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GQ Style イタリア版の記事

Gqstyle_it_2007primavera_estate先日、スキャン画像をご紹介した、GQ Style 春夏号 イタリア版。

この記事を、viggo-works の Cindaleaさんが英語に訳してくださいましたので、一部省略してご紹介します。

北から来たラテン人

       By リッカルド・ロマーニ

ヴィゴ・モーテンセンはニューヨークで産まれたが、彼のサッカー熱(彼はサンロレンソ・デ・アルマグロのファン)を満足させ、自分自身を表現することを可能にする芸術をはぐくむブエノスアイレスにいる時にのみ、故郷にいると感じる。映画はそれらの芸術の1つに過ぎない。

我々は、本当にどちらもせいぜい15歳程度の二人の子供のようだった。二人合わせればほとんど90歳になるというのに。ヴィゴ・モーテンセンと20分間話をしたが、話ができた唯一の話題は、古くて神聖なサッカー選手の写真カードのことだった。

このインタビュアーは、ボカのサポーターなんだそうですが、昔のサッカーの話題で大いに盛り上がったようですね。
ヴィゴがアルゼンチンで幼少期を過ごし、アルゼンチンを離れた後、20年後に戻ってきた時の話になります。

「最初に帰ってきたとき」と彼は言う。「すべてはずっと小さく見えたんだ。子供の記憶では、なんでもずっと大きくしているからね。飛行機が着陸する前でさえ、ホッとする感じがした。飛行機から降りた後、またすぐに人々の習慣や生活様式に気がついた。そしてもちろん、自分にも伝染したよ。サッカーから遠ざかってアルゼンチンを体験することはできないよ。サンロレンソは、私が最も良く知っている地域 Boedo のサッカーチームだ。評判の良い地域で、そこに住んでいる人たちはいつも一生懸命働いていた。実際、私がとても愛しているこのチームは、60年代には”carasucias”と呼ばれていたが、これは汚い顔という意味なんだ。彼らはとても実際的な人たちだった。6年間で4回のサッカーシーズンで優勝したんだ。ただもうどこにも負けなかったよ。君のボカができる限りのことをしてもね。」

現在のサンロレンソの説明があった後、

「私は私がそうである通りで、私ができることは何もない。だが、私の仕事や、もっと悪いことに私が到達した成功のために、自分自身を少したりとも変えたことは決してない。私は特権を与えられているが、いままでそれを利用したことはない。首のまわりにスカーフを巻いて、スタジアムの湾曲部分の席に行くんだ。私は、とてもたくさん、スペインのバックグラウンドの恩恵をこうむっている。」

それは、どういう意味ですか?

「私はニューヨークで生まれた。世界中を旅してきて、自分自身に1つの場所や他の場所のレッテルを張ることは難しいんだ。アメリカで育ったとはいえ、その時分にメキシコからやプエルトリコからの、自分のようなラテンの人たちに会うと、何か自分たちに共通点があることがわかった。彼らのアクセントは違っていたので、みんなとても風変わりなふうに見えたとはいえね。彼らはみんな遅れていると思ったんだが、それよりむしろ、遅れていたのは自分だった。」

この後、映画のアラトリステの話題から、現代のイラクにおけるアメリカ兵との類似点の話になり、ヴィゴの政治的な発言についての話になります。

すべてのインタビューで政治的な話をすると、しばしば非難を受けていますね。

「それは不当な非難だと思うね。私はそれから何も得ていないのだから。すべては、9月11日以降、ロード・オブ・ザ・リングの途中から始まった。リポーターがみんな、あの映画は隠喩的な意味があるかと私に聞いたんだ。彼らは、どのキャラクターがラムズフェルドやビン・ラディンの象徴だとし得るか、と尋ねるんだ。もちろん、それらには何の関連もない。トールキンがあの小説を書いた当時、彼らは誰も生きていなかったんだから。だが、メディアがそれを求めて、時にはそれに合わせなければならなかった。私は、自分が公衆にさらされる人格だと知っているし、彼らが質問してきたら、自分の考えを述べる。そして、答えが政治的に正しいかどうかについては、あまり気にしない。」

ハリウッドでは、それは助けになりませんね。

「私の人生において、自分の行動の効果を検討して何かをしたことはない。もしも、次の2年間の私の計画を尋ねられたら、私は本当にわからない。演技をすること、書くこと、写真を撮ることや絵を描くことすべてが、私の中に持っているものを表現する必要性に対する答えなんだ。それらの中に優先順位なんてなくて、毎日毎日、取組もうとする機会があるだけなんだ。」

それでは、向こう2ヶ月間の計画は何かありますか?


「私は何の社交的な集団にも属していない。このプロデューサーに会ったり、あの監督に会ったりするためにパーティに行くことはない。私はきわめてラッキーなことに、自分の小さな世界を、ショービジネスから離れて維持することができている。申し出を受領し、私に確かな必要性があることがわかる。自分自身の真価が問われなければならない。私の選択を規定しているのはただ1つ、私がやるのは、そこで何か学ぶことができるものなんだ。向こう2ヶ月間だって? 私の出版社から詩の本を2、3冊出版できたらたらいいね。」

そうですね、出版社のことを忘れていました

「小さいんだ。一年に、8冊の新刊を出版するに過ぎないからね。どれも自分のものにしようとすることが難しいのは判っているが、誰も出版しようとしなかった人々の作品を出版することは、私に多くの満足を与えてくれる。私はよく言っているんだ、人生は気違いじみたり、さらには悲観的に感じられかもしれない。だが決して退屈することはない。」

もしも、サッカー選手になっていたら...?

「私は本当に上手くないんだ。プレーできるけれど、楽しみのためだけなんだ。とはいえ、良いファンだよ。サンロレンソ・カラーの ”azulgrana”シャツを、映画のプレミアのときだって着るんだ。」

それでは、スタジアムでお会いしましょうか?

「待ちきれないよ。でも今度は私たちが勝つからね!」

やっぱり最後のしめはサッカーの話題です。
ヴィゴが草サッカーをやってるところを、見てみたいですね。

Cindaleaさん、ありがとうございました。

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