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CQCトランスクリプト(抜粋版)

Viggo-Works の Forumに、Elessars Queenさんが、先日のCQCのビデオトランスクリプト(英訳版)をアップしてくださいました。

Elessars Queenさんですら、スラングがあったり、司会者が早口だったりで、完全に聞き取れなかったところもあるそうですが、ヴィゴがらみのところだけ、日本語に訳してみました。
(英訳注)となっていることろは、Elessars Queenさんがつけたコメントで、(訳注)としているところは、私が追加したコメントです。


司会者アルトゥーロ・ヴァレス(以下AV):
「こんにちは、CQCはキャプテン・アラトリステの映画を紹介する記者会見に参加したよ。後でヴィゴ・モーテンセンにも会えるよ。じゃ、行こうか!」

(途中省略)  ヴィゴの姿を映したところで

AV:「あそこにいるのが、ヴィゴ・モーテンセン、"ちっちゃな"口髭の彼ね。ヴィゴ、こんにちは! アルゼンチンのチームのサン・ロレンソのファンなのは知ってるよ。そう、彼はアルゼンチンに住んでたんだ。マンハッタンで生まれたけどアルゼンチンに住んでたんだ。」
「ヴィゴ・モーテンセンを、ちょっと"スペイン化"したいと思います。これから、このスペインで多くの時間を過ごすんだから。ポテト・トルティージャ(訳注:いわゆるスペイン風オムレツ)と生ハム..."アラゴン"のハムを少し持ってきました。」
「ハイ、ヴィゴ。どうだい?」(ここで英語に切替えて)“How are you doing? How do you feel?”
ヴィゴ:(スペイン語で)「ノー、ノー....英語は話さないんだ...」
AV:「その方がいいや!」
ヴィゴ:「あれは...異端の言語だからね。」
(訳注:スペインはカトリックで、英語(イギリス)は17世紀にはカトリックから離脱した英国国教会(プロテスタント)になっていた。アラトリステでは異端審問官が重要な役で出てくるはず)
AV:「あなたがスペインで多くの時間を過ごすことは知ってるよ。で、あなたをちょっと"スペイン化"しようと、ポテト・トルティージャを少し持ってきたんだ。」
ヴィゴ:「それは、どうも」
AV:「ここに持ってくるまでに、ちょっと乾燥しちゃったかな」
ヴィゴ:(トルティージャを調べて)「でも、このポテトは炒めてないね...これは電子レンジでやったんじゃないの...ダメだね」(ヴィゴはトルティージャを却下)
AV:「でも、このハムを見て! "アラゴン"のハムだよ。 あなたに、"アラゴン"からハムを持ってきたんだ。」
(訳注:アラゴンというのは、スペインの地域の名前で、アラゴンの生ハムはとても有名。もちろんこれはアラゴルンに引っ掛けたギャグ)
ヴィゴ:「OK、じゃあ試してみよう。」
AV:「これは、美味しいんだ。 もうちょっとあるよ。」

(ヴィゴは、サン・ロレンソのステッカーをスーツのポケットから引っ張り出す)
ヴィゴ:「ほら、忘れてることがあるよ。」
AV:「彼は、サン・ロレンソのステッカーを持っています......信じられない!」
(ヴィゴが、サン・ロレンソのシールをインタビュアーのサングラスに貼り付けて...)
AV:「この人は、とってもアルゼンチン人です!」
(ヴィゴはサングラスをかけると、ポーズをとる)
AV:「彼は、とってもアルゼンチン人です!」

記者会見で:

AV:「こっち、こっち、'Caiga Quien Caiga' です! 」
(映画の長さに関して)「あなたは、ビリー・ワイルダーに注意してますか? 彼がなんて言ったか知ってますか? "映画が長いと、彼女達がみんな太る"」
監督:「えーと...はい、はい....ビリー・ワイルダーね」 (ちょっと頭をかかえて)「だけど、この映画はちょっと長くなるよ」
AV:「ヴィゴ。どんな感じですか?」
ヴィゴ:「とっても良いよ。ありがとう。 特に君とはね。」
AV:「あなたは、ピータ・ジャクソン、アル・パチーノ、ショーン・ペンと仕事をしてきて...今回は、アントニオ・レシネスですけど?」レシネスを含めてみんな笑う。でもヴィゴはまじめな顔のまま。(訳注:レシネスはアラトリステの仲間・友人の軍人役)
AV:「彼(レシネス)がマイクを取りました。気をつけて!」
ヴィゴ:「そう、これは『極限』だね。」(英訳注:アントニオ・レシネスと仕事をすることは、完璧の域に達するとか、彼のキャリアのハイライトといったような意味)
アントニオ・レシネス:「(AVに対して)アルトゥーロ、これは危険なことだよ...君がどこに住んでるか知ってるからな」

(途中省略:原作者のアルトゥーロ・ペレス・リベルテとのやり取りや、外でのエレナ・アナヤとのやり取りの後...)

AV:「私達は、ヴィゴがあのドアから出てくるのを待っています。ここスペインの人々が、あの外国人俳優を知っているかどうか検証してみたいと思います。」

AV:「彼が誰だか知っていますか?」
男性:「え~と、ヴィゴ・モーテンセン」
(AVは彼が知っていたのにがっかりして彼を押しやります。)

AV:「彼を知ってますか?」
年取った男性:「ああ...スペイン語が良くできる映画俳優だよ。」
AV:「良し、良し、良し!」
(ヴィゴは誉めてもらったのを喜んで、ちょっと会釈をします)
年取った男性:「彼の名前を覚えてないんだけど...」
(AVが「ヴィゴ、ヴィゴ」と囁きます)
年取った男性:「ピンゴ?」とかなんとか(英訳注:「Pingo」とは「馬」のこと)

AV:(ご婦人に)「彼は誰でしょう」
女性:「誰ですって?」
AV:「マイ・プレシャァス、マイ・プレシャァス...」
女性:「マイ・プレシャァス? 雄牛?」
(英訳注:スペイン語で、"precious" は "el tesoro"。このご婦人が言ったのは "el toro" で雄牛の意味)

AV:「ヴィゴ、ありがとう」
(ヴィゴはまたサングラスをかけます。)
AV:「素晴らしい!」
(ヴィゴが特別なピースサイン)

いやぁ、面白いですね。
ヴィゴはすっかりアラトリステ・モードでノってますね。「英語は異端の言葉だから」なんて言ってみたり、トルティージャの作り方が本式じゃないとケチをつけたり。
やっぱりラテンなノリは合ってるのかしら(笑)

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コメント

意味がわからなくても面白かったんですが、わかるとさらに楽しいですね。
日本語訳をあちこちで上げてくださっているんですが、punktさんのブログも紹介させていただきました。
ここで、湯気を出してらっしゃったアントニオ・レジネスさん、バイク事故に遭われて全治三か月なんですって。いよいよクランクインというときに、ちょっと幸先が...う〜〜こんなことを言っては(思っても)いけませんね。

投稿: えり子 | 2005.03.04 13:20

えり子さん、ご紹介ありがとうございます。
私も、他所様の日本語訳を読んで、自分の訳し方との違いを楽しんでます。
バラエティーみたいな口語の文章をセンス良く訳すのは難しいですね。
レシネスさんの交通事故の話、たったいまブログに書いていたところです。
アラトリステの良き仲間として、楽しそうな方ですのに、なんということでしょう。

投稿: punkt | 2005.03.04 13:44

私は皆さんの日本語訳を拝見して、こんなに個性が出るんだ〜...って、ただただ感心させていただいています。
ヴィゴ、トルティージャについてうるさく言ってますが、自分で作るんでしょうか?(笑)
これって、驚くほどの油を使うんですよ〜!(ジャガイモが泳ぐほど)

投稿: えり子 | 2005.03.04 14:34

韓国風焼肉をしたりするヴィゴのことですから、トルティージャなんてレパートリーのうちでしょう、きっと(笑)

投稿: punkt | 2005.03.04 17:56

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