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共犯者

filmink_21つ下の記事で紹介した、オーストラリアの映画雑誌 FILMINKの記事のうち、ヴィゴの記事の部分を読んでみました。ほんの一部を抜粋してご紹介します。

この記事はヴィゴのインタビューを中心にした記事と、クローネンバーグ監督のインタビューを中心にした記事からなっていて、記事全体には写真のように "Partners in Crime" (共犯者)というなかなか洒落たタイトルがついています。

ヴィゴにとって、HoVがLOTR以来、わずか2本目の映画であるということについて、ヴィゴ自身は、それはキャリアに対する考え方の違いで、もっとたくさんの映画に出ることはできたかもしれないが、それが注目を集めるためだとしたら、今でも十分過ぎるぐらい注目を集めたし、生活をする上で困っているわけでもなく、他人や友人や家族を助ける余裕もある。それに映画とは関係ない仕事で忙しいから、というようなことを言っています。

また、ヴィゴの子供時代に両親が離婚したこと、それによって母親と2人の弟達とともにニューヨーク州の田舎に転居したことについて

「私は、この時はあまり上手く変化するように対処できなかったが、だんだん慣れたよ。 私の十代のほとんどの間、起きて枕から頭を上げる前にまず最初に考えたことは、もしも死んだら、ということだった。私は、私が知りたい、やりたいと思っているすべてのこと、まだ読んでいない本のこと、まだ見ていないあらゆる場所のことを考えて、本当に憤慨していたんだ。」とヴィゴは回想する。彼の2人の弟達は、2人とも地質学者である。「何度もの転校は、時々、まわりの暴力の攻撃を受けやすい状態にさらされることになる。2、3回、学校のいじめにあったよ。いつも、しばしばそうであるように、誰かが私に対して決着をつけようとすることは、私を驚かせた。けんかはとても素早く起こり得るし、見てないとそういう風には見えない。『あの人たちは地面で何をしているの? 何が起きたの?』それはとても素早いんだ。暴力はまさにこの素早さにあるね。」

お父さんの仕事の都合で、あちこち移動が多かったそうですから、転校生だったヴィゴは、いじめられたこともあるんですね。
子供の時の写真を見ると、一見、おとなしそうな感じなので、「やっちまえ!」というのの餌食になったことがあるのでしょう。
それにしても、毎朝、もしも自分が今死んだらと考えて、あれもやり残した、これもやりたいのに、と考える10代の少年というのは、相当変わっているような気がします。

暴力の可能性というのは、人間なら誰にでもあることだ、というヴィゴのコメントを受けて

モーテンセンは、今日はとても穏やかで落ち着いているように見える。クローネンバーグの映画で描写したような並外れた種類のものはもちろんのこと、いったい彼に、どんなものであれ暴力の形を見せる能力があるのかと不思議に思うだろう。「私だって腹を立てるよ。」彼は激しくうなずいた。「それは間違いない。」

などというやり取りも。

そして最後に、ヴィゴの有名な「伝説」の真相が明かされます。

ある、高く評価されているサイトによれば、モーテンセンは彼の映画の契約書に、彼の息子と共に過ごす神聖な日であるハローウィンには撮影をしなくてもよい、という条項があるという。この事を彼に繰返してみると、真剣な目がいたずらっぽく輝いた。「本当に? それはすごくおかしいね! 映画会社が『ええ、もちろんハローウィンには働かなくて結構です』なんて言う事を想像できるかい? 私が言ってる意味は、ペナルティなしにそんなことができるか、っていうことだけど。」

「私はこのお話を、以前にインタビューに飽き飽きした時に作ったんだ。それが戻ってきて、ずっと私を悩ませるわけだね。みんなに、ちょうど、ほとんど真に受けるようなものを提示してしまったんだと思うよ。」

このヴィゴの契約書に関する「伝説」は、私もあちこちで読んでいたのですが、なんとヴィゴ自身が作り話でインタビュアーをかついだんですね。それが回りまわって、ほとんど伝説化しているわけです。
伝説めいた話なんて、多かれ少なかれこんなものかもしれません。

FILMINK は、下で紹介した viggo-works の記事に追記された内容によると、海外からも通販を受付けるそうです。詳細については、FILMINKの担当者にメールで問い合わせることが必要となります。

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コメント

こんばんは~!
とても興味深い内容を訳してくださって、有難うございます。
ここ何日間か、あらゆる締め切りに追われて、右往左往しましたね!(^^ゞ
今、ゆっくり読ませていただきました。
Viggoのハロウィン逸話、Viggo自身の冗談だっていうの
「ああ、やられたぁ!」って思っちゃいましたわ(*⌒д⌒*)
私、ずっと信じていたんですよ(笑)

投稿: かづちゃん | 2006.02.16 20:51

かづちゃんさん
本当にあわただしかったですね(笑)
人事を尽くしたので天命を待ちましょう。
ハローウィンの話は私も信じてたんですけどねぇ。

HoVでも、監督夫妻がラブシーンを実演してみせた(爆)、という話をヴィゴが言いふらしてから、あちこちのメディアで報道されてましたけど、あれも作り話みたいですね。
ヴィゴの話が面白すぎる時は、眉につばをつけないといけないですね。

投稿: punkt | 2006.02.16 22:45

punktさん
Filminkの記事の紹介、ありがとうございました♪
これについてお話しできる方を探して、真っ先にこちらに来てみたら、やっぱり〜。(笑)これから記事を訳す時には、「冗談の可能性あり」と注をつけた方がいいかしら。(笑)
ところで、レポーターの件、当選をお祈りしています♪

かづちゃんさん
初めまして、estelです。よろしくお願いします♪
私も最後のオチには、やられた〜って思いました。この美談に私が流した(すずめの)涙はいったい・・・、って。(笑)

投稿: estel | 2006.02.17 09:38

punktさん、こんにちは~!
あわわ・・・!「監督夫妻がラブシーンを実演してみせた」話、
あれもViggoの作り話だったんですか!!!
またしてもViggoにやられちゃいました~~(笑)
ええ、すっかりアタマから信じてました!
また、カントクなら、やりかねない・・・と・・・ごめんね、カントク・・・(笑)

estelさん、こちらこそ、初めまして!
どうぞよろしくお願いいたします(*^▽^*)
私も・・ハロウィンの時は「今頃Viggoはヘンリーと一緒なのね・・」
とメルヘンちっくになっておりました。
アホでした・・・(笑)

投稿: かづちゃん | 2006.02.17 15:51

estelさん
estelさんも原文を読まれて「えぇ?!」ってなったんですね。
いままでに目にした記事と同じようなことしか書いてないのかなぁ、と思いながら読んだんですが...
ヴィゴファンにとっては「スクープ」でしたね。(笑)
レポーターの件、応援してくださってありがとうございます。

かづちゃんさん
「ラブシーン実演」の話は、その後の監督の反応や、いろいろなことを総合してみて、ヴィゴの作り話だと思います。
そもそものヴィゴの話し方も胡散臭かったんですよね。
LOTR撮影中も、先頭にたって悪戯してたような人ですから、エイプリルフールでなくても、エイプリルフールばりのほら話は得意なのかもしれませんよ。(笑)

投稿: punkt | 2006.02.17 17:52

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