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「ウクレスでのアラトリステとの再会」(その2)

「ウクレスでのアラトリステとの再会」(その1)の続きです。

Diario de León 6月26日の記事より

Viggo-Works の paddyさんが英語に翻訳してくださったものを参考にして、ところどころスペイン語の辞書をひきつつ要約してご紹介しています。
今回参考にした、paddyさんの英訳は、こちらこちらです。

ウクレスの戦場としてセットされた平野には、作り物の死体や傷ついた人々がごろごろと横たわっています。気温はどんどん上昇し、午後1時には38℃に達する中、重い衣装をつけたエキストラたちは長時間の撮影を耐えています。

もうもうたる砂塵の中、士官たちの集団の中に、マスケット銃の二股の支柱に寄りかかり、帽子をかぶらず、今朝から何度目かの煙草を楽しむカピタンの勇姿が見えた。彼は黙って、群集を細めた眼で眺め、冷静に一吹きの煙を吐き出していた。熱気は圧倒的だった。彼は彼のイスのところにある半分壊れた日よけのところに、ヤネスの指示を聞くために行った。何分かの注意深い集中のあと、彼は立ち上がって大またで平野の中にいる彼の兵士たちの間の彼の場所に行くために野原を横切って行った。
私は大変な撮影と、太陽の下の長時間の撮影について述べたが、ヴィゴは不平は言わなかった。
「ここ毎日8時間、動けないしセットを離れられないエキストラはもっと大変だ。それが数週間だからね。少なくとも、私は時々休憩を取れて、マテ茶を飲めるから。」と彼は私に悲しむといった雰囲気で話してくれた。

突撃してくるフランス軍を、マスケット銃兵が迎え撃つシーンが繰り返し撮られ、ようやく昼食の休憩になります。昼食の後でゆっくり話すために早くランチに行くようにと言われたミゲル記者は、猛烈な暑さに辟易しながらケータリングのテントにたどり着きます。

背が高くサングラスをかけた80代ぐらいのある男性が、ゴルフをやる人が使うような小さな電気自動車でやってきて、セット中を動き回っていた。全員が彼に挨拶し、敬意を払って彼と話していた。そして彼の答えは英語だった。彼は私のテーブルの隣の席に着いて待っていた。ヴィゴは衣装を着替えてきれいになっていた。そして私に日焼け止めクリームをくれた。「焼け焦げて死にたくなかったらそれを塗るといい。」そしてその後すぐに、私をその男性に紹介した。「こちらはボブ・アンダーソン。剣戟映画の世界の有名人だ。彼はエロール・フリン、メル・ファラー、スチュワート・グレンジャーや他の何人かの有名な剣士たちの先生だった。彼はロード・オブ・ザ・リング、パイレーツ・オブ・カリビアンや他の冒険映画のコンサルタントでもあったんだよ。」私達はお互いに挨拶を交わし、彼は私がどこから来たのか、撮影を気に入ったかと尋ねた。

この時、英語が苦手なミゲル記者のためにヴィゴが通訳してくれたそうです。

そしてカピタンは食事のトレイラーの前にできていた行列に並んだ。「アーティーチョークをいくらかと、ステーキを1つ、それから冷たいガスパチョ(訳注:冷たいトマトと野菜のスープ)。このうだるような暑さはビールにぴったりだと思うね。」と彼は私に言った。

この後食事のテーブルで、ミゲル記者とヴィゴは、ひとしきりクルエーニョ山地(訳注:レオン北部のヴィゴがアラトリステの故郷に想定した場所です)についておしゃべりしました。ヴィゴが特に興味を示したのが、やっぱり釣りの話だったそうです。

記事はまだ続きます。
 ⇒ 「ウクレスでのアラトリステとの再会」(その3)

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コメント

さすが「NOエゴ」のヴィゴですね。
エキストラの方たちを気遣うあたり、ヴィゴの優しさが滲み出ています。また、ご紹介させて下さい。

投稿: aya | 2005.07.01 00:53

>ayaさん
再びご紹介、ありがとうございます。
いつも回りに気を配っているヴィゴらしいですよね。
それにしても、暑くて埃っぽくて、大変そうな撮影だったんですね。

投稿: punkt | 2005.07.01 22:31

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