り合いをつけていますか?

時々手に負えないことがあるけれど、ほとんどの時はこんなにも多くの人たちが自分の仕事に興味を持ってくれて幸せだよ。

あなたの映画からどんなことを学びましたか?

仕事を本当に楽しむ可能性だね。それは、お互いに知り合いになったり一緒に時間を過ごすことを不可能にする派手な撮影に比べて、素晴らしい変化だね。

映画業界で友人になるのは本当に可能なのでしょうか?

もちろん。どの映画でも少なくとも一人は友人を作ったよ。

過去にトラック運転手として働いたこともあるそうですね。もしも俳優業が上手くいかなかったときの次善の策はありましたか?

次善の策なんてないね。私はただ生活をしている。自分が望むことをやって、それでお金も稼いでいることを良かったと感じている。時には並外れて支払いが良いからね。とても才能があるのに、いつもカメラの前やステージに乗っているわけではなく、私より暮らし向きが悪い俳優たちよりずっと良かったと思っている。

俳優で成功するために良いビジネスセンスは必要でしょうか?

私はビジネス面ではダメなんだ。お金を節約しないんだ。時々、突然お金がなくて、状況が悪い方向に向かっていると気づくということがおこるんだ。でも、その時でもなんとかやっていくんだ。今のところは、お金を慎重に使うかどうかは問題になっていないね。

あなたの人生は気楽で安らかなようですね。それは、あなたの仕事を他の人たちが助けてくれるからですか?

自分の服や食器は自分で洗うよ。掃除機だってかける。たぶん、他の人が望むほどそんなに完璧じゃないだろうけど、アシスタントは使っていないんだ。他の人が私の手荷物を運ぶべきだなんて、馬鹿げた考えだよ。牛乳が切れたらスーパーマーケットに行く。お腹が空いたら料理をする。自分自身に責任を持ちたいんだ。何かをなくしたとしたら、それは自分の過失。以上!

ヴィゴは何でも自分でやらないと気が済まないタイプなんですね。
作品を選ぶ時に、ギャラを問題にしないのは良いと思いますが、お金の使い方に無頓着なのは、ちょっと問題だぞ(笑)。

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コメント

punktさん、お久しぶりでございます。
worksさんに挙がる英訳を、いつも翻訳してくださって
ありがとうございます。

>今のところは、お金を慎重に使うかどうかは問題になっていないね。
本当に人にプレゼントするのが好きな人ですからね…
大きな物は(私の知っている限り)馬から、小さな物はお菓子まで(笑)
少しは老後の事も考えなさいって、無理ですか。

↓で紹介してくださった解凍ソフトlhaz、無事DLできました。
やはり、日本語で使えるのがありがたいです。

投稿: spring | 2007.05.13 00:42

springさん
あまりお金に細かいのもイヤですが、無頓着なのもそれはそれで心配ですよね。余計なお世話かもしれませんが(笑)。

解凍ソフトは、日本製フリーソフトで昔から良いものがたくさんありますからね。日本語で使えるにこしたことはありません。

投稿: punkt | 2007.05.13 15:06

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