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映画3本

Lakehouse昨日、今日の2日間で映画3本を見ました。
ごく簡単に感想など。

イルマーレ原題:The Lake House

とても良い映画でした。
言わば荒唐無稽なお話なわけですが、ストーリーテリングが上手くて、自然に話しの流れに乗せられてしまいます。
過去を変えることによって、未来が変わってしまうというタイムパラドックスも、小さなエピソードを事前に見せることによって、話の大団円も無理なく信じることができるように持っていっているのがなかなか上手いですね。

後で冷静に思い返してみると、突っ込みどころもあるのですが、映画を見ている瞬間にあまりそれを気づかせないのが良かったです。
素直で優しい映画だと思います。

韓国映画の「イルマーレ」のリメイクとのことですが、私は元の映画を見ていないので、比べてどうなのかはわかりません。

ただ、タイトルは、「イルマーレ」が知名度があるのでそのまま使ったのはわかるのですが、原題のままの「レイクハウス」の方がずっといいと思います。
この湖の家「レイクハウス」が第3の主役なんだし、「イルマーレ」という単語も出て来ることは出てきますけど、それは元の「韓国映画」へのオマージュとして名前だけ借りている感じですからね。

Happyfeet_m 【おまけ】 イルマーレの上映前に、イライジャ・ウッドが主役のマンブル君の声をやる、「ハッピーフィート」の予告編が2本も流れたのが嬉しかったです。
1本はマイウェイを熱唱するペンギン(声:ロビン・ウィリアムス)のバージョンで、もう1本は子ペンギンのマンブル君がキュートなタップダンスをするバージョン。マンブル君がふわふわで、思わず手を伸ばして触りたい感じでしたよ。


Birth記憶の棘原題:Birth

こちらは、なんだか見終わって釈然としませんでした。ちょっと肩透かしをくらわされたような。

これも、生まれ変わり?という、やはり荒唐無稽な話でスタートするのですが、話の展開の後半がちょっと納得がいかない感じです。
ニコール・キッドマンは美しいですし、彼女の死んだ夫ショーン(?!)の生まれ変わりだと自称するショーン少年の言葉に心が揺れる演技は説得力はあるんですが...
人間は、自分が信じたいことを信じる、ということなんでしょうけど。


Capote カポーティ 原題: Capote

初日の1回目に行ったのですが、ほぼ満席で男性客が多かったのが特徴的でした。

フィリップ・シーモア・ホフマンがアカデミー賞主演男優賞をとったのも納得の作品。ほとんど全編、ホフマンが出ずっぱりで、強烈な印象を与えられます。

トルーマン・カポーティの「冷血」は10年以上前に読んでいて、もうかなり忘れてしまいましたが、それでも、捜査官の捜査メモ、裁判記録などをはさみながら、淡々と事実や証言を積み重ねていくスタイルのノンフィクション・ノベルの、ひんやりした感じ、分厚い本でしたけど一気に読んでしまったことは、なんとなく覚えています。

「冷血」を読んだ時、こんな捜査官のメモや、犯人の生い立ちに迫

るような内容の取材はどうしたのだろうと思ったものですが、その疑問への答えがこの映画です。
カポーティ自身の冷血さが際立ってきながら、犯人への共感と自作を完成させたいという矛盾する感情に苦しむ後半が秀逸です。

ずっしりと重量感のある映画で、誰にでもお薦めするというタイプの映画ではないと思いますが、見る価値のある映画だと思います。

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