« デンマークのTVのクリップ | トップページ | アルゼンチンのヴィゴ(続報) »

スペインのインタビュー記事(その2)

しばらく間があいてしまいましたが、スペインのインタビュー記事の後半部分です。
アラトリステの原作者、アルトゥーロ・ペレス・レベルテの印象についての話の部分からです。

スペインのインタビュー記事(その1)
  出典 : interviu.es 11月7日の記事

ヴィゴ・モーテンセン:「私はとても子供っぽい」(後半)

- ペレス・レベルテと一緒に仕事するのはどうですか?
- アルトゥーロは知的で礼儀正しい人だ。彼は撮影中はあまり多くは私たちを訪ねてこなかった。たった3回か4回だった。彼は監視しているという印象を与えたくなかったんだと思うよ。そして私たちが完全に自由に働けるようにしてくれて、私たちを信頼してくれたんだ。彼が監督のTano(アグスティン・ディアス・ヤネス監督のこと)と一緒に座ってこのプロジェクトについて話していた時に、アルトゥーロには歴史に忠実でそれを尊重したものを作る必然性がある、と私は考えた。最終的に彼は、私たちがクエンカ県での、壮大なロクロアの戦いの撮影をしていた時にはもっと来たよ。ロクロアの戦いでは砲兵隊とフランスの騎兵隊が、我々スペイン人、カルタヘナの歩兵部隊に強烈な打撃を与えた。そして彼は興奮したようだった。2、3日して、彼は私に、そして監督に、お礼の手紙をくれた。これはスペイン人が誇りに思う映画になるだろうね。

- 「絶望と嫌な雰囲気をただ見つめる。彼の撮影がない日でさえ、彼は衣装を着て手に剣を持って家を空け、考える。これが彼のやり方。畜生め。計り知れない。素晴らしい。」とペレス・レベルテが監督のコメントとしてあなたについて書いていますが...
- 私は自分自身を完全に私が解釈した役柄に没入させ必要がある、歴史にどっぷりつかり、その地に住んでいる人々とおしゃべりをし...でも、私がどういう風に仕事をしたかに関して伝説の類が作られるんだ - LOTRについてはいろいろ書かれたけど。それによると、私はアラゴルンの衣装を着替えず、そして森の中に住んでいたとなってるけど。最初の項目は正しいかもしれないが、2番目の項目は正しくないよ。

- その名前はどこからきているのですか? Viggoとは何を意味するのですか?
- これはとても古いデンマークの名前で、私の父の名前なんだ。古いデンマーク語で兵士、守護する者を意味するんだ。

- 違うスペインの監督との仕事を経験した後で、あなたはスペインは人材の宝庫だと思いますか?
- そう思うね。なぜならとても良い監督たちがいるからね。私は戻ってきてここで仕事をしたいな...

- 特に一緒にやりたい人は誰かいますか?

- そうだね、個人の名前を出すのはやめよう。個人の名前を出して、他を忘れるのは私にとって危険なように思われるからね。私がここ何ヶ月かスペインで過ごした間の、素晴らしい時間を持ち続けるよ、そして私は戻ってきたい。

- どんな映画のオファーやプロデューサーならプロジェクトとして良いのでしょうか?
- それについて何か言うとすれば、面白くて挑戦的な話ならば、いつでもそれは私を引き付けるね。人々に敬意が払われていて、ユーモアのセンスがあることもとても重要だね。でも私がいつも、クローネンバーグやTanoのように、他の人々を大事にし、他の人々の仕事を尊重することを知っている、知的なプロフェッショナルと一緒に仕事できる幸運に恵まれているわけではない。

- あなたがすでに、'My Brother's Gun' で仕事をしたことのある、Ray Lorigaと撮ろうとしていた映画については、何があったのですか?
- 最終的にはできなくなってしまった。「テレサ」のために書かれた脚本では、とても良い役が私にオファーされたんだ。でも、今まさに撮影しようとしている段階で、私はプロモーションの真っ最中で、それをしようとすることができなかった。

- どんな時に、あるいは何がきっかけで、ヴィゴ・モーテンセンは一人前の男になったのですか?
- 俳優はあまり大人な人々ではないんだ。実際、そんなわけで、私はそういった変化が起きた正確な時を覚えていないな。私はまだ子供のままなんだと信じているんだ。私はとても子供っぽくて、まったく私はそれで困ってはいないんだ(笑) もしも、能力のある良い俳優であろうとするなら、とても大人であることは、ある程度危険なことなんだろう。無邪気さの段階を少し残していることと、空想を上手く使うことは、真に努力するあらゆるアーティストにとって本質的なものだ。

- それでは、どこに秘訣があるのでしょう?  なぜなら、あなたはとてもそのように若いのに生真面目で...
- 時々なだけだよ(笑) 私のことを少し知るようになった人たちは、私がいつもそんなに真面目というわけではないことに気がついているよ。

- 私たちの国から何を得ましたか?
- 多くのものを。でも、主として人々だね。なぜなら、人々から歴史は起こり、そして実際「アラトリステ」に関係するすべてのものは人々と関係があったのだから。私はとても良い時を過ごしたよ。私は決して忘れない素晴らしい思い出を持ったよ...サッカーのようなね。私はベティス(訳注:レアル・ベティス、セビージャのチーム)の試合を観たよ。1つはレアル・マドリッドで、もう1つはカディスだ。その他はTVでね。仕事の日程はたくさんの息抜きを許してはくれなかったんだ。でも、素晴らしいスペインの思い出ができたよ。

アーティストは老成してしまってはだめだ、というのは何となく納得できる話ですね。それで、ヴィゴは確信を持って、時々子供のようなイタズラをやらかすわけですか(笑)
「テレサ」についてはかなり乗り気だったような感じですね。ただ、HoVのプロモーション活動の時間と、ヘンリー君と過ごす時間のことを考えて、無理だと判断したのでしょう。

|

« デンマークのTVのクリップ | トップページ | アルゼンチンのヴィゴ(続報) »

Viggo Mortensen」カテゴリの記事

アラトリステ」カテゴリの記事

コメント

いつもながら読みたい!と思っている記事を
訳して下さって有難うございます。
続編を楽しみにしておりました。

Punktさんおっしゃるように、
アーティストとして柔軟性がなくならないように
Viggoは色々アンテナを張っているのですね!

でも、Viggoほど色んな意味で“大人”な人はいないんじゃないか、と思うのです。
勿論、いい意味で、ですよ(*^▽^*)

投稿: かづちゃん | 2005.11.21 23:22

かづちゃんさん
少年のような部分と、ものすごく大人の部分が絶妙に混ざっているからこそ、魅力的なんでしょうね。

投稿: punkt | 2005.11.22 01:09

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« デンマークのTVのクリップ | トップページ | アルゼンチンのヴィゴ(続報) »