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「ウクレスでのアラトリステとの再会」(その7)

「ウクレスでのアラトリステとの再会」(その6)の続きです。
今回で、いちおうこの記事は最終回となります。

Diario de León 6月26日の記事より

Viggo-Works の paddyさんが英語に翻訳してくださったものを参考にして、ところどころスペイン語の辞書をひきつつ要約してご紹介しています。

今回参考にした paddyさんの英訳

今回の部分は、前回の最後に出てきた「英雄」についてのミゲル記者の定義から始まります。

神々がこの地を支配していたのはそう遠くのことではない。その足は粘土でできていて最後には崩壊したので、それらのすべてが頑丈で力強かったわけではないが、それでもやはり神々であった。神々と人間の間を取り次いだのが英雄で、英雄は力強く、絶対に正しいと考えられ、今ではほとんど知られていない渇望されるある種の価値を捜し求めて注目された。時が経つに連れて、彼らはほとんどおろそかにされ、忘れ去られ、さらに無効化され、彼らの価値についても同様だった。

そうして人々は、永遠の価値を求めるよりも、手っ取り早く儲けることに夢中になる、といった内容が続きます。

たった今、私たちには欠けている性質を与えられて英雄は復活した。かなり頻繁に、ほとんどの場合、それらは私達が執拗に見たいと思う事柄で間違って飾り立てられた、空想上のキャラクターである。しかし別の場合、その中のほんのわずかの場合、血の通った英雄が出現し、街角にたたずみ、通りを歩き回り、あるいは自然に彼の存在の一部を分かち合う。ヴィゴ・モーテンセンはこの究極の現代の英雄の位置を占める。すでに以前に「オーバー・ザ・ムーン」、「アルビノ・アリゲーター」、「柔らかい殻」や無情な「インディアン・ランナー」といった作品で俳優として彼自身を立証していたとはいえ、彼について知らない人々にとって彼は、ドワーフ、魔法使い、エルフの驚異的な英雄物語で、その中で彼が生粋の英雄を生き生きと描いたロード・オブ・ザ・リングのおかげで成功を経験した、海の向こう側からやってきたただの人気俳優として見られる。

だが、本当のヴィゴは今もなお見出されている。彼の「普通の人」としての面は、まったく異なる人々と交際し、どこでも彼自身が落ち着け、最高級のホテルであろうと川岸の星がまたたく空の下であろうと気にしない。時々、ブルジョアは彼をずさんな怪しいボヘミアンと間違い、我々ジャーナリスト達は生のレポートを期待して発作的な興味で彼をしつこく追いかけ、世界中のプロデューサー達、実業家達、ファン達がむなしくその後に続く。生身の人間ではない俳優のヴィゴ・モーテンセンがサインしたので、人々が「王の黄金」のように大切にしまっておくであろうサインを、彼が疲れ知らずでサインしている間に、彼らの作品を宣伝するために、彼らの商標か彼らを隣にして写真を撮らせる。彼は気がついてもらうために剣を振るう必要はない。それを凌駕して、彼の個性は他にスポットライトを浴びなくとも光彩を放つのを見ることができる。彼は彼自身の光を持っている。

ヴィゴこそが現代の真の英雄だ、というのがミゲルさんの結論のようですね。
最後の部分はわかりにくいところも多く、訳文も変な感じですがご容赦ください。
長いことお付き合いくださり、ありがとうございました。

そして、素敵な記事を書いてくださった Miguel Ángel Nepomuceno 記者と、長大な記事を英語に訳してくださった、paddyさんに大いなる感謝を!

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コメント

 こんにちは。長文の翻訳をありがとうございました。
 Nepomuceno 記者さんと、paddyさんにはもちろん、punktさんにも同様に謝辞を!
 
 最後の部分は、きっと詩的にこった文章なのでしょう。でも日本語で伝わってくるニュアンスにひたれました。

投稿: mizea | 2005.07.10 22:41

mizeaさん
暖かい言葉、ありがとうございます。
読んでくださる方がいると思うと、とんでもない誤訳をして恥をさらす危険を省みず、頑張って翻訳にチャレンジしようという気持ちになります。
ミゲル記者はまた記事を書いてくださる予定だそうですから、次を期待したいですね。

投稿: punkt | 2005.07.10 23:52

はじめまして、こんにちは。いつも楽しみにおじゃましていますが、今回はまた長文の訳をありがとうございました!感謝申し上げます。

投稿: blue | 2005.07.11 13:00

blueさん
こちらこそ、はじめまして。
いつも読んでくださっているのですね、ありがとうございます。
楽しみにしてくださる方がいると、励みになります。
これからも、よろしく。

投稿: punkt | 2005.07.11 23:01

今回の長い翻訳ありがとうございました。
なかなか難しい文章のようで、繰り返し読んでみようと思います。
いつも、ありがとうございます。また、次回も楽しみにしています^^

投稿: aya | 2005.07.14 02:36

ayaさん
いつも読んでくださってありがとうございます。
また、紹介もしてくださってありがとうございました。
次回については、paddyさん頼みです。

投稿: punkt | 2005.07.15 01:12

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