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ヴィゴのインタビュー記事@ The Progressive

雑誌 The Progressive のサイトに載った、ヴィゴのロングインタビューをご紹介します。

このインタビューは、ヴィゴの政治的な活動に対する考え方がよく判る、とても良いインタビュー記事なのですが、なにせ長い。
すべてはご紹介しきれないので、つまみ食い的にご紹介したいと思います。

ヴィゴ・モーテンセン インタビュー
     by Nina Siegal  The Progressive 11月号

確かに、彼はキュート(原文が "cute")である。いや、キュートじゃない。際立って、開いた口がふさがらないほどゴージャスである。だが、LOTR 三部作でアラゴルン王を演じ、近ごろではデイヴィッド・クローネンバーグの最新作 A History of Violence の主役で賞賛の批評を勝ち取ったヴィゴ・モーテンセンについて、最も興味をそそられるのは、いかに彼が政治について話すことを好むかということである。

私が The Progressive のインタビューのために、彼に7月に電話をしたとき、彼はこれから公開されるスペインの歴史的映画、アラトリステ の4ヶ月に渡る撮影から戻ってきたところであった。彼は疲れ果てているようで、かろうじて電話を持っているという様子だったが、彼がイラク戦争、ブッシュ政権、俳優と芸術家の主流政治の話における役割について話し始めると、彼は眠くなくなったようであった。結局、私が彼に疲れたと告げることとなった。

2日後、彼が電話をかけ直してきた。彼は、彼が話した2、3の点を明確にし、さらなる質問に答えたがった。そして彼はその後も、何度か同様にしようとした。私たちはカトリーナ災害の時に最後の話をした。私は、ハリウッドで最もハンサムな主役の1人が私の声を好んでいると思って喜んでも良かったのかもしれない。だが、ほとんど彼が話していたのだから、明らかにこの場合は違っていた。

この後、ヴィゴの経歴の紹介や、HoV、アラトリステの紹介が続きます。(アラトリステの紹介部分で春に公開と書かれているんですが、裏づけ情報はとれていません。)

時差ボケがなくても、彼は物柔らかに話す。彼は彼個人の才能について話すことを好まない。しかし、彼に政治向きの話をさせると止まらなくなる。下記は私たちの多くの電話の会話の要約である。

ということで、この後は要約といいながらも長いインタビュー記事が続きます。
Q&A形式になっているので、ごく一部を抜き出してご紹介します。
各Q&Aの前後など、詳細については原文をご覧になってください。

Q:あなたは評論家たちが言うように、反ブッシュなのですか?

A:いや、私は反ブッシュではない。私はブッシュの振る舞いに反対しているのだ。言い換えると、不正行為、拝金主義、残虐行為、人種差別、帝国主義、宗教上の原理主義、裏切りと、ブッシュとその行政機関が見せている一見無限のような偽善に反対している。

    *  *  *  *  *

ヴィゴがTTTのプロモーション活動中に、戦争反対Tシャツでチャーリーズ・ローズ・ショーに出た時に批判されたことなどについての話題から

Q:平均的な市民は、有名人が政治について考えることについて、関心を持つべきでしょうか?

A:私は、俳優や歌手、あるいは野球選手やサッカー選手が、他の人たちよりも特別の注目を得るべきだとは思わないが、他の人と同じように意見を持っているんだ。人々が芸能人に「身の程を知れ」と言う時、彼らは同じことを配管工、先生やタクシーの運転手に言うかもしれない。私たちは誰でも自分たちの見解を表明できるべきだ。

Q:あなたは、俳優が意見を述べようとした時に、特に妨害を受けていると思いますか?

A:それはほとんど基本的な駆け引きだね。本当に、エンターテイメント産業や公的職業の人々が彼らの意見を表明しようとすると、どんな活動も最小限にしようとする。見てご覧、本心から世界を気遣ってというより、注目を集めたいために、派手な行動を取って公然と政治に係わる人たちがいる。だが、私はそれが大多数だとは思わない。言いたいことがある大多数は危険を冒している。リスクがあるんだ、なぜなら口を閉じて生計を立てていた方がより安全だからね。関心があって憂慮しているから、彼らは声に出して言い、また話し続け、政治的なプロセスに係わる。私自身は機会があって幸運だと思っている。軽く耐えているわけではないが、罵ったりはしない。私は、それについて自分が強く感じない限り、また対象を広範囲に渡って調べてそれに関する詳細な情報を得るまで、声高に話すことはない。しかし何も言わなければ、それは怠慢によって嘘をついたことになると私は思う。私は個人的にはそれは道義に反していると思うんだ。そうだね、それで少しファンを失うかもしれない。でも何かを言わなければならないんだ。

    *  *  *  *  *

Q:あなたは、数多くの役柄を演じてきて、今や A History of Violence、オーシャン・オブ・ファイヤーとロード・オブ・ザ・リングで、悪の力と戦うある種のカウボーイの型を演じました。あるトロントの新聞は「新しいジョン・ウェイン」とあなたにあだ名をつけました。こういったタイプのヒーローと表現されることについてはどのように感じますか?

A:新しいジョン・ウェインがどんなものだか私にはわからない。私は、どんなタイプの役柄であれ、いわゆるヒーローと言われる役柄でさえ、意識して選択することはない。そして、ある役柄がとても信頼できそうであるとか、とても勇敢だとしても、私はいつも別の面を見つけようとする。どんな時に、彼らは勇敢でなく、信頼できそうでないのか?

    *  *  *  *  *

Q:あなたは演技の他に、多くの興味の対象があるようです。あなたは写真家、詩人、ミュージシャン、画家、そして出版者ですよね。もし、ある奇怪な理由で、あなたがあなたを表現するたった1つの手段だけ選ばなければならないとしたら、どれにしますか?

A:それは、視力、聴力、話す能力の、どれを失うのが良いかと言っているようだね。私はそんなことは考えたくない。それに興味があるから、その、私がすることを追い求めるのだ。そして私は同時にそれらをやる機会があることを感謝している。

ヴィゴ自身の良心、正義感から、黙っていることはできないというのがよく判る記事です。
この雑誌自体の名前も「進歩的な人」「革新主義者」といった意味ですし、ホームページの一番上に "A leading voice for peace and social justice since 1909" というコピーが掲げられているので、平和や社会正義に関心が深い人たちが読むような雑誌なのでしょう。

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