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ヴィゴのインタビュー記事

viggo_todoentrevistasviggo-works で pattsさんが紹介してくださった、todoentrevistas.com のヴィゴのインタビュー記事をご紹介します。記事に載っている写真からすると、シッチェス映画祭の時のインタビューのようです。

スペイン語のインタビュー記事を、pattsさんが英語に翻訳してくださっていますので、それを参考に、記事の一部をご紹介します。

ヴィゴ・モーテンセンとの会見
 「誰でも暴力的になれる」

'A History of Violence'の監督、デイヴィッド・クローネンバーグは、素晴らしい俳優たちと仕事をしてきていますね。彼と仕事をするのはどんな感じですか?

彼は、ごく小さなミスも許さない、とっても厳しい監督なんだ。彼は私たちに何も食べさせてくれないし、ほとんど水でさえ飲めなかったんだ...彼が俳優の仕事の仕方が気に入らなかったら、彼自身のおしっこを飲むように与えられただろうね(笑)。まじめな話、彼は輝かしいキャリアのとても偉大な監督で、彼と仕事をしたことは喜びだったよ。

大衆の偶像となることについてはどう感じていますか?

明らかに「ロード・オブ・ザ・リング」三部作が私の人生最大の好機を与えてくれた。私は、この成功がなければ、今やっているこの映画はできなかったと承知しているよ。真実は、それが私に多くの幸運を与えたということだ。この映画のように俳優たちをとても気にかける監督たちと仕事をすることは、どんな俳優にとっても本当に喜びなんだ。

クローネンバーグ監督については、どんな冗談を言ってもお互いに許しあえる仲のようですね。だんだん言うことがエスカレートしてきているような気がするんですが(笑)

どのようにして、2つの異なる人格の表現をやってのけたのですか?

私は2つの人格の演出だとはおもっていない。デイヴィッド・クローネンバーグもそう思っていないよ。彼はただ1人の男なんだ。そして、彼は私たちみんなと同じく、ただ1つのことをしようとはしない。彼はとても違うことをしようとする。彼は刻一刻、違うんだ。彼は2つの人格が1人に統合したもので、やはり同じ人物なんだ。これは私たちみんなにもおこることだ。私たちはみな、状況によって違った行動をとる;ここにある違いは、暴力が入ってくるんだ。

    ******

あなたは、この役のためにどんな心理的な準備をしましたか?

私は監督と共に、この役の人生の前歴を考える作業をしたよ。私は彼の子供時代がどんなだったか、彼の昔の習慣を想像したんだ・・・私はすべての映画でいつもこういう風にするんだ。私にとっては、これがもっとも楽しい部分なんだ。これがもっとも私に満足を与えてくれる。さらに、私は回顧し、この役の過去を見いだすためにいろいろな場所を旅した。いろいろな場所や、いろいろな方言を知るようになることも私を助けてくれる。最初から、私はすべてのニュアンスや心理的な話し方を役に入れておきたいんだ。彼はいつでも同じ人物なんだからね。

アラトリステもそうでしたが、ヴィゴは徹底的に自分が演じる役を掘り下げて、映画には直接映らない、その人物の生い立ちから日頃の習慣まで、役柄を作りこむのを常としているようです。そして、実はこのプロセスを一番楽しんでいるんですね。

この映画が受けている良い批評が、あなたのオスカーのノミネートをもたらすかもしれません。それはあなたにとってどういう意味がありますか?

そのような賞にノミネートされることは、より多くの注目を引き寄せるので、映画により長い寿命を与えるだろうね。俳優にとっては、他の仕事をオファーされるということで役に立つだろう。でも、私はあまり興味がないんだ。私にとって、賞のための競争はいつでも奇妙に見える。私にとって、それを勝ち取ることは名誉なのであろうが、私が切望するものではない。もしも、監督のデイヴィッド・クローネンバーグがオスカーを受けたら、それは私にとって大きな喜びだ。彼は長年働いてきて私よりはるかに幅広いキャリアがあるんだから。

ヴィゴ自身がオスカーには興味がないことは先刻承知なのですが、もしもクローネンバーグ監督とHoVの作品自体がノミネートされて、大好きな監督に要請されたら、たとえヴィゴ本人がノミネートされなくとも受賞式に参加、などということはあるのでしょうか?

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コメント

punktさん
pattsさんの英訳の邦訳(複雑だ…)と掲示板でのお報せを有難うございます。早速読ませて頂きました。監督とのジョーク合戦、どんどんエスカレートしていきますが、信頼しあっているんですね。見ていても微笑ましいです。もしAHoVがノミネートされて監督からの要請があったら出席するかもですよ。指輪と違ってヴィゴが参加しないと…
この記事をブログでも紹介させてくださいね。

投稿: Miki | 2005.11.06 05:34

こんにちは♪
いつも読みたい記事を翻訳してくださって、
助かっております!有難うございます。

私は、とーってもアカデミー賞、勝手に狙っております(笑)
映画を観ていないのに、
「Viggoは受賞できる器のヒトなのよ~~!」と
一人、思い込んでおります(^^ゞ

Viggo自身がノミネートされていなければ、
監督が言っても授賞式の出席は、ちょっと難しいかもしれないですね・・・。
ノミネートされるだけでも大満足なので、
なんとか実現されて欲しいですわ・・・!(願)

投稿: かづちゃん | 2005.11.06 14:02

Mikiさん、かづちゃんさん
アカデミー賞、どうなんでしょうね?
ヴィゴ自身がアカデミー賞のやり方が好きでなくて、ちっとも欲しいと思っていないのはよく判っているのですが、それでもファンとしては、アカデミー賞の授賞式で一度見てみたい、と思ってしまうんですよね。

投稿: punkt | 2005.11.06 15:20

初めて書きこみします。いつも拝見しておりました。いつも素敵でためになる情報や翻訳をありがとうございます。
ヴィゴと監督の息の合ったかけあいに読み手の私も思わず笑っちゃいました。お互いに信頼しあってるこそですね。ヴィゴの役に対する姿勢は見えないところまで徹底していて、またその過程を楽しんでやってるのが素晴らしいです。
aHoVアカデミーどうでしょうか?ヴィゴ本人は賞にはちっとも興味がないようですがファンとしてはやはり見てみたいです。その前に作品見ないとね(笑)

投稿: じーな | 2005.11.06 18:39

じーなさん
ヴィゴの監督についての発言は、どんどんきわどくなってきてますからね(笑) 信頼関係がなかったらあんな発言はできないですよね。
ファンとしては、やはりアカデミー賞にノミネートされたら嬉しいですよね。

投稿: punkt | 2005.11.07 00:00

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