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XLSemanal ヴィゴとレベルテの対談(その1)

Reverte_vs_viggo先日、viggo-worksでスキャン画像が紹介されていた、XLSemanal の記事ですが、XLSemnal のサイトにも記事がアップされました。

また、viggo-wroks の paddyさんが、この記事を英訳してくださっています。
いつものように、paddyさんの英訳を参考に、ご紹介したいと思います。(paddyさん、ありがとうございました。)

記事では、ヴィゴとレベルテの対談の前振りとして、二人を紹介するとともに、いかに二人が打ち解けて仲が良いか、子供を持つ父親として共感するところがある、ということなどが書かれているのですが、ここは省略。二人の対談の部分からご紹介します。

レベルテ vs ヴィゴ

XLSemanal:
結果に満足していますか?

ヴィゴ・モーテンセン:とてもね。でも私はとっくに撮影が始まった時から満足してたよ。すべてが素晴らしく見えたんだ。衣装から戦闘までね。でも何よりも、監督の考え方があなたの書いたものに完全に一致していたよ、アルトゥーロ。

アルトゥーロ・ペレス・レベルテ:(同意してうなずく)

XL:アグスティン・ディアス・ヤネスはこんな風に「複雑でとても大変な」撮影を予測していたんでしょうか?

VM:でもそれは同時に楽しいんだよ。

XL:どこが最も難しかったですか?

VM:私にはわからないな。おそらく、実際的な問題として、もっとも大変だったのはクルーが非常にたくさん旅をしなければならなかったことかな。私たちは多くの場所で撮影したんだ。そして200人以上の人々を動かそうとした...タマランカ・デ・ハラマ、エル・エスコリアル、カディス、セヴィージャ、タリファ、ウベダ、バエサ...おそらくそんなには撤収することはなかったんだろうけど。私たちはそれら全ての場所にいなければならなかった。最後の結果はそれほどよくはなかったよ。

APR:でも撮影の標準以上の厳しさと複雑さは、多かれ少なかれすべての映画にあることで、結局彼らはプロなんだ。私はヴィゴが役柄を演じた方法を指摘したいね。君は1つのことに気を配らなくちゃならなかったからね。彼はスペイン人じゃないんだ。でも、確かに彼は我々の言語を流暢に話すので、彼が人に近づくのを容易にしているよね。そして彼は教養のある俳優だ。すべての俳優がそうというわけじゃない。彼は読書をする俳優だ。だが、彼がここに来た時は、なんと言っても外国人だった。そして、スペイン人の役柄への、目覚しい同化のプロセスがあった。私が最も感動したのはそこだよ。私のこれらの最も貴重な経験は、ヴィゴがどのように次第にアラトリステになっていったかを見たことだ。そしてそれは、カメラの前だけではなくて、この映画の仕事をしている間の彼の人生のすべての時間でそうなんだ。なんと彼はスペイン人の特質を身につけてしまったことだろう。それを切り抜けさせるのに友人と剣のほかは何も持たないスペイン人兵士の運命。彼がどうやってその役柄をつくりあげかは驚異的だ。この映画を見始めた最初の瞬間から、ヴィゴがスペイン人を演じていないことに気がつくだろう。肝心なのは彼がスペイン人だということなんだ。ヴィゴは撮影の間中、スペイン人だったよ。(ヴィゴに向かって)そうだったよね?

VM:(微笑んで)そうだったと思うよ。本当のところ、良い地図、良い海図を、あなたの書いた本の中に持っていたからだけどね。その上、タノ(アグスティン・ディアス・ヤネス)が書いた脚本も、私のキャラクタを作り上げるための大きな広がりを助けてくれたよ。私はまず脚本を読んだんだ。あなたの本は読んだことがなかったからね。そしてすぐにあなたの本をまとめて読んだんだ。私がタノの提案を引き受けた次にやったことといえば、マドリッドのグラン・ビアの本屋に行って、アラトリステの本を全部買ったんだ。そして2、3日むさぼり読んだよ。アラトリステは凡庸ではない。肝心なのは、物事が起きた時、人々が支配されていた時、人々は結局のところ多かれ少なかれ凡庸なんだ。彼は13歳の時から兵士として仕え、死ぬまで王冠と、旗と、そしてことのほか彼の同僚に対して忠実だった。

APR:特に彼の同僚に対してね。

VM:何よりもね。彼は権力者との問題を抱えていたが、いつも民衆の側だったんだ。

APR:同志愛。この感じは、この映画でヴィゴを取り巻くすべての俳優たちが作り出すことができたものだね。エドアルド・フェルナンデス、ウナクス・ウガルデ、フランセスク・ガリード、アントニオ・デチェント... 彼らは時々お互いに殺しあう仲間だ、なぜならそうする他に選択の余地がないからで、でも何よりも彼らは仲間なのだ。「殺す」という言葉は基本だと考えたまえ。人々は今よりも簡単に殺された。殺しは今日のように、それほど重要なことではなかった。殺しは日常のことだったんだ。私はまた、ヴィゴのためにこれを強調したい。彼のキャラクタを作り上げる時に、とてもとても重要な言葉が「闘牛士」だった。

長いので、続きは(その2)で紹介したいと思います。

XLSemanal  ヴィゴとレベルテの対談(その2)

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コメント

こんにちは、いつも訳をありがとうございます!
(直接お礼申し上げるのは初めてでしょうか・・・すみません) 英語もスペイン語も手も足も出ないので、いつもお世話になっています(^^ゞ
グラン・ビアの本屋でまとめ買い! 旅立つ前にヴィゴスポットが判って嬉しいです。レベルテさんとのがちんこ対談^^ 長文ですが、続きも是非お願いします!

Peta Yuha Mani>
炎と共に歩むというと、ツイン・ピークスを思い出します。当時出典を探し回りましたが判らず・・・。ラテンなヴィゴの火は熱そうですが、ヒダルゴでは静かに燃えているイメージでした。ぴったりな名前ですね。

投稿: mayumi | 2006.08.22 13:27

mayumiさん
おお、スペインに行かれるのですね。
アラトリステの舞台をしっかりと楽しんできてくださいね。
お土産話を楽しみにしています。

投稿: punkt | 2006.08.22 22:44

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